お見合い雑感(寿退社なるか編)

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

【2023年5月トピックス】

昔、広島勤務時代に1年後輩のIさんに女性を紹介したことがあります。
Iさんは後輩とはいうものの、私より役職は上であり、お母さんを東京に残しての地方勤務であった。
東京のC大を出ていて、学生時代は柔道部で活躍の猛者であった。
女性側の紹介者は私が若かりし頃、映画サークルでお世話になったCさんであった。
当時は広告会社勤務を辞めて、広島の流川という歓楽街でスナックを経営していて、時々飲みに行っていました。
その女性は一度、私の会社のイベントにも来られたことがあり、受付付近でお会いしたことがあったが、絶世の美人であった。

私は男性には喜んでもらえるとの自信はありました。
身上書や写真を交換しました。
男性側も、女性側も双方が大変気に入ったようで、男性は、これで東京に彼女を連れて帰れると喜んでいたし、女性は、会社の上司に相談し、会社を寿退社する段取りまでつけていると漏れ伝わった。
当時、男性は41歳、女性は33歳であったと記憶する。
お互いにいい年をした大人なので一対一で会ってもらうことにした。

お見合いは順調に進み、私は自分のことのように成り行きを見守った。
ところが、結果は女性側のノーであった。
全ては順調で良かったのに。
男性は女性に豪華料理を奮発してご馳走したようで話も大いに弾んだようである。
ところが、最後に残った料理を前にして、男性が、高いものなので包んでもって帰ったらと店の人に頼んだようである。
土壇場の最後に暗転したようである。

私も何もそこまでしなくてもいいものをと思ったが、あとの祭りである。
興ざめというか、男性のイメージが崩れたということか。
でも、考えようによっては、男性は始末屋さんで、実直で見方を変えれば、いいことでもあると思うのだが。。。
私のような見栄晴君より、余程いいと思うのだが。。。
結局、私は断られた理由は男性のIさんには言えなかった。

あれから月日は流れ、その後、Iさんをよく知る先輩の人に確認するが、Iさんは東京でお母さんと一緒に暮らし、面倒を見られているようである。
私が、早期退職する時に挨拶のメールを送ったら、何も次の就職先が決まっていないのに自分から辞めることはないと心配して呉れた心優しき人である。
嬉しかった。

写真は山口市仁保川の鯉のぼり
(学22期 Y・Y)
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