金子みすゞの作品 ①積もった雪

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年2月 トピックス】

◆積雪

昨年に続き、今年も東北・北陸では5メートル近い積雪になっているようだ。

今日から、また寒波が再来すると報じられている。

昨年、都心では3月中旬に1センチほどの雪が積もっただけだったが、今年はどうか。

◆金子みすゞ 「積もった雪」

金子みすゞ。明治36年に生まれ、昭和5年に幼い娘を残し服毒死する。26歳の春だった。

彼女の詩に「積もった雪」という作品がある。

◆「積もった雪」

上の雪 さむかろな。 つめたい月がさしていて。

下の雪 重かろな。 何百人ものせていて。

中の雪 さみしかろな。 空も地面もみえないで。

◆金子みすゞの詩の中で、希望の詩よりも絶望の詩に惹かれるという作家がおり、ラジオのパーソナリティーも務めている。

数か月前、ラジオの番組で「積もった雪」を紹介していた作家。

彼の名は頭木弘樹(かしらぎ ひろき)氏。

山口県生まれ。山口高校出身。

肩書は「文学紹介者」。

安倍元首相も罹患していたという難病・潰瘍性大腸炎。

頭木氏も大学時代にこの病に侵され、下痢・腹痛・めまいで入退院を繰り返し、心が病んでいく。

こうした時にカフカに傾倒し、「絶望心」が癒されたという。

彼は金子みすゞを、カフカ同様「絶望の側に立った作家」だと位置づけ、金子みすゞの詩を紹介する。

つづく

(学23期kz)

酸ヶ湯の雪

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