第1回 鳳陽会東京支部温泉ツアーのご案内

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】


◆寒さが身にしみる今日この頃、温泉活動を始動すべく、第1回の温泉ツアーを企画しました。

まだまだ手探りな部分は多いのですが、参加者の皆さまのご意見をお聞きしながら今後の活動継続への参考としたいと思います。

詳細は下記のとおりです。

◆開催日:1月31日(土)
集合時刻:10時45分
集合場所:都営三田線志村坂上駅A-2出口寄りの改札
施設名:前野原温泉さやの湯処(源泉掛け流し)

https://www.sayanoyudokoro.co.jp/

◆企画の概要:1時間程度入浴後、飲食。

飲食場所は施設内あるいは近隣にはファミレスのサイゼリアもあります。

2次会はなりゆきまかせですが、志村坂上駅周辺に昼飲みできる店はあります。

また、「呑兵衛の聖地」赤羽までは約3km。

◆参加希望者

参加を希望される方は、以下の鳳陽会東京支部連絡フォームから申し込んでください。

連絡・相談・問合せ – 鳳陽会東京支部

なお、今回は初の試みのため参加人数を絞り、先着15名とさせて頂きます。

皆さまのご参加をお待ちしています。

【鳳陽会東京支部の温泉担当・吉岡(38期)】

映画「国宝」に 600人の観客、万雷の拍手

 

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

今話題の映画「国宝」を先日観ました。

人間がもつ「業」を見事に描いています。

落語家立川談志が語った「業(ごう)」とは、「人間とは、業を背負った どうしようもない存在だが、それを否定せず肯定する」。そして、「落語とは、人間の業の肯定である」 という。

映画「国宝」の中で展開される歌舞伎役者のそれぞれの「業」。

それについてのストーリは実映を楽しんでいただく事として、そこに提示された問題を追ってみよう。 

  「  」内は台詞

・氏より育ち・・・問題 (宗家の血なのか?養子の芸なのか?) 

 容姿端麗で女形を演じる養子の背中に、任侠であった実父にもあった刺青がある。 

 ミミズクがニシキヘビを鋭い爪でつかむ墨。

 養子「生まれながらの役者の子や、(あんた(宗嫡)は)”血”が守ってくれる。」

 宗嫡「稽古休んだことないやろ。(あんた(養子)は)”芸”が守ってくれる。」

・歌舞伎役者の芸への追求(飽くなき芸への日々の精進)  

 養子「日本一の歌舞伎役者にしてくださいと悪魔と取引してたんや、日本一にしてくれるんやったら他はなんもいらんと・・・」

 

・人間国宝、名代継承問題(大きな伝統的な名代につきたい願望)

  宗家「この世界は親がないのは首がないのと同じや。 

     (あんたには宗家ではない)けど本当の “芸” は刀や鉄砲よりも強い」   

宗家の名代を継承させたのは稽古の芸、養子を選ぶ、しかし、今生の別れとなった際に

  口にしたのは”宗嫡の名”…

・そして、宗家嫡子と養子との芸を通じての友情

 養子「生まれながらの役者の子や、”血”が守ってくれる。」

 宗嫡「稽古休んだことないやろ。”芸”が守ってくれる」

     舞台の袖で、互いのおでこに指ピンをして、二人にとって初の大舞台に臨む。

 宗嫡「泥棒と一緒や。人のもん勝手に取って。いきってるんちゃうぞ!」

     とっかかりながら、「…と怒った方がおもろいやろ」

 養子「結局、歌舞伎は血や。芸なんか関係あるか。血筋や!」

    「…てな感じで怒った方がおもろいんやろうな」」
    と

芸に対し火花を散らすが、互いの友情がそれぞれの存在を敬う。

全体を追ってみると、見事な対句の手法で台詞を詰めている。

類似かその反対か、その2つの句を同じような形式、同じようなリズムで並べ、印象を強める

修辞技法を見事に使っている。(漢文に用いられる手法)

