山口大学サッカー部の猛練習

           山口大学サッカー部

小生は6月5日に開催された長州歴史ウオーク(鳳陽会東京支部主催)に

参加しました。同窓生とともに歴史の現場を巡りました。一度は見てみたい

名所であり、小生にとり、とても有意義な企画でした。

 また、同窓生と語り合うなかで、山口の青春の記憶がよみがえりました。

           ◇サッカー部入部

小生は1960年代、山口大学経済学部に入学した。

亀山校舎に近い鳳陽寮・南寮に入寮し、学生生活を始めた。

中学生のころから「いつか、サッカーをしたい」と思っていた。

サッカーは世界のスポーツだ。

私はサッカー部に入部した。

        ◇炎天下の猛練習

 新入部員は20~30人いた。ところが、練習が厳しい。

夏の炎天下。走る。走る。しかも、当時のサッカー部の方針で

練習中、水を飲むことができない。これはつらかった。新入部員は

どんどん、やめていった。だが、私は音(ね)を上げなかった。

やめようと思ったこともない。サッカーを続けた。

 新入生のとき、私はとても痩せていた。骨が目立つので「ボーン(骨)」

と呼ばれていた。だが、サッカー部の猛練習で足腰が鍛えられた。

心肺能力も高まった。

           ◇雨の決勝戦

 チームの戦力は強化された。確か、私が3年のときだ。山大サッカー部は

国立大学対抗戦に出場した。中国・四国・九州の国立大学のサッカー部が

結集し、試合に臨んだ。山大は強かった。勝ち進んだ。

雨の決勝戦で広島大学と対戦した。

チームは敗北したが、2位となった。

 小生は大学を卒業し、商社マンとなった。

社会人になってからもサッカーを続けた。

新婚時代、妻をサッカーの試合によく連れていったものだ。

 大学卒業後もサッカー部員たちは、学年を超えて山口の湯田温泉に

集まるなどして、交流を続けている。

 (山口大学経済学部16期、元サッカー部 T)