先輩の書道展に誘われて

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2023年 12月トピックス】 

12月初旬の長州歴史ウォークで、趣味多きT先輩とお会いした。

午前中は消防団の訓練があるということで、午後の部から参加されたT先輩。

長崎北高、安田ゼミ、水泳部所属。卒業後は大手住宅メーカーでご活躍された18期の先輩だ。

私がお会いするのは初対面だが、私も生まれは長崎。

同郷のためお国訛りも一緒。とても親近感が湧く。

先輩から名刺を頂いたが、そこには先輩の現在のご活躍ぶりを示す肩書が詰まっていた。

都内某区消防団 分団班長 応急手当普及員

同区書道連盟 同人

日本スポーツ協会公認 水泳コーチ

宅地建物取引士

今後

 詩吟、カラオケ、山歩き、映画鑑賞

とある。

先輩に消防団に入隊された経緯を伺うと、第一線を退いた時、第二の人生はお国のため、人のために役立ちたいと思い消防団の活動を始められたという。

この時、書道展の案内はがきを頂いていたため、年の瀬に展覧会会場に伺った。

先輩の書は神奈川の俳人で馬酔木会同人の故・古賀まり子の句を書いたもの。

月光の 觸れて白玉 椿落つ

先輩としては「觸」と「椿」の字を強調した同じ書も出したが、選者が出展・署名・落款の箇所を好み、この書を選抜したという。

先輩の思うに任せた感じ二文字を配した書をぜひ見たかった。

特に潤渇と垂れたはらいを大きく強調した「椿」の字を。

よく話を伺うと、先輩はこれまでにも毎日書道展で何度も入賞されているという。相当な実力の持ち主のようだ。

先輩は、書に限らず、多方面でお忙しく、充実した毎日を過ごされているようで、そうした先輩の姿を拝見すると元気を頂く。

私も見習わないといけない。

(学23期kz)

先輩の書
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