レノファ山口FC、アウェイ岡山での第3戦を東京・松涛のスポーツバーから応援

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】

◆3月10日(日)、ファジアーノ岡山との対戦が、シティライフスタジアム(14:00キックオフ)であり、りんかい線で渋谷経由で神泉駅迄行き、モダン居酒屋レストランのブラ・セリエで応援しました。
今回は東京レノサポ会主催のPVはなく、私一人での参加となり、会場には他に5名のレノファンの方がおられ一緒に観戦・応援しました。
北海道のザンギが売りの店で、コーラ等で堪能しました。

◆試合は前半は両チーム無得点で後半戦になり、どちらが1点先取点を取るかとなり、清水エスパルスが負けていて、サポーターの方から勝てば首位との声もありましたが、84分田中雄大選手に決められました。
後半、押し気味に試合を進めた岡山に先取され、残念ながら逃げ切られました。
レノファ山口はこれで1勝1敗1分となり、次の試合以降に期待です。

◆試合後は、鳳陽会東京支部のトピックスに学23期 kzさんが、先日、教養部時代の憲法の西村先生の投稿をされており、私も専門の2年生の時に名西先生の講義(経営学?)を亀山校舎で受講したのを思い出しました。
名西先生は学生時代に三木武夫氏と学友であったと熱く語られていたのだけは覚えています。
丁度良い機会なので、神泉駅から南東徒歩6分という南平台にある第66代総理大臣(1974~1976年)だった三木武夫氏旧居を探し歩き、確か13年ぶりに訪れました。
記念館は2012年に既に休業していましたが、解体作業が始まり、時代の流れを感じ帰途に就きました。
(学22期 Y・Y)
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新聞配達の「夢」

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】

◆学生時代のアルバイト歴につきましては、昨年12月のトピックスに投稿しましたが、現役のサラリーマンを退いた第二の人生の求職活動やアルバイト歴等に少しずつ触れてみたいと思います。
悪戦苦闘の連続ですので、反面教師というか他山の石にして頂ければ幸いです。

◆学生時代に毎日新聞&日経新聞(平川に下宿。湯田温泉→大歳までの国道9号線沿い)と朝日新聞&中国新聞(道祖町に引っ越し後、上竪小路付近)を、時期を変えて、其々短期間ではありましたが、2箇所で配達していました。
早朝3時に起きての孤独なバイトでした。
配達先で暗がりの中、お疲れさまと声を掛けられた時が一番嬉しかったです。

◆時は過ぎ、50代後半でしたが、求人誌の募集広告を見て新聞配達をしたいと品川区にある朝日新聞の店舗に連絡をしましたら、女性の事務員から社長の面接を是非受けて下さいと言われ、履歴書を書いて、二代目で40代と思われる若社長の面接を受けました。
店舗は配達員も多く、建物も立派で社長の羽振りも良さそうでした。
配達員なら雇って貰えるであろう。

◆社長:「う~ん、経済学部出身ねえ。学生時代にいくら新聞配達をしていたからと言ってもあなたの年齢では広告チラシの多い朝日新聞の配達は無理。
継続して若い頃から新聞配達をしている人なら兎も角も。
この履歴書を持って広告チラシの少ない東京新聞に行きなさい。」と。
私:「拡張員として実績を挙げ、高収入の人もおられるとか聞いたことがあります。」
社長:「中にはそういう人もいますが…」と手応えもない。

私は実家が朝日新聞を購読していて、朝日は読みやすく好きな新聞でしたが。
東京新聞は東京での販売部数も限られ、講読者が点在していて配達に時間がかかりそう。
ということで、購読していた中日新聞社の発行している東京新聞の店舗に面接に行くことはなく、最後の砦と思っていた新聞配達&拡張員の”夢”は断たれました。
(学22期 Y・Y)

