山口大学準硬式野球部の思い出

      山口大学準硬式野球部の思い出

山口での学生生活の始まりは山口大学経済学部の受験からです。

湯田温泉の旅館に泊まり、平川キャンパスまで歩いて行きました。

      ◇田園の中のキャンパス

平川キャンパスは田園の中にあり、スポーツをするには

いい環境でした。私はゴールデンウイークの前、準硬式野球部に

入部しました。初心者に近い私が4年間続けられたのは同期部員、

先輩のおかげです。特に大津高校軟式野球部出身のM君には

精神面、技術面で教えてもらいました。

 当時、準硬式野球部には監督がいません。マネージャーは女性でした。

練習は自分たちで計画し、硬式野球部と交替で、山大野球場で練習をしました。

中国大学リーグ(2部)に所属し、海保大、島大、広医、川崎医大などと

試合をしていました。

          ◇1部リーグ昇格

私が3年になったとき、高校の硬式野球部経験者が入部。戦力が強化されました。チームは快進撃を続け、1部リーグに昇格したのです。

 そして4年のとき、春のリーグ戦で優勝。念願の全日本準硬式野球大会に

出場することができました。技術的、経験的に劣る我々が目標に到達できたのも

チーム一丸となって努力を重ねたことによると思います。

       ◇長門市の丘に眠る親友

準硬式野球部の思い出は練習と試合だけではありません。

新入部員歓迎、壮行などのコンパ。

“主戦場”は惣野(そうの)旅館でした。

2次会で深夜、道場門前の寿司屋に繰り出したこともあります。

“山女”との合コンも。“ダンパ” も計画し、実行しました。

 残念なのは準硬式野球部の同期、M君が17年前、

病気で亡くなったことです。某銀行を休職中の時でした。

 M君は山口県長門市三隅町の丘に眠っています。

 (山口大学経済学部29期 K・Y)