ゴルフ 何でそうなるの ⑯2番アイアン

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年10月 トピックス】

◆全英オープンでは、プレーヤーは冬の装い、あるいは雨合羽姿でプレーする姿が毎年放映される。

米国のマスターズや全米オープンの開催地とではコースの状況が全く異なる。

海の近くのコース。トッププロでも向かい風では7番アイアンで100ヤードしか飛ばないようなことにもなるという。

地面も堅く、バンカーは深い。

寄せは、浮かせるよりピッチ・エンド・ランや場合によってはパターの方がスコアがまとまるようだ。

◆ニック・ファルド

全英オープンで3度優勝したプレーヤーにニック・ファルドがいる。

身体も大きく、細く優しい目、しかし見方によってはオオカミのような鋭い目にもみえる。

最初は1987年の優勝。

この時はレッスンの師・レッド・ベターと一緒にスウィングを改造して臨んだという。

そして1990年と1992年にも勝った。

◆ニック・ファルドは当時ミズノと契約しており、アイアンセットを揃える際にはミズノの最先端モデルを2番アイアンからピッチングまで、それに53度と60度のウェッジをそれぞれ20本づつ用意させて試打をし、一番相性が良かったクラブの組み合わせで1セットを用意し、次に感触の良かったクラブを予備のセットにしたという。

◆2番アイアン

テレビで見たか、雑誌で読んだか、全英オープンでニック・ファルドが放つ2番アイアンが正確無比に飛び且つ止まり、その年の全英オープンをさらったという。

その報に接し、その月は2番アイアンのことで頭がいっぱいになった。

土日のたびにゴルフ道具屋で、中古の2番アイアンを買って来ては、練習場に向かい、買い替えては打った。

気分はニック・ファルドに成り切っていたのだが。

しかし現実は厳しかった。

(学23期kz)

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