優が2つの大学生活
バブル世代1989卒の私は、ご多聞にもれずバイトとテニスサークルと合コン三昧の大学生活を謳歌しました。授業を受けに毎日学校に行ったのは教養部のひと月くらい。あとは代返(代理返事)とテスト前にノートのコピーをもらって一夜漬け。
それでも3年生までに卒業単位を取得できたのは、友人、後輩ネットワークの賜物です。
そんな私でも、2つだけ優をいただいた講義があります。
一つは 欧米経済論、確か河野教授の担当でボーイングやATT、IBMといった当時の最先端企業がMilitaly industrial complex 軍産複合体によって生まれてきた事例を紹介して頂き、毎回目から鱗の講義内容でした。もう一つは、菰田教授の経済統合論。未来学者として著名なアルビントフラーの第3の波(残念ながら絶版)を教材として使い、農耕(第一の波)、製造業(第二の波)そしてその次はデータ、情報(第三の波)が世の中の主流になるという事を1980年に予測したもので、300ページを超える本を何度も読み返した記憶があります。こちらは2単位、しかも試験はなくレポートのみだったのですが、優をいただきました。
優2つの成績でしたが、時代はバブル、売り手市場、たくさんの企業から内定をいただけるような良い時代でした。あれから30数年、外資系数社を渡り歩き、55歳になった今年からは、イスラエルのコネクテッド自動車向けサイバーセキュリティー、ソリューションプロバイダーのスタートアップ企業の日本法人立ち上げをやってます。
イスラエルのサイバーセキュリティー技術はまさに、軍産複合体で産出されたもの、そして第三の波のど真ん中で、目から鱗の日々を送っています。イスラエルの同僚(といっても娘と同じくらいの年齢もたくさん)は男女共に徴兵を経て軍のサイバーセキュリティー部門の精鋭部隊経験者。年齢問わず心身共にタフで、ついていくのは大変ですが、改めて日本が平和であることの有り難さを感じています。
日本語版のサイバーセキュリティーレポートを作成しましたのでご興味のある方は
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大学37期 上野 啓 鈴木ゼミ