山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2024年6月 トピックス】
◆S・I君は私が小学校6年生の時、同じ小学校の1年生であった。
(当時、広島市郊外の安佐郡内の町立小学校)
昼食時に小学校の高学年は低学年の給食当番をし、I君のクラスに行って話しかけることがあった。
それ以来、家は近所ではなかったが、私はこのI君をことあるごとに可愛がり、励ました。
◆I君は生まれつき心臓に障害がある子で、発声が思うように行かず、体育の時間も無理が出来なかった。
運動会で走っても大抵ビリであった記憶があるが、鮮明ではない。
詳しい病名は聞かなかったが難病であることは確かだった。
結構、身体が丈夫でないので虐められたのか、泣いていることが多かった。
◆私は小学校を卒業し、5年が過ぎた高校2年生の夏に、自宅で購読していたA新聞の地方版でI君が地元の広島大学病院で心臓の手術を受けるということが、報じられ知った。
彼は、広島市の中心部の平和公園南の萬象園近くの小学校に転校していたが、広島大学病院に手術前に見舞いに駆けつけ再会し、ご両親や担任の先生にもお会いした。
◆その数日後の暑い夏の日、お父様から訃報の電報をいただいた。
葬儀でご両親はSは頑張ったが、体力がなかったようですとひとりっ子を亡くされ肩を落とされた。
◆あれから56年が経つ。
一度、故郷広島のご両親を訪ね、私が生きているうちにI君の墓参りをしてやりたいと思っていましたが、実現していません。
【続く】
(学22期 Y・Y)
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