山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2023年 8月トピックス】
■■ゼミ10周年記念パーティ奮闘録(ゼミ内報より)
『
★★ 序章 意義
名畑ゼミ10周年とゼミ誌発刊を記念して、我々はカクテル・パーティを行うことにした。
日時:1978年11月26日(日) 6:00P.M.
場所:かめ福ホテル
★★ 第一章 計画
だいたい就職活動が一段落ついたころのこと。「カクテル・パーティをやろう」とわが幹事三島氏が言い出した時、我々は半信半疑のままなんとなく賛成した。ここで強い反対意見が出なかったことがそもそも運のつきであった。
パーティに向けて活動が始まったが、みんな半信半疑のままだったことから非常にいい加減で、実際には何もやらなかった。そしていよいよ本当にやらなければならないと実感した時、我々は焦った。パートナー探しという難題と、実行可能なプログラム作りとその準備の期限が目前に迫っていたのだ。
★★ 第二章 準備
いよいよ準備が始まったが、それは開催日の二週間くらい前のことだった。
準備といってもカクテル・パーティなど経験がなく、何をやっていいのかわからない。開催が11月26日と決まっているだけ。その他のことは一切白紙の状態であった。
この時は「まだ二週間あるさ」と不思議に余裕があった。我々が本気で焦ってきたのはあと一週間となった時だった。
まず、パーティにおける様々な役割を決めるということから話し合いが始まった。
司会:木月氏
音楽:真田氏
受付:古賀氏、前川さん、南さん
装飾:有冨氏、柴田氏、野村氏、
会計:恵谷氏、下尾氏
渉外:飯塚氏、三島氏
ポスター作成:西田氏(10期)
以上のように各自の役が決まった。[注1]
次に、プログラムを作成することに全力が注がれた。カクテル・パーティはシリアスなものであるという常識を打破したいという名畑先生のご意向もあり、作成は非常に困難なものとなった。
プログラム上もっとも問題となったのはダンスであった。なにせダンスを踊れるのは真田氏一人。必然的に他ゼミ生は特訓せざるをえなくなった。血のにじむような努力の末、特に前川さん、南さんの女性二人の協力もあり、二日間という短期間でなんとか一応みられるようになった。
このような苦闘の結果、プログラムは次のようになった。
第一部
司会者あいさつ
名畑教授あいさつ
幹事あいさつ
乾杯
第二部
自己紹介
ダンス
結局、先生の意を反映したものとは言い難い、ごく普通のものになってしまった…。しかし、当初の精神を忘れてしまったわけではない(キリッ。
★★ 第三章 実行
ついにパーティ開催の日、11月26日となった。
みんなやや興奮気味に、かつ緊張した面持ちでパートナーを連れて会場にやってきた。
いよいよパーティが始まった。
第一部は少々かしこまった雰囲気の中で格調高く進行した。名畑先生のあいさつに、全員まじめに聞き入っていたのが印象的であった。
そして、乾杯。
全体の雰囲気もほぐれて立食パーティらしくなり、会話も弾んで盛り上がっていった。
第二部は自己紹介から。
やや不安もあったが、ユニークな自己紹介が続いてさらに場を盛り上げた。
最後に練習を積んだダンス。ブルース、ジルバ、ディスコと次々と流れる音楽の中で、みんな酒も回ってきたせいか、楽しそうに踊っていた。特に、名畑先生の独特な、とても愉快なディスコ風ダンスが印象的だった。
楽しいムードのうちに終会の時間となった。
我々は学部の愛唱歌である鳳陽寮寮歌(花なき山の♪)と山都逍遥歌(春を弔う落英か♪)を全員で合唱し、パーティを終えた。
★★ 第四章 結び
この行事を通じ我々名畑ゼミの団結力が発揮され、当初不安に感じていたパーティをなんとか成功に導いた。
名畑先生をはじめ、三木さん(8期)、三年生諸君(10期)、パートナーのみなさんのご協力に感謝したします。』
[注1]
結婚式等で裏方を手伝ったことがある方はお気付きかもしれませんが、なぜか「カメラ/撮影」担当がありません。その結果、開催した思い出だけが残るイベントとなってしまいました。
■■感想編
『
名畑ゼミ4年生の雰囲気 ~オカマのひとりごと~
わたしたち名畑ゼミのふんいき?
いいわよ
どうしてって?
そりゃ みんな仲がいいもの
勉強?
そりゃ してるわよ。びんびんよ
遊び?
そりゃ もう言葉をこえてるわ
そうそう この前カクテル・パーティってやったわよ
うふふ 楽しかったわ
お金に羽がはえてとんでいったわ。残念ね。
』(ゼミ内報より)
—
会場となったかめ福ホテルは2020.3から新築・増改築工事を行い、2022.9にリニューアルオープン。今は宿泊とバンケットで別々の営業となっています。
添付写真はパーティから40年後に撮影したもの。意図したわけではありませんが、ゼミ同期会で改装前の同ホテルに宿泊しました。
(つづく)
学27期 三島