思い出のワンゲル②【番外編】

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

【2022年11月トピックス】

【番外編】

夏合宿(北アルプス・南アルプス)

夕方6時就寝(まだ陽が高い)、早朝2時起床(満天の星空)、4時出発。これが夏合宿のサイクルです。一年生の「起床!」の声に飛び起き、ご飯を炊いての朝食、片付け、テント撤収、パッキング(リュックに荷詰め)を、懐中電灯の明かりだけを頼りに二時間でやるのは大変でした。最初もたもたしていた一年生も合宿後半には見違えるように早くなり、心なしか顔つきも引き締まってきたものです。ある合宿での寝ながらの会話。「下界じゃ俺たち今頃何やってたっけ?」「ん-、万両に並んでますね」

エピソード(魔の高野豆腐事件)

合宿初日、すき焼きを食べていた一年生が「今日は高野豆腐も入ってるんだ」と感激。リーダーと食料係(エッセン長)は「んー?そんなもの入れとらんぞ」。一年生が「でも、ほらー」と持ち上げたのは、たっぷりすき焼きの汁を吸った食器洗用スポンジでした。暗い中、懐中電灯だけで食事を作ると、ままこのようなことが起きました。

3秒ルール

山での食事はテーブルもないので、ご飯をひっくり返したり、食べ物を落としたりすることがよくありましたが、そんな時3秒以内に拾えば何もなかったことにする(自分で思い込む)ルール。その場合、周りの者は皆顔を背けて見ないようにするのがマナーとされた。社会人になった後も、床に落としたものを拾って食べようとする癖がなかなか抜けませんでした。

用語

ワンダーフォーゲルはドイツ発祥なので、食料をエッセン、女性部員をメッチェンと呼びます。そこから派生して、男の部員をオッチェンと呼んだりしました。また山に登る人達の隠語もよく使います。他大学のワンゲル出身者と話すと、使われていない言葉が多く、驚かされました。

【元ワンゲル部員A】

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

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