「日本人論」の欠片 その8

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 10月トピックス】

◆特異な発展を遂げた日本。

数々の優れた点を有する日本。これまで世界の称賛を浴びてきた。

このため、諸外国によって日本研究が行われてきた。

近年は日本人の性癖の研究成果が対日本外交活用されているように思われる時もある。

しかし、こうした挑発にも、日本としては十分に対抗できているとはいえない場合が多い。

「誠に遺憾であり厳重に抗議する」を繰り返すのが精一杯の反応だ。

外交的に多数派工作もできる。国連、snsを使った発信もできるというのに。

また、反論するにも、事実を知らないと反論できない。こうした事事実を日本人自身が知らない場合もある。

◆知らない日本人

特に若者は歴史的な事実関係を知らない者が大宗を占めている。

先の大戦での相手国が米国であったことすら知らなくなっている。

このため、若者同士の論争でも議論にならない。

中国や韓国の若者、米国の若者も良く勉強している。

こうした仕掛けに日本人の大人はどう対応しているか。

大人も知らない。

私も十分知っているとはいえない。

◆反論しない日本人

謙譲の美徳という言葉がある。

場の雰囲気を壊すため、反論しないのか。

ここにも「和を以て尊しと為す」が入り込んでいるのか。

雰囲気を壊したくないとする日本人。

国民として、世界の常識を知らず、国民として正常な反応を示すことができない国民は、国際社会から重視されなくなる。

尊敬もされなくなる。

いくら技術に長けていたとしても。

(学23期kz)

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