山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
【2022年11月トピックス】
一の坂川・竪小路界隈の地域主導の町おこしイベント「アートふる山口」が開催されたのが1996年。秋の風物詩として23年間開催されてきたが、コロナもあり2019年は中断された。
しかし、その種は残り、昨年に続き11月4日(金)から6日(日)にかけて「竪小路・まちなみアート」が開催された。
会場は八坂神社までの萩往還・竪小路。最近では八坂神社のはす向かいに古民家を改装した欧風レストランができている。現地で経験を積んだシェフが店を開いており、なかなかおいしく評判が高いという。
八坂神社の境内横の公園は小さなコンサート会場に早変わり。爽やかな秋空の下、アコースティックギターの澄んで乾いた音色で、昔よく口ずさんだ曲目が奏でられた。
コンサートの終わり頃には一時的に小雨が舞ったが、雨上がりの後には虹が立ったのが愉快だった。
竪小路に点在する店は各流派の生け花アートの展示会場となり、また、ある店は画家・加藤照氏の作品が置かれた小さなにわか美術館に。加藤照さんが好む独特の青が支配する絵が、竪小路のシックな小店とよく調和していた。
懐かしの道場門前、米屋町の通りまで足を伸ばす。
ひと頃に比べてシャッターの下りた店がかなり減っており、新しい小ぎれいな店が増えていることに軽く驚く。これには行政の開業補助金制度も貢献しているらしい。
また、最近は街の周辺部に10階ほどのマンションが建ち始めており、井筒屋のすぐ近くも、来年3月に建つ18階建ての高層マンションの建設予定地になっていた。
◆「よそ者」の活躍
このまちなみアート、企画した中心人物が山大経済で筆者と同級生K君で、地元のイベントの大物になっている感がある。この手のイベントには欠かせない人物になっている。
また、K君の相棒で東京在住のS君は東京から力強い支援を行っている。同郷の画家の加藤照さんをイベントに引っ張り込んだ。また、イメージキャラクターとして女優さんを東京から呼んでいる。
九州F県出身で山口在住のK君、九州K県出身で関東在住のS君、画家の加藤照氏、そしてわたし。
竪小路のイベントは「よそ者」が活躍していた。
学生時代を過ごしたところは懐かしい。思い出のかけらがあちこちに散らばっている。
山口はいわばもうひとつの故郷。
気に入った別荘を愛する感覚に似て、ある程度の時間と資金を気軽に注ぎ込み、応援することを楽しむ気楽さがある。
(学23期kz)
山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
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