平和な瞬間に感謝

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2023年5月トピックス】

1989年4月1日はこの国に初めて消費税が導入された日でした。

山口でのあまりにも楽しすぎる4年間を過ごした私にとって、社会人になる唯一のモチベーションは、山口では経験できなかった、アーバンライフが経験できる都会(東京)での新しい生活。東京ラブストーリーや、君が嘘をついた に代表されるトレンディードラマの様に、ワンレン.ボディコンの女性に囲まれながらの社会人生活が東京で待ってるはず!と期待を胸に抱いて、新宿の高層ビルに本社のある、H製作所のグループ会社の内定をもらい、後ろ髪を引かれながら山口を後にした日でした。

その高まる期待と裏腹に、入社式が行われたのは、茨城県の下館という片田舎の街でした。

羽田空港から電車を乗り継ぎ、新幹線の止まる小山(栃木)で降りて、水戸線に乗り換えた時、ここは小郡(新山口)かと錯覚する様な光景でした。

この水戸線は、当時は単線で、唯一山口線と違うのは、電化されていたことでした。

駅のコーヒーショップで飲んだコーヒーが¥206で、初めて消費税3%導入されたことを知りました。

入社式では、百数十人の同期を前に、社長から

「ここにいる全員が社長になれる。我が社は子会社をこれから100以上設立する」と豪語されていました。(その会社は数年前に売却されましたが笑)

当時の鳳陽会の東京支部総会は、4月の終わりの金曜の夜。場所は上野精養軒。平日の金曜日の夜にもかかわらず、500名を超える参加者。幹事の先輩達は、自分の会社の部下の女性を受付要員として、引き連れ、大抽選会では、協賛?企業からテレビや電子レンジなど今では考えられない賞品が用意されていました。

(まさに公私混同がまかり通る時代)

あれから34年、その後の社会人生活は、ドラマみたいな激変ですが、コロナで人生初めての制限のある3年の時が終わり、再び平和なこの国で生活する幸せを噛み締める、ゴールデンウィークです。

@東京御岳渓谷

大学37期 上野 啓

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

★SNSに登録して頂きフォローをお願いします。

コメントを残す