そして、後になって気づく映画の中には何層にも仕掛けられた仕掛けがある。少し穿った見方(本質をついた見方(正)、ひねくれた見方(誤用として)の両方の意)かもしれませんが在日韓国人3世と言われている監督だからこそ描けたのかもしれない。

(韓国の”家”の概念、少し誇張すると”国”への概念)歌舞伎界を題材に通してではあるが、我々に様々な”業”について問うているのかも知れません。


あっと言う間の三時間、観客を決して飽きさせません。
蛇足)取引先出張時、和歌山の業者さんが日高町にある道成寺をご案内してくださった。もとより安珍清姫の悲恋物語など知らない。能楽や歌舞伎の演目「道成寺もの」に出会うことになるのはずっと後日となる。しかし、その導きはあの出張にあった。

(岡山B)

日本人論の欠片 ⑱分断、対立を超えて・・・

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆レヴィ・ストロースの気付き

ベルギー生まれでパリ育ち、サルトルの実存主義を超えたともされる構造主義の泰斗で文化人類学者のレヴィ・ストロース。

レヴィ・ストロースは世界中の神話を読み解き、その中で日本の文化を、精緻で美しく、矛盾を抱きながらも調和を保ち続け、最も謎めいた、世界の美しい例外と位置付けた。

◆日本の特徴・・・

外国から文化や、思想・宗教が入ってきたとき、どうなるか。

通常は排外的な態度をとるか、あるいは逆に自国の文化や思想宗教を捨て去ることになる。

しかし、レヴィ・ストロースは、日本は例外だとした。

日本では外来の論理的なものも、非論理的なものも、そのままの形ではなく、自分の中で咀嚼、また自己流に解釈し直し、異なるものを己の中に取り込むという柔軟性がある。このために、むやみな対立をもたらさず、異質なものを調和的に取り込む。これが日本人の「知恵」だとした。

◆矛盾を矛盾のままに

こうした「日本流」は、鋭い論理的一貫性、矛盾のない直線的で統一的な解釈、他を威圧する態度、自身に満ちた正義とは相いれない。

むしろこれとは逆だ。

すなわち曖昧さ、情緒的な非論理性、控え目な態度、「場の空気を読む」態度などが溢れている。

こうした日本人の態度や性格は言葉になって現れる。

「日本語」だ。

すなわち動詞が最後に来る日本語の構造。

論理性よりも相手に配意したレトリックの多さ。

直線的ではなく婉曲的な表現の巧みさ。

こうした日本語の表現は、他者との争いを回避し、調和的な併存を目指すことに役立っているとは言えないか。

これが矛盾を矛盾のまま己の中に調和的に取り込み、そうすることで「争いを最小限に抑える」効果があるようだ。

◆戦後80年、冷戦終結後30有余年

1990年に東西冷戦が終わった。

民主主義勢力が勝利し、一直線で民主主義が開花、真に平和な時代が到来するかと思いきや、「東側」の権威主義国が生き残り軍事的な圧迫を強める一方で、民主主義国の代表選手だった米国が変質し、むしろ世界で紛争が増えている。

また、その米国内では、政府自ら多様性(DE&I)の否定にも向かっている。

◆世界が日本に求め、日本が貢献できるもの

戦後80年。

日本が世界から注目されることがあるとすれば、レヴィ・ストロースが気付いた日本の文化的、思想的な面かもしれない。

すなわち、異質なものも排除せず、咀嚼し、解釈し直して己の中で調和的に取り入れること。

相手を殺さず、自分も否定せず、共生の道を模索する。

分断、差別、対立を招くことなく、争いを避ける途。

白・黒の明確な勝ち負けることなく、優劣をつけることなく、ファジーで曖昧だが一段階高い次元で、互いを尊重し、互いと共生する在り方。

西や東の諸国から日本を訪れるインバウンドのみなさん、ここに注目してほしい。

日本の「食」や「匠の技」、品質に優れ、アイデア豊富な「モノ」も結構だけど・・・

(学23期kz)

