山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年4月 トピックス】
37期 上野 啓
◆今年の春は、気温が乱高下し、春と冬と初夏が日替わりメニューでやってくる様な気候が続いた。桜も開花から葉桜までの期間が2週間以上と例年より長く花見を楽しめたが、気温差が激しかったせいか、満開となっても例年ほどの桜色になっていなかった様に感じた。
◆その日も肌寒い夜ではあったが、4月12日に開催されたサザンオールスターズ 「Thank you much live 」は期待通り、いやそれ以上の熱いライブとなった。
チケットは毎回、数十倍の倍率なので、我が家は全国ツアー開催地の抽選に応募して、当選した場所へ旅行を兼ねて行く事にしている。
今回は故郷の福岡 Pay Pay Dome が当選、墓参りも兼ねてのライブ参戦となった。
◆サザンオールスターズは1978年(昭和53年)に「勝手にシンドバッド」で衝撃的なデビューをして以来、実に46年にもわたって世代を超えて人々を魅了し続けている。
デビュー当時小学6年生であった私も、掃除の時間には、ほうきをギターに見立て、ララララララ ラララーと教壇の上でモノマネしていた。昭和歌謡をベースにJ Popという音楽ジャンルを作りあげたミュージシャンである。
◆私の世代(アラ還)はサザン世代のど真ん中。高校、大学時代は、まさに様々なシーンにサザンソングがBGMとして流れていた。TBSのドラマ「不揃いの林檎達」で流れる「ミスブランニューデー」や時代の流行語にもなった佐野史郎扮する冬彦さんのドラマ
「ずっとあなたが好きだった」のオープニング「涙のキッス」、映画「稲村ジェーン」の挿入ソング「希望の轍」や「真夏の果実」。そして最近では、ユニクロのCM ソングでほぼ毎日耳にする神宮外苑の再開発に一石を投じた「 Relay 杜の詩」など本当に数えきれない名曲で日本国民に愛されている。
◆詩や曲も素晴らしいが、Liveにいくとその舞台演出や照明の素晴らしさで毎回鳥肌が立つ。
(残念ながらライブ会場の写真は撮影不可)
アコースティックギターの弾き語りもあれば、セクシーなダンサーが乱舞するド派手なステージにコーラスの美声も加わり、サザンの名曲と共に5万人の観客を魅了する。
◆デビューから46年、メンバーは全員70歳間近であるが、3時間近い公演を休憩もなく演じ続ける、まさにThe Entertainer。
今回のライブは昭和、平成、令和の名曲を30曲。
周りを見渡すと、思い出の涙、感動の涙、そして観客の全員が Thank you so much と心から叫んだ素晴らしい時間。
終演後に福岡百道浜から駅に向かう道では遅咲きの桜の木から花びらがひらり舞い落ちる まさに 「桜ひらり」の 夜となりました。
さて次回はどこで参戦できるかな?
学37期 上野啓
(写真はPay Payドームと故郷宗像のイカ活き造)

