山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2026年9月 トピックス】
岡山支部 岡山Bさんからの投稿
◆2030年「温泉文化」をユネスコ無形文化遺産登録に向けて、その文化的価値と魅力を
世界へ発信しようとする国際温泉サミット。国内では初の試みだ。
全国の温泉各地の行政、観光協会、また温泉学会とも連携し、温泉文化に関する学術
的な講演会、パネルディスカッションが開催された。
鳥取県湯梨浜町から世界に向けての「温泉文化」の価値と魅力の発信となる。
◆当日鳥取県知事より「温泉文化アンバサダー」に任命されたのは漫画『テルマエ・ロ
マエ』の作者で画家・文筆家・画家のヤマザキマリだ。当日の講演者、パネリストの
一人でもある。
そもそも、テルマエ・ロマエとは、”ローマの浴場”と言う意味。漫画から映画化された
優れモノ。
内容は仔細に触れないが、古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとした
コメディとなる。
イタリアと日本をこよなく愛するこの作者がそのものがたりを語れば、それだけで十
分温泉文化を語り、イタリアと日本の温泉文化比較となる。
幼少の頃、北海道に居住し、北海道の温泉文化に触れたことがその根にあると言う。
14歳の時に留学し、それ以降イタリアの生活が続く。その中で、幼少の頃の当たり前
、日本のお風呂文化が世界では貴重な存在であることに気付く。入浴前にかけ湯をして、ひとまず体を温め、そして入浴前に体の汚れを落としてから
の入浴。そして、一糸纏わぬあの入浴スタイルで人と人の壁を取っ払ってしまう。時
には、見ず知らずの人とも語り合ったり、自分の近況を話し合ったりする。
入浴前が不浄とすると、入浴によって、身も心も浄化される。そして、何より癒され
る。
◆その昔、ローマにおけるお風呂文化も身分階級を問わず、入浴し、時に権力者同士の
政談の場として、時には民衆の声を、政を司る人に直接届ける場として存在した。
ある意味日本の一糸纏わぬあの入浴スタイルで人と人の壁を取っ払ってしまう、その
同じ文化がイタリアにもあったのではないか?
温泉文化、入浴の作法と言う文化。日本のそれをイタリアで再度、また世界に向けて
その価値を発信することでその文化の深さを紹介し、理解をしてもらう。
世界各地にある温泉文化においてもきっと違うステージが見られるのではないか?
そんな問題意識のようである。
◆一方、繁栄を極めたローマ時代の200年、この時代はパックス・ロマーナ(ローマ
の平和)と呼ばれるの時代だ。「パンとサーカス」と言う言葉に象徴されるように、それ
を市民に与えていたと言う話がある。本来はそれに公衆浴場が加わった三点セットが民衆を統治するのに用意された。
温泉(テルマエ / 公衆浴場)は「ローマによる平和」を象徴する、最も重要な社会イン
フラであり、文化でもあった。
◆もう一人のパネリストは大阪の大川哲次弁護士。温泉学界の副会長を務められる、その
道の重鎮だ。
「温泉平和主義」と言うユニークな説を提唱される。世界各地で未だ争いが続く中でも、
「温泉があるところに争いはない」をモットーに、入浴文化を通じた平和や社会貢献を
信じ続けられている。
大川さんのもっとすごいのは自ら旅をし、入浴する実践派だ。ケタ違いの温泉・旅実績
として、 国内の温泉は2,020カ所以上に入湯済、海外も秘境を中心に103カ国を訪問、さらに「日本百名山」の全山登頂も達成している趣味のひとでもある。
その際の写真も展示されながらのお話なので、居ながらにして既に世界各地の温泉の外
湯めぐりをした気分にもなれる。
もうひと方は、台湾の観光協会の方も参加され、台湾の温泉についてご案内を戴いた。
◆これだけのメンバーが揃えば、温泉文化の魅力を十分に語りつくすパネルディスカッシ
ョンのいい機会となった。
会場内には日本各地や世界の温泉文化を紹介するブースの展示の他、ヤマザキマリさん
の漫画『続テルマエ・ロマエ』(60歳代になった)とコラボした複製原画も展示され
ていた。
前編に引き続き、今一度記載しておこう。
2030年頃には、きっと 日本の「温泉文化」が世界へと展開され、そして、203
0年のユネスコ無形文化遺産登録になった暁には大祝賀会が開催されることとなるだろう。
雑感)
願わくば、鳳陽会設立120年に当たる2028年の総会は山口支部主催で、山口で開催。
そして、理事長をはじめとする理事の方々とも「テルマエ・山口」を称して、湯田温泉の
何処かの大きな湯船(会場)で同窓会員の懇親を深め、会員の声を直接届ける場として一
湯(酒席)で、みなで交わるのも悪くないと夢想をしてしまった♪♪♪
蛇足)
写真に写り込んでいる浴衣姿に湯タオルをかけた若者、何処か「テルマエ・ロマエ」で主
演を演じた役者の阿部寛に似てはいないか?
実は鳥取県の県庁職員の方で、阿部寛似と言うことで、これから様々なイベントに登場し
そうだ。
今の所属はよく知らないが、温泉観光を推進している部署は、「輝く鳥取創造本部 観光交流局の観光戦略課」と言うのがあるそうだ。
来週の人事異動を占うときっとその一点への異動であろう。








