中也について

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】

大学29期KYさんからの投稿

◆随筆家小林秀雄は、最近まで存命でした。中原中也と小林秀雄の関係は、長谷川泰子を巡る三角関係を中心にした愛憎劇に当方は関心を持っていました。

泰子は中也を捨て、小林を取った。

随筆家小林秀雄は、最近まで存命でした。中原中也と小林秀雄の関係は、長谷川泰子を巡る三角関係を中心にした愛憎劇に当方は関心を持っていました。

泰子は中也を捨て、小林を取った。

形の上では、小林が中也から泰子を奪ったことになる。

◆そうした事件の後からも、中原と小林の交友関係は続き、死の直前、故郷山口に戻る決心をした中原は、二冊目の詩集となる『在りし日の歌』の原稿を小林に託すほどだった。

◆湯田温泉中也記念館の碑面には、「帰郷」の一節「これが私の故里だ/さやかに風も吹いている/ああ、おまえは何をして来たのだと/吹き来る風が私にいふ」という詩句が掘られている。

(大学29期 KY)

コメントを残す