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少子化考 ⑤

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】  

大問題の少子化対策。

若者の経済問題も一因といわれている少子化問題。

では、少子化問題の解決に財政支援は必要か。

また、財政支援をしたことによる効果は上がるのか。

希望出生率があるとして、実際の出生率がそれを下回っているのであれば、そのギャップは何らかの対策を講じれば出生率が回復するかもしれない。

しかし、希望出生率そのものが下がっているのであれば、すなわち若者が子供を欲しがっていない状態であれば、対策を打っても効果は見込めないことになる。

◆財源

財政を用いて少子化対策をする場合、財源が問題になる。

★国債発行か。

もうこれ以上国債発行はできない。

世界でもGDP比の国際発行残高はG7諸国と比べても突出して悪い。

国に対する信認が低下すれば金利に跳ね返りかねず、通貨・円の弱体化にもつながりかねない。

★それでは増税か。

どの税目をどの幅で。

日本経済がようやくデフレのトンネルを抜け、テイクオフしようとしている時に、冷や水を浴びせるのはマクロ経済的に問題があり、これも難しい。

社会保険料の引上げか。

これはフロー所得が多い若い人達を対象とせざるを得ない。そうすれば若者の可処分所得が減り、子供を持とうとする若者の意欲の低下を招き、少子化対策と逆行する。

★社会保険料の引上げか。

これはフロー所得が多い若い人達を対象にせざるを得ない。そうすれば若者の可処分所得が減り、子供を持とうとする意欲の低下を招き、少子化対策と逆行する。

★では他の歳出を削減するか。

どの支出科目か。

文教か、防衛か、科学技術か、公共事業か、社会保障か。

どれも大事だ。

どれの項目を削減しても大反対が起きる。

うまくいかない。

財政政策は無理だとすると、どのような施策があるのか。

難しい。

各国も頭を悩ませており、少子化対策の万能薬はない。

せいぜい少子化の進行を多少遅らせる程度のものになるのだろう。

私の学生時代、地球の人口爆発を案じていた時があった。それからすると真逆の潮目になった。

人口爆発、それはそれで大きな問題であったが、人口減少、出生数の減少もそれはそれで、大きな問題だ。

日本として、世界として、人類として。

大変困った時代になった。

(学23期kz)

教養課程の授業の思い出 憲法・西村先生

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】  

これまでこのシリーズでは語学の授業を中心に書いたが、語学のほかにも想い出に残る特徴的な授業があった。

◆憲法 西村先生の「ばやい」連発

清潔感溢れるきちんとした身なり。ポマードの利いた髪。下あごが少し張り、意思の強そうな面相。そこに三つ揃えのスーツ。よくお似合いだった。

今から思えば年の頃は50代半ばだったのだろうか、髪は細り、頭頂部は地肌がかなり見えていた。

この先生は、授業で「場合(ばあい)」いうところを「ばやい」とおっしゃる。

自信ありげに連発されるのだ。

「経済」同様、高校までは習わなかった「法学」。

この法学に特有の読み替えなのであろうか。

あるいは、あいまいさを避け、明確化するための先生独自の読み替えであろうか。

いや、ただの年配者の特有のクセなのか。

それとも地方の訛りということも考えられる。

発音しやすい先生独自の単なる癖か。

こんな疑問を先生にぶつけるわけにもいかない。

しかし、連発される「ばやい」がどうしても気にかかり、講義の中身が頭に入らなかった。

◆辞書を引くと・・・

後々の話だが、広辞苑によれば「ばあい」は「ばあい」の読みの訛りとあった。

インターネットで調べると「古い時代の方言調査では埼玉県、東京都、岐阜県、三重県、和歌山県、島根県、愛媛県」という解説もあった。

関東以西であるが、土地と土地の繋がりが見えてこない。

西村先生もそうしたところで育った方かもしれない。

九州や山口、愛媛でもそうした訛りは聞いた覚えがない。

◆新鮮さと戸惑い

中学・高校とは違い、親元から離れての生活の始まり。

各県・各地から集まった生徒同士や先生たちとの出会い。

新たな世界、新たな繋がりの始まり。

高校までの教科にはなかった「法律」の授業。

そこには最高学府で新たな世界を学ぶ新鮮さと同時に、目を凝らせど辺りが暗く、置かれた環境の全体図が見えてこない中で、意味のない、いや、意味がないかどうかも分からない些細な戸惑いがいくもあった。

(学23期kz)

「レノファ山口」ホーム開幕戦の応援ツアー観戦記

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス

Myz(宇部山陽小野田支部17期)さんからの投稿

令和6年3月3日(日)記

2回目のJリーグLive 観戦である。この度も「ご近所ふれあいサロン」の参加者に関係者の方々のご支援のもと「宇部市ホームタウンデー」として選手たちに「応援メッセージ」を届けるために招待された。

