為替レートとW杯から見える世界観

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【20267月 トピックス】

大学37期 上野

◆1年ぶりのシンガポール出張は、対ドルレートで39年ぶりの円安水準になった週明けの月曜日。日本は朝からその日の深夜にキックオフとなるW杯ブラジル戦の話題で持ちきりであった。

梅雨寒の東京からシンガポールに到着すると、南国独特の湿った空気が出迎えてくれた。無人の入国審査はわずか1分、数年前までは長い列ができて、時間帯によっては1時間待ちなんて事もざらであったがDXの恩恵を感じながら入国。

市内への移動は、夕方の通勤時間帯と重なったため、多少の交通渋滞は覚悟していたが、空港から市内に向かう道路は、思いの外スムーズであった。タクシードライバーとの会話でその訳がわかった。

ペルシャ湾での戦争が始まってからは、ガソリン代が高騰。ついに今週はシンガポール$3/L(日本円で400円)になったようだ。

「車での移動を控える人が増えてるから交通量も少ないよ、シンガポールの景気はnot bad だけど, 景気が良いのはonly rich guys よ」

どこの国でもドライバーとの会話はその国の景気状況の判断材料となる。

◆夜の会食まで少し時間があったのでホテルの目の前にあるスーパーに物価チェックに行ってみる。

シンガポール・ドル表示の価格タグをみると、料品、日用品、生鮮品ありとあらゆるものが昨年よりも30%くらい上がっている感覚であった。

ちなみにこの日の換算レートは1シンガポール・ドル=132円

さらに消費税が9%上乗せされる。

レストランやホテルなではこれにサービスフィーが10-15%加算される。これらを加算したNet 価格(最終価格)のことを「プラス・プラス」と言うらしい。

参考までにスタバのラテは900円、レストランで飲む生ビールはプラス・プラスで2000円。

夜はNSU(国立シンガポール大学)でMBAを取得し、現地在住10年の、昔の会社の部下がNSUの卒業生だけ利用できるメンバーシップレストランに招待してくれた。

◆すっかり貫禄のついた元部下は「ここはビジネスの変化とスピードが速い。華僑企業と日本企業との大きな違いは、マネジメントの意思決定スピード、ここ数年で特にその差が顕著になりました。あと、今の日本企業は休み過ぎですね」と苦笑。遅くまで盃を組み交わし、良い気分でホテルに戻る。

◆深夜に行われたワールドカップ,ブラジル戦は惜敗。

しかし確実に日本チームのスピードは世界トップレベルに近づいている。

4年後のワールドカップの時、サムライJapanと日本の為替はどうなっているだろうか?

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