色は匂へど散りぬるを・・・

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年10月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見し 酔ひもせず

「色」を文字通り、色恋と解釈するのは、曲解していくことになる。

 短慮にかかると いつの間にそれになる。

『いろはにほへと・・・』には仏教の真理を表す高度な内容が読み込まれているという指摘がある。

 出典 平野敏彦HPより 雑学「いろは」

◆その解釈は次のようなものだ。

“いろはにほへとちりぬるを”

万物は常に生成・変化・消滅しており,一時もとどまってはいない

“わかよたれそつねならむ”

生あるものは必ず滅びる

“ういのおくやまけふこえて”

生まれ死ぬという無常の現世を超越して,悟りの境地に至り

“あさきゆめみしえひもせず”

煩悩に満ちた現世を脱し,生死の苦から解き放たれたとき,真の楽しみの境地が開かれる

◆この解釈を伺うと、うやうやしく、うやまっても、うやまっても、うやまい難い「いろは」となる。

そこを敢えて、色を色恋と解釈して、限って曲解を展開してみよう。

少子高齢“化”社会でなく、既に“少子高齢社会”になっている日本。

中南米、北欧、西欧では婚外子のケースも多くある。そもそもフランス、スウェーデン等ではその比率は55%を超える数字になっている。

男女の恋の成就の一つの形が結婚とすると、その結婚までに至る道程も気にかかる。

それこそ、地方の自治体が、はたまた国がその環境整備に躍起になっている時代となった。

つまり、「色恋」は十分に社会課題ともいえる時代なのだ。

一昔前だと恋愛という形は勿論ありながら、見合いという形もあった。

夫々の年代によりその両者の比率は移ろいゆくものかもしれない。

女子会なる席では、よく“恋バナ”(自分の恋に関する話)が咲くそうだ。男子間でも少し話

の前振りを整えれば、“恋バナ”が賑やかに咲く。

職場の30代40代の人の話を総合すると次のような話にもなる。

今だとマッチングアプリ、マッチングサイトとか…会費を払って、その機会を提供し、

男女を結び付けるサイトもあるという。

以前は男女の会費について差があったが、今は男女同額のサイトが多い。

マッチングアプリなどを利用してみると、通称爆弾さん!と言うような取り扱いが難しい相手に出逢うことがあるという。また、自分が展開している商売に繋げようとする色恋営業さんもいる。

そして、「だけどね・・・だけどね・・・」と全否定型の“だけどね”さんに出逢うこともあると言う。

こりゃあ“兎角この世は住みにくい”と口走ってしまいそうだ。

会員さんには登録順に会員ナンバーがついていて、そのナンバーには登録してからの時間の経過も読み取れるものになっている。

12月のクリスマスはまだ先だが、嘗てケーキの価格には、経済学でいう需給の価格決定とは別の”時間軸による価格機能”があった。一昔前のクリスマス前の価格と当日の閉店前の価格、そして翌日、さらにその後には劇的変化がある。

ものには何でも裏技があるようで、一旦退会して、新たに入会する強者もいる。つまりマネーロンダリングならぬナンバーロンダリングすると、ベテランさんも初心者さんになる。

これは男女とも許されるルールだから、ある意味、恋はゲームなのかもしれない。

◆何やら、色恋を曲解していくと途中で迷路に入ってしまった。

人口統計は冷徹なまでにその予想された数字の論理を貫徹する。

そもそも国が介入できるものなのか?

しかし、施策として、逃してはいけない時期に「楔」を入れないと大きな禍根を残す。

経済成長の力となるものには、労働力、資本(設備投資など)、そして技術進歩(イノベーション)の3要素がある。

これらが組み合わせることで、生産能力が増大し、付加価値が生まれ、経済が発展する。

GNPの順位でいくと2025年の日本は世界第4位。2026年は少し前の予想より早く順位を落とす予想となる。インド、イギリスの後塵を拝し、第6位の予想。

嘗て繁栄を極めた大英帝国。その始まりは東インド会社による交易、植民地帝国、産業革命を経て、世界の陸地の1/4を支配するまでに至った。

そのイギリスが“黄昏の国、イギリス”とも呼ばれていた・・・今、その国は金融、ITなどのサー

ビス業に転換、そしていろんな問題を抱えながら移民の受け入れもし、持ち直す。

ビル・エモット(英国:エコノミストの編集者)は嘗て、「日はまた沈む」(1990年発刊)で日本のバ

ブル経済の崩壊を言い当てた。そして、日本の再興を予想し、「日はまた昇る」(2006)では、成

長速度を上げていた中国に打ち勝つと予想した。しかし、日本経済は「失われた20年、30年」の言葉に象徴されるよう、予想は外れた。 黄昏の国、にほん・・・?

色は匂へど散りぬるを・・・の社会考、ここに平野敏彦冒頭の雑学「いろは」」の解釈が生きてくる。

「煩悩に満ちた現世を脱し,生死の苦から解き放たれたとき,真の楽しみの境地が開かれる」

くたばれGNPの立場にはもとより与しないが、経済成長最優先の一義的な価値観から“幸福”と言

う価値観をも視野に入れた転換が必要となるかも知れない社会に・・・ 

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