山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年10月 トピックス】
◆一年中北風が吹きつけ、樹もなく、雑草も生えず、ぺんぺん草しかないようなスコットランドの海辺。塩分の多い砂地気味の不毛の地、リンクス。
そこで始まった羊飼いの遊び。
棒切れで石を叩いてウサギの巣穴に入れる。
これがゴルフの始まりともいわれている。
単純といえば単純な遊びだが、羊飼いたちはこの遊びに夢中になったそうだ。
戦争中でも同様。
英国では将校がゴルフのとりこになったため、ゴルフ禁止令が出たという。
一度ならず二度も。
なぜにゴルフは人を狂わせるのか。
◆ほかにも遊びが・・・
ゴルフのほかにも人気がある遊びがあるじゃないか。
戸外では野球、サッカー、バスケ。
屋内ではサカー将棋、麻雀、チェス、花札、トランプ。
こうした遊びはヒトとの勝負でアタマを使う。
でも、一人でもできる遊びがよい。
それは何だ。
一人でできる遊び・・・
マラソンがある。
しかし、マラソンは疲れる。
スキーもある。
しかし、季節が限られる。
ダイビングもある。
しかし、遊びながら仲間と話しができない。
釣りもある。
しかし、絶えずウキを睨んでおく必要がある。船の転覆や波にさらわれる危険もある。
◆やはりゴルフは・・・
ゴルフは男女を問わず、年齢も問わない。
春夏秋冬、季節を問わない。
ハンデキャップというものも男女の違い、年齢の違い、技量の違いを埋め合わせ、ゲームを面白くする仕掛けだ。
また、エイジシュートという憧れの目標も設定可能で、歳をとるに従って徐々に実現可能性が高まるのが何とも魅力だ。
いい季節に野に遊ぶことができるのがゴルフも取り柄でもある。
春は、桜の花を受けながら・・・
夏は、水面の陽光に目を細めながら・・・
秋は、紅葉を愛でながら・・・
冬には、冠雪富士を拝みながら・・・
四季折々の自然の中に身を投じるゴルフ。
そう行きたいがところだが・・・
◆しかし、いったんプレーが始まると、何が、なにが・・・
周りの景色は目に入らない。
プレーに没頭。
昼食時も、ビール片手に仲間との談笑を繕いながら、前半のプレーを反省しつつ、自己ベストを目指して、次のホールどころかバックナインの組み立てを考える。
何でそうなるのか。
ゴルフは人を狂わせるものがある。
(学23期kz)