賽銭箱のわきにはクリスマスツリーが

鳳陽会東京支部 2026始動

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆三役員初会合

1/10土曜、午前10時半から支部長、事務局長、監事の三者で財務問題に焦点を当てた初会合を行った。

中尾監事の発案で、過去5年間の収支状況を振り返り、この先5年間を展望。

収入が徐々に細る中、最大の固定費である事務所家賃の負担が大きなウェイトを占め、家賃の縮無くして今後の収支赤字問題は解決できないとして、これまでの事務所機能を維持しながらも、家賃を大幅に圧縮すべく事務所移転に向けて早急に着手することとした。

◆若手を交えてのささやかな新年会

昼には若手の会員に鳳陽会の役員が加わった、恒例の新年会を開催。

若手では69期のATさん、70期のⅠTさん、新卒73期のOG女史が参加。

 

飲食物は各自、自分のものを購入して持ち寄る方式だが、年末年始に故郷・小野田に帰省したY常任幹事(38期)から山口産のちくわ、かまぼこに加え日本酒の差し入れがあった。

またY常任幹事は都内スーパー銭湯&会食会の実施リーダーで、プロジェクトの詳細が近く発表される予定だ。

経済卒で医学部に入り直し、筑●大学で研究しているドクターIZさん(50期)からも焼き鳥の差し入れがあった・・・となるはずだったが・・・

来る途中、電車の網棚に大量の「焼き鳥」を置き忘れたとのこと・・・ああ、もったいない・・・

「焼き鳥を片手に乾杯!」は幻に終わった。

それでも、手ぶらで参加することはなく、海老などの高級つまみを差し入れてくれた。さすがだ。

新卒のOG女史からも高級洋菓子が振舞われた。散財をお掛けしたが、最近の新卒社員は初任給がジャンプしているようで、高級洋菓子の差し入れも財布にはほとんど響かないのかもしれない。

本年も同窓会活動を盛り上げていこう! と乾杯してお開きに。

(事務局)

日本の匠、その技

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆瑠璃光寺五重塔

大晦日には「ゆく年、くる年」で修復を終えた国宝瑠璃光寺・五重塔が放映された。

山口がNYT紙で「2024年に行くべき52か所」に選ばれた2年前には修復中で、囲いで覆われていた五重塔。

昨年秋には囲いが取れ、修復を終えた国宝が姿を現した。

この間、数度に渡り修復作業が断続的に公開され、宮大工の匠の技の結晶が披露された。

◆匠の技を海外で披露

昨年末の民放テレビの特番で、日本の職人たちが外国からの修理依頼で海外に出向き、家屋、教会、学校などからの修理の要請を職人芸で解決し、依頼した地元民から称賛されるという番組が放映された。

