山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年5月 トピックス】
岡山支部 岡山Bさんの投稿
◆ある対談で話されていた。
学生時代、日本シャンソン大会で優勝した事を契機に、学生時代1965年に歌手デビュー。
鳴り物入りだから、レコード会社も力が入る。
◆作詞家なかにし礼をもってデビュー作を準備。なかにし礼はシャンソンと言った色付けを打ち破りたかったのか、演歌をもってデビューさせる。
曲名は「誰も誰も知らない」。
…よっぽどのおときさんファンでなければ、それこそ「誰も誰も知らない」(笑)。
全く売れなかったので、販売店にあったレコードまで会社が回収し、演歌としてのデビュー曲はなかったことになり、抹殺された曲となる。
二曲目は「赤い風船」というフォーク調の曲、レコード大賞新人賞も受賞したというから関係者はひとまず一安心したことだろう(浅田さんの赤い風船とは別曲)
◆その後、60年に渡る歌手活動を継続されているから歌い手としては勿論、作詞家作曲家、俳優、声優としても活躍は続く。
『ほろ酔いコンサート』なるものもされていると聞くと少し「飲」兵衛には、堪らなくシンパシーを感じる(笑)
少し野暮だが、『ほろ酔い』を解説すると日本酒の樽酒を準備し、コンサートのお客様とも振る舞い酒を分かち合う。
名曲「一人寝の子守唄」には、獄中結婚をした夫藤本さんの思いがある。
藤本さんからの手紙に「獄中で朝起床した時、朝の挨拶をするが如く、一匹の鼠が顔を出す」の便りから構想されたと聞くと昔昔岩波文庫にあった「ローザ・ルクセンブルクの手紙」も思い出す…
「一人で寝るときにはよぉ〜お…」と続く詩に切なさが尚一層募る。
その後、『知床旅情』、『百万本のバラ』と代表作は続く。
◆仙台に「鳳陽」と言う地酒がある 転勤族で東北も転々とした姉に依頼して取り寄せ、瓶で呑んだ。
全くの願望だが、おときさんの曲を聴きながら、杉の香残る樽酒の「鳳陽」を、これまた一合升に波々と入れ、五臓六腑に流し込みたくなる。
全くの蛇足: 嘗ての鳳陽会の総会で「鳳陽」の樽酒の鏡開きで懇親会の祝宴が始まった記事が掲載されていた事があった
(一ツ橋と言う日本酒はある また如水と言う銘柄もある
(岡山B)
