解き放たれた女性
山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
【2023年1月トピックス】
昔に比べ、最近では女性の活躍が目立ってきた。企業でも女性役員が増え、各種メディアでも女性の大学教授が登場する場面がずいぶん多くなってきた。
また、働き盛りの女性だけではなく、脚光を浴びている高齢の女性も多くなった。
◆80過ぎてアプリ開発
最近よくテレビに出ている若宮正子女史。
80歳を過ぎてシニア向けゲームアプリを開発し、国連でデジタルスキルが重要だと講演したという。
若宮女史が言う。
「とにかくバッターボックスに入ってバットを振ってみたんです。そしたら当たっちゃったんですよ。」
「ほんとに人生は分かりませんね。だから自分の未来に蓋をしちゃいけないんです。」
年をとると、失敗が怖い、皆に笑われたくない、ということで消極的になりがちだ。そうした気持ちも分からないではない。
しかし、おばあちゃんには茶目っ気が多い人が多い。こうした茶目っ気のあるおばあちゃんの遊び心を引き出したのが軽量で持ち運びやすく、性能が格段に高まった各種道具だ。パソコン、スマホ、カメラなど。
◆もう一人のおばあちゃん
私と同郷、九州のお婆ちゃんがいる、
アマチュア写真家の西本喜美子女史。自撮り写真が面白い。
1928年生まれの91歳。72歳でカメラを手にしたという。
彼女には若宮さんと相通ずる哲学がある。
おばあちゃん曰く「面白いな。自分も出来たらいいな。難しいと思いながらやっていけたらいいなと始める・・・何でもやってみないと、できるかどうか分からない。」
年齢に関係なく、いつでも挑戦できる。
年をとるもの悪くないと思わせる。
彼女の作品に対して、海外からユーモアのセンスがすごい。彼女のユーモアが大好きと評判だ。
彼女も世界各国の老弱男女から賞賛を受けている。
◆女性ファッション誌
ファッションの世界でもこれまでいろいろな雑誌が出てきた。
最近の特徴はファッション雑誌を読む世代は、モテたい、可愛く見せたい20代や30代の女性の特権ではなくなってきたとのことだ。
育児や子供の教育、夫の世話から解放され50~60代の女性が、自分らしく生きていくためのアイテムとしてファッションを考えており、その層の購読が伸びているという。
誰に遠慮することもなく自分らしく、思うように生きて欲しい。
がんばれ、おばあちゃん。
前途は・・・陽々だ。
(学23期kz)
山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部
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