今回は、ホーム開幕戦として「応援10,000人プロジェクト」も企画され、各自治体及び関係者の方々の大いなる意気込みもが感じられた。

私は、昨年(10月22日)と同様に「宇部市の交通局」出発のチャーターバスで宇部市内の街並みを見学しながら現地(維新みらいふスタジアム)に向かった。

昨年とは、若干違う順路であったが旧宇部市役所の取り壊しが完了し、新庁舎第2期棟新築への工事が進んでいた。(出来上がりがどのようになるのか想像するだけで楽しい)

一方、ANAクラアウンプラザホテルの営業終了(この3月末の予定)による中央通りの寂しさは常盤通りの明るさ(ウオーカブル化への街並み)と好対照になっているのではないかとも感じた。余計なことだが常盤通りに「Ajisu farm」の店を発見、このように新しい店も出店してきているのだ。

さて、私たちは試合開始(午後1時)の約1時間半前に到着、昨年と同じようにMS(ミックス席)に席を取り、昼食の弁当を頂いた。

ホーム開幕戦でもあり、様々な試合前の儀式やイベントが行われた。これも現地観戦での面白さなのであろう。徐々にセンター観客席もサポーターで満席になりつつあった。

一方、対戦相手のブラウブリッツ秋田のサポータは遠隔地でもあるのだろうが100人程度であったような気がする。鳴り物で元気に応援していたが、昨年のファジアーノ岡山(当時はJワンを狙える順位を確保)とは大きな差があった。これは仕方がないのであろう。

そうこうしているうちに試合開始のホイッスルが鳴った。

開始早々、秋田の先制攻撃にレノファの危ない場面があったが、GKからのロングボールにMF、FDがうまく処理し、前半7分に最初のコーナーキックを得た。このコーナーキックをDFの新保海鈴選手がペナルティエリア中央付近に蹴りこみ、タイミングよく梅木翼選手がヘディングシュートを決めた。

このゴールは私たちのいるサイドだったのでその瞬間を目の前で見て、周りの大歓声はすごかった。

やはり早いうちの先制点は大きい。前半は余裕をもって戦っていたような気がする。何度か追加点のチャンスはあったが、前半は1-0で終えた。

後半に入ると、相手の秋田も少し戦術を変えてきたようだ。何度か押し込まれる場面もあり、ハラハラしたが、秋田の選手の一人が焦りからかラフプレーでレッドカードとなり退場となった。

その後一進一退が続いたが、後半44分に試合を決定付ける追加点が生まれた。私たちの向こうサイドからDFのヘナン選手が中央に浮き球のパスを送り、タイミングよくMFの小林成豪選手が角度を変えてへデイングシュート。後半危ない場面も何度かあったが、GKをはじめDF陣もよく頑張った。2-0で試合終了。

ホームの開幕戦の勝利。しばらくはスタンドのサポーターも含めてその余韻を楽しんでいた。

今回の入場者数は8,900人余りで、昨年私が観戦したファジアーノ岡山戦の6,500人余りを大きく上回っていた。「応援10,000プロジェクト」には届かなかったが、私は、昨年の岡山のサポータ数(2,000人余り)を考えると、今回のホームサポーターは倍増し、大成功のイベントだったと思う。その意味からして、この度の企画は私たちにとって感謝しかない。

さて、レノファア山口はいいスタートが切れた。しかし、まだまだ試合は続く。勝負はこれから強豪とあたる。さしあたり、次節のファジアーノ岡山(アウエイ)との戦いが見ものである。今年は、監督も変わり、選手層も若返りが出来ている。期待が膨らみ、楽しみだ。

今回 鳳陽会東京支部のY・Yさんの投稿に先を越されたがされた。英国風パブのHUB日比谷でのパブリックプレビューイングも大興奮で楽しそうだが、Live観戦も「ハラハラ・ドキドキ」感がたまらない。特にゴールが決まった瞬間、競技場全体が興奮の坩堝と化した感覚は忘れられない。

Myz(宇部山陽小野田支部17期)

宇部市の㏋より(宇部市長とご近所フレイアイサロンの皆さんと
筆者は最前列で応援旗の右側を持っている
宇部市の㏋より(宇部市長とご近所フレイアイサロンの皆さんと)

