山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2023年5月トピックス】
◆4を超えたPSA値
定期健康診断で最寄りの医療機関で前立腺がんの疑いありと指摘された。
示されたのは血中のPSAの値。4を超えると前立腺に疾患があると推定される。値が高ければ前立腺がん、前立腺肥大、前立腺炎の疑いがあり、PSAの値が高いほど前立腺がんの可能性が高まるとされる。
私の値は7を少し超えていた。
すぐにかかりつけの医者に診てもらいに行ったところ、ひと月ほど薬を飲んで様子をみて、どうするか判断しようということになった。
自宅に帰って調べてみると、前立腺のがんであっても致死率は低いようで、5年生存率は98.4%とある。
しかし、がんとなるといい気持ちはしない。他の器官に転移はしないのか、また治療の過程で厄介な副作用が出はしないか、前立腺がんを根治するには前立腺の摘出手術もあるが、その場合は男としての機能が不能になる。
不安の種は尽きない。
◆生体検査
薬を服用して様子を見たが、残念ながらPSAの数値は下がらなかった。このため大きな総合病院に行くことになり、生体検査をすることになった。
通常は日帰りの検査だが、私の場合は心筋梗塞を患い抗凝固剤(血液サラサラノの薬)を飲んでいるため出血が止まりにくい。このため、服用を中止する必要があり、何と7日間程度かかった。
平日はまとまった休みが取れないため、年末年始を手術に用い、日ごろ読めない本をゆっくり読むことができた。
◆下半身麻酔
下半身麻酔をし、前立腺に針を刺して組織の一部を摘出する。
とても不思議な感覚だ。
動かそうと思っても、動きそうでピクリとも動かない。
下半身不随の方は歯がゆい思いをしておられるのだ。
右から6か所、左からも6か所、計12か所組織を摘出した。
検査結果が出て、幸いがんではなかったということになった。
年末年始、「足掛け2年」の病院生活。大がかりな検査入院だったが、結果を聞いて力が抜け、いつもの当たり前の生活が戻ってくることに安堵した。
◆4月4日を祝う
フィットネスクラブの知り合いで前立腺を摘出した方がいる。
4月4日がお祭りの日だという。
女の子のひな祭りが3月3日。男の子の端午の節句が5月5日。
「男にして男に非ず」ということだという。
◆後日談
なお生体検査の前にPSAの値を測りに総合病院に行ったのだが、そこは自転車で結構な坂を上ったところにある。
もちろん電動自転車などではない。
息が荒いうちに血液検査をしたのだが、1か月の薬の服用の甲斐もなく高い値が出て、生体検査をすることに相成った。
後日PSAについて調べていたところ、激しい運動の後には高い値が出るという。
何だって! それ、早く言ってよ。
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(学23期kz)