山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年10月 トピックス】
◆全英オープンでは、プレーヤーは冬の装い、あるいは雨合羽姿でプレーする姿が毎年放映される。
米国のマスターズや全米オープンの開催地とではコースの状況が全く異なる。
海の近くのコース。トッププロでも向かい風では7番アイアンで100ヤードしか飛ばないようなことにもなるという。
地面も堅く、バンカーは深い。
寄せは、浮かせるよりピッチ・エンド・ランや場合によってはパターの方がスコアがまとまるようだ。
◆ニック・ファルド
全英オープンで3度優勝したプレーヤーにニック・ファルドがいる。
身体も大きく、細く優しい目、しかし見方によってはオオカミのような鋭い目にもみえる。
最初は1987年の優勝。
この時はレッスンの師・レッド・ベターと一緒にスウィングを改造して臨んだという。
そして1990年と1992年にも勝った。
◆ニック・ファルドは当時ミズノと契約しており、アイアンセットを揃える際にはミズノの最先端モデルを2番アイアンからピッチングまで、それに53度と60度のウェッジをそれぞれ20本づつ用意させて試打をし、一番相性が良かったクラブの組み合わせで1セットを用意し、次に感触の良かったクラブを予備のセットにしたという。
◆2番アイアン
テレビで見たか、雑誌で読んだか、全英オープンでニック・ファルドが放つ2番アイアンが正確無比に飛び且つ止まり、その年の全英オープンをさらったという。
その報に接し、その月は2番アイアンのことで頭がいっぱいになった。
土日のたびにゴルフ道具屋で、中古の2番アイアンを買って来ては、練習場に向かい、買い替えては打った。
気分はニック・ファルドに成り切っていたのだが。
しかし現実は厳しかった。
(学23期kz)
