山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年4月 トピックス】
◆ゴルフのスウィングには各人それぞれ癖がある。
特にアベレージゴルファーには抜きがたい癖がある。
グリップ、スタンス、バックスウィング、トップ、切り返し、ダウンスウィング、インパクト、フォロースルー。
無くて七癖。
ゴルフもそうかもしれない。
◆ゴルフ雑誌を読み、テレビのゴルフ番組を視、ユーチューブの画面を繰り返し研究し、かなり理想的なスウィングに近づいたのではないかと思いながら、練習場でクラブを振る。
しかし、己のスウィングフォームをビデオに撮ってみると、情けない画像に愕然とする。
体重の乗せ方、右肩からの突っ込み、左肘が引ける、両手が伸びない、インパクトの時、撓屈(右手首が手の甲側に折れる)掌屈(右手首が手のひら側に折れる)。これだ。
私もこれに泣いた。いや、現在進行形だ。
ボールなしのスウィングではいいスウィングができるのに、ボールに向かうと、思うようなスウィングは出来ない。
コースに出てパートナーと一緒に回ると、どうしてもボールを打ちにかかる。
◆ドライビングレンジで打っていると、レッスンプロが生徒に教えている光景に出会う。
ここでは他人のスをは客観的に見ることができる。
レッスンプロが生徒を指導するが、生徒はその通り打てていない。
しかし、レッスンプロは生徒が出来ていなくても褒める。
とにかく褒める。
見ている私も恥ずかしくなるくらい、かなりオーバーに褒める。
褒めないと生徒がレッスンを止めるからか。
生徒が止めると「レッスン料」が入ってこない。
翌週来ても光景は同じ。生徒のスウィングにはほとんど改善が見られない。
全く変わらないスウィングが続く。
それでもレッスンプロは褒める。
◆傍からから見たら、私もそうだろう。
本番よりも練習が好きな私は、昔から自己流の変な癖がついており、癖ががなかなか取れない。
◆地方勤務をした若者がいた。
彼は2年間の地方勤務の間、レッスンプロについて指導を受けたという。
そのスウィングたるや、私の目から見て理想形に近かった。
当然スコアもまとまっている。
レッスンプロに習うコーチ料は安くはない。また、スウィングが変な癖に固まる前に、ケチらず、多少金がかかってもレッスンプロの門を叩く方が、結局は長い間のゴルフライフをエンジョイでき、うまくなる近道なのかもしれない。
鉄は熱いうちに打てということか。
悲しいかな、もう遅い。
こうなったら、自分なりのクセを磨いて大らかにゴルフを楽しむ方が、ストレスフリーで潤いのある人生につながる早道かもしれない。
(学23期kz)
