山大生なら何でもできる

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年1月 トピックス】

投稿者:学64期 窪井耕

はじめまして、窪井耕といいます。2016年、山口大学を卒業し、新卒でテレビ山口株式会社に入社し、2023年に株式会社ctowを創業。現在、TikTokを活用して全国の社長を紹介するメディア「社長の名は」を運営しています。

今回は、在学中の皆さんへ伝えたいことは以下です。

「学歴は、たぶん関係ない」

東京で出会った数々の社長が、そう気が気付かせてくれました。

私は生まれてから28年間、山口県以外で暮らしたことがありませんでした。そんな私が上京を決意したきっかけは、東京の起業家との出会いでした。

「お前、面白いことしてるな。明日、東京に来いよ!」

突然そんな一言をもらい、次の日、山口宇部空港から羽田空港へ向かいました。2016年に山口大学を卒業後、テレビ山口株式会社の営業部で6年間勤務していました。その頃、テレビが若者に与える影響力の低下を目の当たりにし、「自分で若者に届くメディアをつくりたい」と決意して退職。趣味で始めたTikTokでは10万人のフォロワーを獲得しましたが、当時は全く稼げませんでした。

そんな時、オンライン仕事マッチングサービスで出会ったのが、冒頭の起業家です。この出会いが私の人生を大きく変えました。

現在の主軸事業である、TikTokを活用した全国の社長を紹介するメディア「社長の名は」を立ち上げ、これまでに年商数億〜300億円規模の企業から、社員数名の会社まで、全国で100人以上の社長を取材させていただきました。

社長たちに学んだことインタビューでは毎回、次の2つを必ず聞きます。

「これまでの人生で最も大変だったことは何ですか?」
「どん底からどのように這い上がりましたか?」

社長たちが語る「最も大変だったこと」は、100人いれば100通りでした。100億円の負債を完済した社長、社員全員が辞め会社が回らなくなった社長、精神的に疲弊し売上が激減した社長。それぞれが異なる困難を乗り越えています。

しかし、どの社長も共通していたのは、「自分を信じたこと」です。

「できる」「なんとかなる」という根拠のない自信。

それが、彼らを次のステージへと押し上げたと感じます。高い壁を乗り越えるには、まず「超えられる」と信じることが大切だと気付かされました。「超えられない」と思えば、その瞬間に挑戦は終わる。

そんな私も、入社した東京の会社が半年で解散。明日から給料がない状況になりました。一瞬どうしよう?と考えましたが、社長達の話があったので、「まあ、大丈夫か」と気が楽になりました。そして、起業を決意。現在、日本最大級のTikTok社長メディアに成長しています。

「山大だから大企業に入社できない」
「山大だから年収1000万円超えられない」
「山大だから夢が見られない」

私が在学中、同級生はそんなことをよく言っていました。しかし、そう思うことが、自分の可能性を閉じてしまいます。私がこれまでの31年間で感じたのは、大学名で不利になったことは一度もないということです。特に東京では、どの大学を卒業したかよりも、「今、目の前の仕事にどう向き合い、どれだけ本気で生きているか」が問われてきました。

また、地方出身者だからこそできること。私は今、地方で生まれ育った経験を武器に働いています。山口県の風土や経済動向を理解しているからこそ、東京で得た視点と組み合わせて新しい価値を生み出せると信じています。地方で育ったこと、それ自体を強みにしようとしています。

「山大だからできた」と言える経験を、皆さんも積み重ねてください。どんな人も、必ず光るものを持っています。

「学歴は、たぶん関係ない」

自分の心に従い、ワクワクする道こそが答えだと信じたい。これから私も、年商100億、1,000億を目指し、山大生が自慢できる会社になるべく、挑戦を続けていきます。会社の規模も人間的にもまだまだですが、毎日一歩づつ成長していきます。

いつか皆さんとお話できると嬉しいです。
ありがとうございました。

(学64期 窪井耕)

会社のメンバー(山口出身)、筆者は中央。
取材でミャンマーへ

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