「60だい」の壁、「80だい」の壁

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年4月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんの投稿

◆世間で好評を博した本に「バカの壁」がある。相対する二者には越えられない壁…

初春の山行にも、「60だい」の壁、「80だい」の壁がある。

◆では、迷い、遭難に繋がることさえある。

では、壁とは何か? 

中国地方の低山(800m級)、残雪の残る山。

遠方から見ると、雪が山にあるようには決して思えない。しかし、実際山に入ってみると、通路となるところ、また木の根っこ部には残雪がある。

低山の山登りを仲間と雪渓を踏みながら、隊列を組んで登っていくと前述の壁にぶち当たる。いや、正確に言うとその壁で落ちる。

60kg台の体重の人が何ら問題なく通過したあとを頼りに、80kg台(言い訳がましくなるが、正確には限りなく80代に近い79.5kg)の自分は残雪の深みに嵌まり込む。40cm位のところもあれば、もう少し深みの60cm位のところに嵌まり込むことにもなる。

これは当人にとっては、決して笑えない体重の「壁」である。(笑)

◆会社生活の中で積み上げた貫禄と言うのか?少々溜め込んだ重さ、80kgは80kg!その上、アラ還の辺りから自分の健康問題も含め、体重の針はやけに気になる。(学生時代は60kg台前半…)

◆山行においては、自分の歩むべき道は前者の登攀の跡は道標になるが、それが自分の歩むべき道とは限らない。

廻りの環境、自分の状況がある…

人の生き方においては、最も相応しい道は、自分で見出す道となる。時に積極的な挑戦や、はたまた、廻り道、寄り道もしながら。

旧仙崎村出身の金子みすゞは言う。「みんなちがって、みんないい」(詩:「わたしと小鳥と鈴と」の結語より)

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