シリーズもので、10年目を数えるという。

日本で放映している家のリフォーム「ビフォー・アフター」の海外出張版ともいえるものだ。

日本の職人メンバーは家具職人、塗装職人、宮大工、数寄屋大工の4人。

現地の材料を用い、アイデアを出し、工夫を凝らして実にうまく組み立て、改装・補修し、修理を依頼した海外の地元の皆さんの期待を超えて問題を解決していく。

出来上がった「作品」のお披露目に際しては、地元の皆さんからの称賛の拍手が湧き起こる。

胸が詰まる瞬間。

・・・番組制作側の「やらせ」ではないのか。

いや、そうでもなさそうだ。

日本の四名の職人は連携し、専門分野を生かしながら協力して立派な「作品」を作っていく。

感動ものの番組だ。

◆日本の伝統工芸品

またつい先日、家業の江戸木目込人形作りの店を継いだ職人が紹介されていた。

280年の伝統を持つ江戸木目込人形。

粘土で作った土台に切り込みを入れ、布で覆って切り込みに布を埋め込んでいくもので、作業自体は根気が要る細かい作業だ。

江戸木目込人形は、雛人形を作っていた。

しかし少子化もあり、季節ものでもある雛人形は引き合いが少なくなっていた。

そこでこの若手職人、雛人形の代わりにインバウンドに人気の「招き猫」を木目込人形業で作ったところ、「カワイイ伝統工芸品」として内外でブレイクしているという。

この若者は元警察官だが、家業の都合で家業を継いだという。

◆海外からの引き合い

この木目込人形は海外からの注文も入っており、なんと大英博物館からも注文が来ているという。

英国といえば、昨年10月に大相撲のロンドン公演が行われた。

相撲もフランスだけではなく、ロンドンでも人気があったのだ。

大英博物館からの注文は何だったのだろうか。

横綱の招き猫だったりして。

◆地方を活性化

日本の匠の技が活きた作品や伝統工芸品は日本各地にあまたある。

また世界には、美しもの、匠の技への潜在需要は多いはずだ。

こうした日本の匠の技や伝統工芸品をインバウンドの観光客に実際見てもらい、触れてもらうことで潜在需要が顕在化する。

あるいは海外に出向き、そこで披露するのも手だ。

いいものには引き合いがある。

こうした伝統工芸品がインバウンドを契機として海外で注目され、地方創生の起爆剤になれば理想的な展開になるのだが。

また、伝統技術だけではなく、日本の医療技術も最先端を走っている。

世界の大金持ちは長寿志向が強い。

医療技術で彼らを呼び寄せるのも大いに結構じゃないか。

◆初夢・・・

瀬戸内海に浮かぶ島々での朝陽、夕陽が良く見える総合医療施設。

世界の億万長者が人生の最後を迎える、涅槃のような光景。

そこで、日本食を楽しみながら晩節を迎える。

海外からのアクセスは心配いらない。

専用ジェット機、専用ヘリを持つ彼/彼女らが専用滑走路、専用ヘリポートを作るから。

医療スタッフも一流、介護スタッフも一流。語学もAIがあれば問題ない。

一流の医療技術、看護/介護のこまやかな愛情に包まれた施設で人生最後のひとときを迎える・・・

億万長者の終焉の地としての日本。

ブームになるかもしれない。

(学23期kz)

江戸木目込人形

明治神宮 ②記念の建物

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

靖国は春の桜が有名だが明治神宮は常緑の杜で、参拝は初詣の正月。

明治神宮は明治天皇・皇后を祀り、明治時代を記念する目的で建てられた。

◆明治時代を記念する

明治天皇の崩御を機に、御成徳を祀り、明治時代を記念する建物を建てようという声が湧きおこる。

旧来の伝統的な日本社会から新時代の幕が開いた明治時代。

様々なことが起きた激動の時代だ。

維新、憲法制定、戦勝、そして世界に日本国がその名を知られるようになった新時代だ。

大国ロシアに勝ち、アジアの小国日本が欧米列強国に並ぶ近代国家の仲間入りをした。

また明治天皇は、立憲君主として崩御した最初の天皇でもある。

昭憲皇太后(大正3(1914)年崩御)も、欧州の王侯貴族・貴婦人と対峙できるよう近代女子教育を振興し、社会事業の発展、国産の奨励等に尽力、皇后として史上初めて洋装をしたお方として知られる。

