山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
【2023年2月 トピックス】
お菓子の「ういろう」の源流となった「ういろう薬」、これに興味を持った。
外郎家(ういろうけ)の自前の万能薬、いわゆる「透頂香(とうちんこう)」のことだ。
仁丹にも似ている。
◆成分
「ういろう」薬の主な成分を調べてみると、龍脳、タンニンを含んだ阿仙薬、桂皮となっており、芳香の成分としてムスクが使われている。
◆薬の効能
この薬は万能薬であり臭い消しとしても使われ、時の天皇から「透頂香(とうちんこう)」という名前を賜ったが、これにはいわれがある。
薬の外側がはげると、芳香を発する。このため、朝廷では冠の中に留め置くと、時の経過とともに芳香が漂よった。また兜の蒸れによる悪臭予防の意味もあり、身体を守るお守りの意味も込めて、武士の間でも兜の中に忍ばせていたという。
「透頂香(とうちんこう)」は何に効いたのか。
痛み、頭痛、歯痛、胃痛
消化器系では、胃痛、下痢、胃腸炎、食欲不振、嘔吐
気管支系では痰のつかえ、気管支炎
循環器では心臓病、そのほか、酒の悪酔いや日射病にも効くらしい。
◆コロナ禍で
コロナはどうか。
コロナに効けば申し分ないのだが。
効能の中にはまた、伝染病にも効くと書いてある。漢方でのコロナ退治。
また、ういろう菓子も分包してあり衛生的。コロナの時代に合っており、甘さも控えめで身体に優しいかもしれない。
◆400年の長寿企業
意外にも、身近な方も、カバンに、またハンドバッグに忍ばせていることが分かり、これには驚いた。根強い人気があるのだ。
薬と菓子の外郎家。100年続く「センテナリアン企業」どころか、スーパーセンテナリアンの400年企業だった。
(学23期kz)
山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
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小田原名物の漢方由来の万能薬の「ういろう」(別名透頂香)は体調が悪かった時に一時期飲んでいました。
まさに仁丹のようなもので、知り合いが心配して日本橋三越前で販売していたものを購入していたようで、中々手に入らない貴重で高価なものと聞いています。
小田原にはサラリーマン時代に特約代理店があり、社長インタビューで上司と一度行きました。
後は小田原競輪があり、30代半ばに2回行きました。
小田原はゆっくりと観光したいところですね。
なかなか、ご経験豊富ですね。
うらましくおもいます
ご経験豊富で、博識すね。
うらましく思います。