ほぼ中央茶色の帽子をかぶり左手のこぶしを上げている

フィールドの様子(遠方に懐かしい「連なる周防の山高く」が見える)
フィールドの様子(遠方に懐かしい「連なる周防の山高く」が見える)
試合終了(2―0で勝利)
Myzさんの応援の様子

レノファ山口FC、本拠地山口での開幕戦を有楽町のパブから応援

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】

◆3月3日(日)、ブラウブリッツ秋田との対戦が、維新みらいふスタジアム(13:00キックオフ)であり、東京レノサポ会主催のパブリックビューイングが英国風パブのHUB日比谷店で12:45~あり、参加しました。
山口県に縁のある約40名のファン・サポーターの方と熱く応援しました。
山口七夕会の先日の横浜FC戦でのJ氏、今回O氏とも現地で一緒でした。


◆前半7分、レノファの梅木 翼選手がヘディングシュートを決め、先取点、後半この1点を守り、逃げ切れるかに注目しましたが、88分、小林 成豪選手がヘディングシュートを決め、勝利を確信したメンバーで盛り上がり、ハイタッチで乱舞しました。
初心者の私には解説を聴きながらの大画面での観戦は判り易かったです。
試合は志垣 良新監督の元、レノファ山口が2ー0で2024年初勝利しました。
入場者数は何と8,906名だったとか。


◆20数年前でしたが、中日ドラゴンズファンの私は、渋谷や関内のスポーツカフェでナゴヤドームのホームの試合を応援したことはありますが、サッカーのスポーツカフェでの応援は今回が初めてでした。
参加前に有楽町で東京マラソンのランナーに遭遇。

◆鳳陽会東京支部の会員の皆様も、本拠地山口でのレノファ山口の応援は難しいと思いますので、今回のように東京でのパブリックビューイングに参加されたり、首都圏でのアウェイの試合にご一緒に観戦、応援されませんか。
(学22期 Y・Y)

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少子化考 ④

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】  

◆結婚のメリット

子育て支援などの前に、子供を欲しいという意欲、また、その前に結婚したくない若者が増えているようだ。

なぜ結婚しないのか。

結婚にメリットを感じない者も増えているようだ。

結婚しても3分の1が離婚する。それならなぜ結婚するのかとも考えている。

こうしたこともあり、

昨年の婚姻数は90年ぶりに50万組を切ったと報じられた。

◆子供に対する世間の目 不寛容感の拡がり

最近子供に対する「世間の目」が冷たくなってきているのではないかと思う。

赤ちゃんの泣き声がうるさいと言い、学校ではしゃぐ子供の声が騒がしいと言い、ベビーカーで電車に乗れば眉を顰める。

こうした不寛容が、いつの頃からか拡がっているような気がする。

ひょっとしたらバブル崩壊以降、所得の低下に伴って不寛容になったのではないか。

◆インターネットによる対人不寛容度の加速

こうした不寛容さの拡がりには、インターネット、SNSが年を追うごとに深く関係しているのではないかというのが私の仮説だ。

確かに子供はうるさい。よく泣く。よく騒ぐし、じっとしておらず、子供は面倒な存在だともいえる。

その正直な感覚をぶつけて何が悪いという意直りも珍しくなくなってきているように思う。

そうした意見を正面から言うことが許されるとする居直り。

こうした感情の発露にインターネットが深くかかわっているという気がする。

以前にも述べたように、インターネットでは同じ意見が山彦のように繰り返され、増幅される(エコーチェンバー現象)、各人に最適化されたコンテンツの表示により、知らず知らずに特定の価値観に囲まれ、他の価値観から隔絶される(フィルターバブル)、自分の願望や確信に反する情報を排除する心的傾向の強まり(確証バイアス)がみられる。

こうしたことによって偏狭な感覚、偏狭な意見が固まっていく。

◆結婚後急激に増える妻のシゴト

結婚後の女性は忙しい。周囲は社会的な進出を後押しするが、家では母として子供の面倒、夫の面倒、両親の看護や介と、多くの負担がのしかかっている。

夫も徐々に協力的にはなってきているが、まだまだ、家庭内での女性の負担、妻の負担は多い。

私自身も家のことには結構協力してきたつもりだ。

子どもが小さい時には、夜中におむつも替え、ミルクも飲ませた。

子どもが独立してからは食事、皿洗い、風呂掃除、トイレ掃除、庭の清掃、ゴミ出しもしている。

妻に、私が手伝っている割合は妻の仕事全体のどれくらいにあたるかを尋ねたことがある。

そうしたら返って来た答えが「2割」だという。

カックン・・・

思わず肩を落とした。

本日はひな祭り。女房殿に感謝しないといけない。

つづく

(学23期kz)