このため、記念のものを作ろうという機運が起こり、天皇陵を東京に造ってはどうかという意見が出てくる。

◆東京での造営

明治45(1912)年7月30日、明治天皇が崩御。

10日前の7月20には、明治天皇が尿毒素で重体であることが発表されていた。

崩御された7月30日当日、東京市は臨時市会を招集し、宮内次官に面会し「天皇陵を東京へ」との要望を出している。

次のように素早く陳情に廻っている。

・天皇崩御の翌7月31日には元老の松方正義、井上馨を訪ね、陳情。

・翌8月1日には宮内大臣、宮内庁次官を訪問。

・同日、渋沢栄一、東京市長の阪谷芳郎、日本橋区会議長の柿沼谷蔵、東京商業会議所会頭の中野武営らが「御陵」の件で商業会議所に集い、打ち合わせ。

・翌8月2日、西園寺公望首相、原敬内務大臣に陳情。

・3日、山縣有朋に陳情。

こうした陳情は、渋沢栄一も同じ相手に行ったようだ。

というのも、東京市長である阪谷芳郎の妻琴子は渋沢栄一の次女なのだ。渋沢栄一にとって阪谷市長は義理の息子だ。

実業界の渋沢、官界の阪谷。この両輪で御陵を東京へとの陳情が行われた。

◆天皇のご意思

8月に宮内次官から次の発表があった。

大喪を青山練兵場(現・神宮外苑)で行うと。また、天皇陵が早くに東京に決まれば、それで事態は収まったのだが、そうはならなかった。

大きなハードルがあった。

天皇ご自身、「陵は京都へ」というご意思を表明されていたからだ。

天皇の京都滞在時、「陵は京都」と述べられたのを展侍が書き留めていた。

天皇のご意思であれば、「陵は京都」・・・これを変えるわけにはいかない。

それならば明治天皇を祀る神社、すなわち「神宮」を東京へ、ということに相成った。

また、神社のほかに付随して記念すべき建物などの造営をも目指すことになった。

つづく

(学23期kz)

追記

明治天皇は京都で生まれ、東京で崩御、京都に葬られた。

これに対し大正天皇は生まれも崩御も東京で、多摩陵に葬られている。

明治天皇
昭憲皇太后

語学の極意?

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆”マッサン”の再放送が始まる。余市にあるウイスキーメーカー創設、マッサンとエディさんの一代記だ。 
マッサンの妻役がエディさん。

マッサンがスコットランドへウイスキー研究の為に留学、そこでエディさんに出逢い、そして来日し、日本で生活する。

◆日本語がもとより喋れる必要はない。しかし、番組が進んでいく中では、科白としての日本語でなく、拙い、そして辿々しいながら”日常会話”としての日本語が要求されてくる。

日本語が全く喋れなかったエディさん。朝一番の「おはようございます」は「オハイオでポテトが育つ」と言う音に置き換えて覚えたと言う。
40数年前、「掘った芋、いじくるな」と言うアイスクリームの商品名があった。「what time is it now?」の音を日本語風に置き換えるとそうなると言われていた。少し早口で10回位、取り敢えず唱えると、もう日本人による和製英語から卒業し、最後にはそれらしいスピード感ある”英語”に聞こえるかも知れない。
因みに「オハイオでポテトが育つ」を10回早口で言っても、自分の耳では「おはようございます」には遠い様だ…(笑)
しかし”賽は投げられた”…もう川を渡るしかない、事は始まったのだ。

エディさん役を演じた女優さんが言う。”あの1年は100年分を生きた感じがする”と…

◆外国語の極意はシャワーの様にその国の言葉を浴びる(中途半端に周りに同国人が居ないのが重要)、また恋人がその国の人にたまたま出来る、そして食事で言うと、何より自分の食べたいものを自分が食べたいと相手に伝えたいと言う”必要の母”が舞い降りてくると世界は一変するとも聞く。

そして、外国語が自由に扱える水準に達する頃にはその外国語で会話をしている姿の夢さえ見ると聞く。(全くの未体験ゾーンなのでその真偽は定かではない) 

◆同窓の元商社マンがある事を教えてくれた。もとより商社マンだから、英語は出来て当たり前なのかも知れない。(この世間の一般的常識の為にも血の滲む努力をされているのだろう)
彼はもう一カ国語スペイン語も出来るようになったと言う。

どうして、出来る様になったと?尋ねると彼曰く、「ある国で商売上は勿論、自らの命や権利を守る為には語学習得は不可欠な国がある。命をかけてみろ!(命をかける環境に置かれてみろ!)。言葉は必ず身につく」と…

先のエディさんも”1年で100年生きた”のだ。

◆バブル期、メーカーの人材と言えども片言の英語でなく、流暢な英語を求められる時代があった。
時代はグローバルになった。今は足元もしっかりと言う事でグローバルとローカルを併せ持つ”グローカル”と言う言葉すらある。
日本語の世界に限って言うと”所謂共通語と地方の訛り言葉”を自由自在に扱う事になるかも知れない。(実は東京の人と言っても、共通語の日本語と東京の人が使う日本語とは違う)
地球人と日本人、その言葉は一般的に使用されている共通語と癖の強い訛りとなるかも…

