生前葬

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年9月 トピックス】


◆サラリーマン時代の47歳位の時だと記憶しますが、当時、東京で勤務していましたが、故郷の広島で生前葬をしたことがあります。
といっても、場所は実家やお寺ではなく、広島の歓楽街の流川の居酒屋でした。
最初は帰省した際に、いろんな懐かしい人と会って久しぶりに話をしたいと思いましたが、ひとり、ひとりと会っていると人数が限られるので、一堂に会してもらえば多くの人と再会できると思い付きました。
それには大義名分が必要で、昇進は私には縁がなく、「生前葬」となった。

◆葬儀ですから参加者同士の横の繋がりは必ずしも必要ではありません。
もちろん、喪服姿の人はいなかったが、15名の男女が集まってくれた。
何しろ、私が亡くなったことを前提にしているので、参加者の表情が読み取れて面白い。
聞き耳を立てると「Yさんは実にいい人であった。」と一部の声はあったが、結構、悪口も聞こえたが、それはそれでいい。(笑)
知らない人同士のコミュニケーションにもなり輪が拡がり大変喜ばれた。

◆私の会社時代の先輩、同僚は企業戦士として活躍されたが、信じられない多くの人が、現役中か退職して間もない頃に病気で亡くなっておられる。
私も生前葬をきっかけに、自分は周囲に神経を使わないで我侭に思うように生きることに決めた。
周りから見ると、それまでもマイペースであったが。(笑)
一度は死んだのであるから、何でも出来る。

◆最後は、会葬御礼として、東京のおみやげの虎屋の羊羹を配った。
虎屋の羊羹は重いが、嵩張らないので便利である。
二次会は流川のスナックを借り切って、飲めや歌えやで深夜まで多いに盛り上がった。

その後、早期退職して62歳の時に大病を患い、先取りし、先見の明があったと思いましたが、幸か不幸かまだ生きています。(笑)
(学22期 Y・Y)

※コメントを宜しくお願いします。
①トピックス末尾の「コメントを残す」欄から。
あるいは
②私のメールアドレスへ
0rb6672r388367t@ezweb.ne.jp

コメントを残す