童謡詩人「金子みすゞ」に思いを馳せる

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】

Myz(宇部山陽小野田支部 学部17期)さんからの投稿

 

令和6年3月2日

本日、宇部市男女共同参画センターの定期文化講座、令和5年度学習発表会が開催された。私は、3つの文化講座に参加している。その一つが「音楽の広場」で、今回で3回目となる。

令和5年度は、何故か、金子みすゞの作詞した童謡を何曲か練習した。もちろん私は今まで童謡を歌うことはあまりなかった。今回、慣れるまで少し時間がかったが、歌うことを重ねてくると彼女の詩が作曲家の曲のリズムと波長が合っていることが分かる。この詩に曲をつけることは相当難しかったのだろう。やはりこの詩はこの曲でないと、聞く人に響かないのだと思うようになってきた。

今回の発表会では「星とたんぽぽ」「わたしと小鳥と鈴と」(いずれも作曲は中田喜直)「お日さん、雨さん」「大漁」(いずれも作曲は湯山 昭)の4曲である。

 

ところで、何故、今、「金子みすゞ」?

それはあるきっかけからである。鳳陽会東京支部の投稿を拝見して1月トピックスの中でkz氏の「夢うり金子みすゞ」と「講談師神田京子の独演会(金子みすゞとその関係者)」を拝読して、偶然にも今回の発表会の彼女の詩(歌)と重なり、改めて彼女の感性豊かな詩が私の心に浸みこんできたのです。

私が最初に彼女を意識したのは、東京にいる時でした。NHKスペシャル「こころの王国 童謡詩人 金子みすゞの世界」(1995年小林綾子主演)でした。山口県長門市の物語という事で何故か懐かしさを覚え、目を潤ませながら見た記憶があります。それからTBSで「明るい方へ 明るい方へ」(2001年松たか子主演)が2回目でした。実の弟とは知らずに上山雅輔(本名正祐)への言い出せない思い。もちろん西条八十に認められ中央に出て仲間入りしたい気持ち。その複雑な環境が彼女の詩人としての感性を磨く礎になったのだろう。

それからは、山口に帰省した折、そしてUターンした後も、長門の湯本温泉に一泊し「金子みすゞ館」がある仙崎へと足を延ばしその世界を味わったものでした。

 

実のところ、私はここ5年余り、彼女の事はすっかり忘れていた。山口県で「ちひろ」のコンサートで「金子みすゞ」を歌っていることを知ったのは最近の事です。Kz氏の投稿にあった「秋山節夫」さんと「上山正雅輔」(劇団若草の創始者)との関係もなんとなくは理解していたのですが、今回の機縁でより詳しく知ることが出来た。やはり、金子みすゞの詩がこの世に明かされたのはこの二方、果たした役割はの大きかったのだろうと思う。

最後に私が歌った「わたしと ことりと すずと」の詩を記しておく

 

わたしが りょうてを ひろげても

おそらは ちっとも とべないが

とべる ことりは わたしのように

じべたを はやくは はしれない。

 

わたしが からだを ゆすっても

きれいな おとは でないけど

あの なる すずは わたしのように

たくさんな うたは しらないよ。

 

すずと ことりと それから わたし

みんな ちがって みんな いい。

 

Myz(宇部山陽小野田支部 学部17期)

(写真の左から4人目が筆者)

お見合い雑感(せんとくん編)

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部【2024年 3月トピックス】

2016-1-6mixi日記投稿分より引用

「せんとくん」は奈良県で開催された平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクターです。

以前、店のお客様で、「せんとくん」を気に入り、文通のように遣り取りして悦に入っている40過ぎの女性がいました。

「せんとくん」といっても奈良県庁の職員が、「せんとくん」になって返事をくれるのでしょうが、小学生なら兎も角、アラフォーが困ったものです。
奈良県の職員だからいいものの、ぺらぺらと身の上相談するのに個人情報を喋って大丈夫なのでしょうか。(笑)