しかし、基礎は癖の強い訛りにある。

◆小学校時代、副読本として使ったのが「にほんご」。
日本語教育に熱心だった先生が教えてくださった、時枝文法に基づく「にほんご」。
「象の鼻『は』長い」の二重括弧の『は-が-も』を大切にする。
中学生になって英語の授業の時も、文法の理解の大きな基礎となっていた。
やはり、語学の極意は自国の言葉にあるのではないか?と…
四捨五入するともうすぐ”アラ70″になる地方訛りは思う。(ただ惜しむらくは、地方の訛りは強いままだ)

(岡山B)

随筆 老子考 

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆近年、お参りは有名どころの神社ではなく、近くの神社に参るようになった。

日頃の散歩にも近くの神社に行き始めたところ、置いてある説教の札に手を伸ばして、持ち帰ったことが何度かあった。

手元にたまたま2枚の札が残っている。

そこに書かれた言葉。

「浅き川も深く渡れ」皆虚

皆虚・・・

調べてみると、江戸時代前期の僧、俳人だという。

浅い川のようでも、どこで足を取られるかわからない。

浅い川でも、深い川と思って十分用心して渡るがよい・・・との意味のようだ。

◆もう一枚は老子の札だ。

「知者不言、言者不知」

知る者は言わず、言う者は知らず 

説明は不要だろう。

二枚の札とも逆説的な言い方をしている。

含蓄のある諭しだ。

◆老子

昔から、惹かれるところがあった老子。

老子の名言の中には逆説を用いた説得力のあるものがある。

例えば、・・・

「老子道徳経」第45章から (書き下し文)

大成若缺、其用不弊・・・大成は欠くるが若(ごと)く、その用は弊(すた)れず、

大盈若沖、其用不窮・・・大盈(えい、満ちている様)は沖(むな)しきが若く、その用は窮(きわ)まらず、

大直若詘、大巧若拙、大辯若訥・・・大直は屈折したように見え、大巧は拙いように見え、大弁は訥弁のように見える・・・

もう一つ

「老子道徳経」第11章

「無」の有用性・・・

器は中が空(無)。ゆえに汲むに際し有用だ。

家も中が空(無)。ゆえに収納するに際し、用を為すことができる。

物の外面の形も大事だが、中が空(無)であることが有用で役に立つ。

◆単なる言葉遊びのように思えるが、そこには裏面の真実を突いた鋭い眼力を感じる。

孔子の処世訓に比べて、冷徹で余計なものを捨象した真理、宇宙規模の真理を示しているかのようだ。

「無」にはエネルギーが充満しているとも説く。

Tao(道)の「無」は虚無ではない。「有」を生じる源で、死んだ「無」ではない。

真空でも粒子が生成・消滅する現象が絶えず起こっており、エネルギーを持つとする量子力学とも通ずる。

氷山のように上部には見えない水面下には、上部の11倍を超える体積が隠れているが、老子の「無」もそうかもしれない。

陽と陰。

見える世界があり、そして見えない世界がある。

見えない世界にはまだ名前が付けられていない世界が存在するかもしれない。

幾何学の世界では理解不能だった非ユークリッド幾何学の世界、また古典力学ではない量子力学の世界が拓けてきたように。

蟻たちには空を飛ぶ鳥の存在自体が理解できないに違いない。

・・・これは深い世界・・・

頭が痛くなる話はここまで。

◆山を登る時には、見えなかったもの、見なかった景色があった。

山を下る時には、登る時に見なかったもの、見えなかった景色が眼に入ってくる。

山下りを味わいながら、また新たな年を迎えた。

(学23期kz)

令和8年の「勝」!

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿



◆岡山県北、勝田郡勝央町勝間田町に”勝間田神社”と言う社がある。

ここまでの地名に”勝”が3つ、そして神社の名にも”勝”!

