仁保事件の現地調査

1969年に大学に入学して文化会サークルに入りました。
そこで暫くして1954年10月に現在の山口市仁保下郷で発生した一家6人惨殺事件を知り、現地調査の一行にサークル仲間と加わり、実際に惨殺現場に行き説明を受けました。
既に家は取り壊されて更地になっていましたが…。
難航の末に逮捕された岡部保被告の逃走ルートと言われていた仁保下郷から小郡駅迄暗闇の中、参加したメンバーの方と歩いてみました。

一審、二審の死刑を受けて最高裁で差し戻しとなり1970年に事件から18年、岡部被告逮捕から17年を経て広島高裁で無罪が確定した冤罪事件となりました。
自然豊かな静かな山口の地で発生した事件で、先頭に立って支援活動をされた後河原の山口信愛教会の林牧師を今でも時々思い出します。

写真は仁保の鯉のぼりの風景です。

(学22期 Y・Y)