私も草津温泉の「ゆもみちゃん」は好きで東京国際フォーラム迄会いに行ったことはありますが…。

この女性は結婚願望が強く、店に出入りされていた結婚相談所の女性の社長さんを紹介し、会員になるのかと思いきや、その後、ネットで見つけた街コンの参加は無料でいいのではないか、どうなんでしょうかと店のスタッフに言い出す始末。
スタッフの面子は丸つぶれ。

店のスタッフも流石に本人には街コンは20代前半の男女が軽いのりで参加するので、あなたのような40過ぎの女性が参加しても場違いで笑われますよとは言えなかったとか。

高くてもちゃんとしたところに登録して、いい男性を見つけた方がいいですよとアドバイスするのが精一杯だったとか。
世間知らずのアラフォーも困ります。

追記)
最近、マッチングアプリが流行っていて、派遣先の若い方も利用しているようですが。
時代はどんどん進んでいるようですね。
(学22期 Y・Y)

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少子化考 ③

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 3月トピックス】  

◆子供に対する若者の意識変化

若者の子供に関する意識が急速に変わってきているようだ。

2月5日の朝刊に大学生を対象とした子供に対する、ある意識調査結果が載った(マイナビ調査、25年卒業見込みの大学生、大学院生)。

それによると19.2%と5人に1人が「子供は欲しくない」と答えており、昨年の調査結果(13.1%)から急増している。

その理由(複数回答)として

うまく育てられる自信がない 57.6%

子育てはマニュアル本の通りにはいかない場合が多い。子供はよく泣くし、わがままだ。上手く育てることができないと自信喪失になり、「産後うつ」にもなりやすい。

自分の時間が無くなる 51.5%

結婚すれば、これまで享受してきた自由を謳歌することはできない。

結婚も拘束時間が増えるが、子どもができれば、母親は拘束時間が急激に増え、これまで謳歌していた自分の自由時間が削がれる。

子育てに伴う責任を負う自信がない 49.5%


子供を育てる親として逞しさに欠ける嫌いがあるのでは。責任を負う自信がない。責任を取るのが嫌だ。責任を負わせられるのが嫌だということ。批判されるのも嫌だということだろう。

子どもを豊かに育てられる経済環境になく、子供に惨めな思いをさせたくないということもあるだろう。

精神的に不安 43.8%

妊婦になると今までのように活発に動ける自由な身体ではなくなる。今までと全く違う状態になることで精神的に不安になるのだろう。マタニティーブルーという言葉もある。

また、五体満足の子が生まれてくるとは限らない。

子どもを持つ必要性・メリットを感じない 36.9%

子供に対する認識の話で、「子供は宝」、「子供は資産」といえるのか。場合によっては負債ではないのかという意識があるのかもしれない。

いじめ、親への反抗、不登校、犯罪に走る子もいる。

たとえ子どもが首尾よく大学を卒業したとしても、うつ病で家に引きこもることもある。

また子どもの面倒を見ても、将来、我が子が親の面倒を見るとは限らず、そうした子なら子供は要らないと明言する若者もいる。

◆「生活水準を落とす」結婚

個人の感覚として、結婚は生活水準を落とすという意識が強まっている可能性がある。

「中流階級からの転落」を回避したいと答える若者がいるが、本音だろう。

どういうことか。

いま、十分満足できる暮らしをしているとする。

すなわち、会社でのキャリアを磨くため、パートナーに邪魔されず勉強もできる。子どもの世話で邪魔されることもない。親と同居していれば、親からの食事や金銭的なアシストもあるだろう。

特に女性の場合、旦那の両親の世話をすることもない。

昔と違って、身の回りに遊び道具も揃っている。

ゲームもできるし、SNSで四六時中、友達ともつながることもできる。

不自由のない暮らし。自由気ままなで、ある意味、快適な生活だ。

こうした自由に「わがままで何が悪い!」と居直る若者も多い。

◆「親離れ」と「子離れ」

若者にとって魅力が薄れる結婚。

若者は家を出ず、親に頼る関係を続ける。

家を出ると家賃は高い。デフレの時代も家賃は下がらなかった。

しかし、実家に居れば家賃もかからない。これが魅力だ。

親もそうした我が子をうるさく言わず、可愛がり、アシストしていることも多い。

いわゆる「子離れ」していないとは言わないが、子供と「良好な友好関係」を保っている

親も私の周りに多い。

ここには子供と親の独特の力学、ある種温かみのある安定的な力学が作用している。

つづく

(学23期kz)