山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2024年9月 トピックス】
◆昭和60年(1985年)4月に入学して、入会したテニスサークルの2つ上の先輩の振る舞いは、18才の私にとって憧れであった。
酒、麻雀、パチンコ、ボーリング、深夜のドライブ、山口での4年間の大学生活を楽しむために必要な事は、この先輩に教えていただいた。
◆苗字が岡本なので、先輩方は”太郎”と呼び捨てにし、私たち後輩は”タローさん”と愛着を込めて呼んでいた。
タローさんは、本当に面倒見の良い先輩で、おでんの(一八)、鳥唐揚げの(鳥惣)、コンパの最後には、寿司屋の(めざまし)、焼き鳥の(ひばり)など山口のグルメを随分ご馳走になった。
恋愛相談含め、大人の階段を登る18歳の私にとっては本当に頼りになる先輩であった。
よほど山口が気に入ったのか、タローさんは8年間在籍、結局卒業せずに中退となった。
(確か、6回生までは親にも留年はバレていなかったと記憶している)
◆そんなタローさんが還暦を迎える事になり
テニスサークルのタローさんに世話になった7世代にわたる後輩たちが
本人には内緒でサプライズパーティーを企画した。
その日の山口は観測史上最高の38度を,記録する残暑厳しい週末であった。
コンクリートジャングルの東京とはちがい、夕方以降はいくらか凌ぎやすくなった頃、全国から30名の、後輩たちが湯田に集まった。
「わしの人生最大のサプライズじゃ」と喜んでいただき、40年ぶりのストームも!
◆タローさんという偉大な先輩に出会えたこと、そしてタローさんをハブに、40年近く経っても、一声かけると.なんの利害関係もなく、集う同期,後輩たちの存在は本当にありがたい。
濃厚な4年間をこのテニスサークルの愉快な仲間と山口(平川)で過ごした時間は、本当にプライスレスであったと改めて、心から感じた、秋が待ち遠しい、湯田の夜でした。
(写真は翌日,登った東鳳翩山からの景色)
学37期 上野啓