雪舟庭に至る道の傍に…

サラリーマン時代の8年位先輩のMさんは学部は工学部でしたが、同じ大学の出身ということで、広島勤務時代に随分とお付き合いがありました。

学生時代はメンネルコールのサークルに入っておられて、職場の宴会では安来節の余興を踊りを交えて披露され、拍手喝采だったようです。
営業マンとして特異な存在の先輩で尊敬していましたが、なぜか私とは馬が合い、公私に渡りお世話になりました。
少し早めに早期退職され、周南市に帰られ第二の人生を歩まれていました。 
Mさんの高校時代のクラスメイトの女性の娘さんが、東京で女医をされていて、私のサラリーマン時代の後輩とお見合いをすることになり、上京され、池袋のホテルメタロポリタンでお互いに紹介者として立ち合いました。
その時に女医さんに後輩の良い所をあらゆる角度から後日を含めてアピールして頂きましたが、女性は首を立てにはふられませんでした。

その先輩も数年前に突然亡くなられました。
病魔に犯されて闘病されていたのは伏せておられましたので訃報を知った時は大ショックでした。
そのMさんが、確か山口市の雪舟庭に至る道の傍に石碑のようなものがあり、「十人の子を養う親はあれど ひとりの親を養う子は稀なり」(父母恩重経)と書かれてあるのを、宝物を発見したように紹介して頂き、長年、一度行って見たいと思っていますが、実現していません。
(学22期 Y・Y)

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