新しい朝が来た、希望の朝だ! 柵原から美祢にバトンを

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年8月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆毎朝、6時30分になるとラジオから聞こえてくる。 

新〜しい朝が来た!希望〜の朝だ!

ラジオ体操の巡回だ。

8月8日の末広がりの日には、岡山県の中央山間地に位置する美咲町立柵原学園(平成の大合併から20年記念事業の一つ)を会場にラジオ体操が開催された。

(人口減少に伴い小学校の集約と中学校を、一体化した9年計画で義務教育をする学園)

子供会が主催で行われていた町内の夏のラジオ体操も懐かしい。

また、柵原の名前に柵原鉱山の名前が想起される方が居たら嬉しい限りだ。(かつては、日本を代表とする硫化鉄鉱の鉱山。片上鉄道、病院経営等々の旧柵原町のインフラを一企業が担っていた)

◆6時30分前の「30分」! 

ラジオの舞台裏では、大切な時間だ。

“前説”と言われる放送への準備の時間の時間だからだ。

伴奏をする生のピアニスト、体操の指導員。この二人の主客以外に、放送局のスタッフ、実施主体である美咲町のスタッフは大変だ。また、地域の婦人会も赤い前掛けで助っ人となる。

ラジオ放送開始と同時の大きな拍手、冒頭の参加者の声としての「おはようございます」の挨拶の発声練習、第一体操の8番目の体操(腕を上下に伸ばす運動)にあわせては、「いち!・に!・さん!」の掛け声をみんなで元気よく。

第一体操は小中学校の体育で叩き込まれてきるから、どれだけ体になじんだものか!を実感する。しかし、第二体操となると状況は一変する。如何に怪しい所作に各人がしているか…その様を想像するだけでも楽しい。

本番はラジオの放送のままなので割愛しよう。

◆”前説”の中では、より体操を身近に感じてもらうため、そして「笑い」を盛り込む工夫がされている。

例えば、左右の腕が違う動きをする体操。

右手は二拍子で足、頭の横、左手は三拍子で足、肩の高さ、頭の横、左右別々の動きも取り組んだ体操が紹介された。そうと言われても、左右の腕は全くの別物…(笑)

2×3だから、6になった時(最小公倍数)には、左右の腕の動きが揃うはず。その前に左右が違う動きを求められると頭の中は大混乱(笑)

老若男女が揃っているから、少し認知症予防のメニューを取り入れているのか…

帰り際には、ラジオ体操のカードの裏面に”参加”のはんこを貰っていたことも懐かしい。

◆ラジオ体操巡回のバトンは明日の朝には第二の故郷山口に渡される。

宇部サンド美祢球場だ。

そして、ラジオ体操の中には、社会的に重要な問いかけ(”新〜しい朝が来た!希望〜の朝だ!)が内包されていた。

(岡山B)

One thought on “新しい朝が来た、希望の朝だ! 柵原から美祢にバトンを

  1. 岡山Bさんは柵原のご出身でしたか。柵原鉱山には仕事で何度も行きました。
    懐かしい場所のひとつです。
    お会いする機会あれば、柵原のお話でもしましょう。
    記憶を掘り起こしていただき頂き、多謝。
    倉田一平

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