神札には、
七”勝”福”勝”運”勝”隆
“勝”間田神社
“勝”田郡”勝”央”勝”間田
令和八年一月一日
 
紋章にも朱肉の”勝(璽)”とある。

紋章までいれると八つの”勝”



◆元旦初詣に参り、御朱印を頂戴した。
ものの書き物には、御朱印は
·「墨書き(文字)」と「印(朱印)」の2つの要素が基本 
·具体的には「奉拝(参拝の意)」、「日付」、「寺社名(または御祭神・御本尊名)」、「寺社印(紋章など)」で構成    
·参拝した証として神仏とのご縁を記録するもの

神札(おふだ)には、神様の御霊(みたま)が宿るともある

八の「勝」!
「こいつぁ〜、春から縁起がえぇ〜いわぃ!」と傾(歌舞)いてみてもいいだろう。

今年巨人軍の春キャンプには長嶋さんの「勝つ、勝つ、勝つ!」の声は聞けない。



◆人生七転び八起き、と言われる。
たとえ、勝ち負けがそれまで同数であっても、最後のひとつにちっちゃな「勝」があれば…(就職戦線で奮闘中の学生で言うと、厳しい戦線、負け続ける事が、たえあったとしても…)
その人その人、各々はきっと豊かな心もちになるだろう。そのちっちゃな「勝」を決めるのは、他ならぬ”己”になる…と新春に思う。

(岡山B)

明治神宮 ①初詣

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年12月 トピックス】

◆新年の参拝

全国の神社の中で正月の参拝者が多いところはどこだろう。

警察庁は2010年以降初詣の参拝者の集計と発表を取り止めているが、「AI」君が各神社仏閣の発表や各種情報誌をもとに推計した参拝者数のランキングは以下の通りとなっている。

(単位は万人)

1明治神宮(310~319)

2成田山新勝寺(305~311)

3川崎大師平間寺(300)

4浅草寺(283)

5京都・伏見稲荷大社(277)

トップファイブのうち、上位4位は関東だ。

これは人口が多いので自ずとそうなるのだろうし、またインバウンドの旅行者も成田があり羽田もあるため、関東での参拝者が多くなる。

しかし、関東の中でも最も参拝者を多く集めるのが明治神宮だ。

11月末の長州歴史ウォークの会場となったところだ。

新年には明治神宮本殿前で手数入り(でずいり)ー横綱土俵入りの奉納ーが催される。

今年は1月7日に豊昇龍関が務めた。

◆いつ創建されたのか

鬱蒼たる森を見れば、500年も前に造営されたのではないかと思わせる。

いつできたのか・・・

意外と歴史は浅い。

大正時代だ。大正9(1920)年11月1日。

もともと、何の目的で神宮が建てられたのか・・・

明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社として創建されている。

明治天皇が崩御されたのが明治45(1912)年。昭憲皇太后が崩御されたのが大正3(1914)年。

従って、建てられたのは天皇・皇太后崩御後ということになる。

◆靖国神社

靖国神社の歴史も古くはない。

明治2(1869)年に東京招魂社として創建され、明治12(1887)年に現在の社名に改称されている。

明治神宮の内苑の鎮座祭が行われたのが大正9(1920)年11月。

外苑が完成したのが大正15(1926)年10月。

この年の12月25日(大正天皇崩御の日)に元号が明治から昭和に変わった。

◆神宮内苑

明治神宮の内苑は森の中にある。

森は大正時代に人工的に作られたものだ。

以前、民放のテレビ番組で、明治時代に原宿から渋谷方面を望んだ映像が流れたことがあるが、建物や森など何もない原っぱだった。

もともと、内苑は御料地で、外苑は練兵場だったところだ。ここに多くの樹を人工的に植えたのだ。

全国各地から10万本の献木があったという。

植林されたのは針葉樹や広葉樹ではなく、カシ、シイ、椿など常緑広葉樹の照葉樹。

照葉樹の葉は厚く、燃えにくい。

昭和20(1945)年4月13日の戦時の東京空襲で社殿は焼失したが、明治神宮の杜は照葉樹が多かったため、炎の犠牲になることなく姿を留めることができたのだ。

つづく

(学23期kz)

明治神宮 一の鳥居
初詣