私と株主総会(1)

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

【2023年4月トピックス】

サラリーマン時代は日々の仕事に追われて、とても株主総会に行くなどという考えは思い浮かんだこともありませんでした。

会社を辞めて初めて株主総会に出席したのが、東証2部のM自転車でした。
私は介護関連に進出ということで投資していましたが、期待して行った株主総会も最前列に従業員株主を座らせての「異議なし」総会で、30分程度で終わった記憶があります。
その上、栄太郎飴を出席者におみやげとして持たせましたが、何とも不愉快で、株主の意見を真摯に聞こうという姿勢は全く感じられなくて、激怒して帰った記憶があります。
案の定というか、その後、不正な増資とか暴力団との付き合いが取り沙汰されたりして上場廃止となり、その後、すぐに破綻してしまった。
私は当時、損金処理の必要性から、確か株価2円で売却した苦い思い出があります。

その後、定食専門店のO社の株主総会に出席しました。
実際に横浜の店を食事で使っていて、凄く気に入っていた店で、実際に行列が出来るほどの人気でした。
株価は上場後に3,270円の高値をつけ、その後、高値から半値近くに下落していた。
私は株主総会で、我々株主の大半は御社の成長性に期待して株を購入しているのに、店舗展開には消極的で、株主になった意味があまりない旨の質問をしたりしました。
実際に優待券の食事券をもらったりしていましたが、高い買い物となっていました。
その後、株価はさらに半値の700~800円処に下落しました。
私は2年続けて株主総会に出席しましたが、保守的というか慎重な社長の姿勢は変わらずに落胆しました。こんな会社は非公開にして、株式公開すべきでないとまで思いました。
このような会社に資本市場を通じて資金調達されたのでは、株主は堪ったものではありません。
確かに、株価の為に経営があるのではないと思うし、会社は生き物であると思うが、風貌とは違って私より若いその二代目の社長は「若年寄」でどうしようもないと思いを強くして、結局、株主を辞めました。 

上記の2社は苦い思い出ではありますが、インターアクション、トランスコスモス、エイベックスは好印象の会社でした。
インターアクションは総会後に事業所の見学とちょっとした株主との交歓会がありました。
トラスコスモスは質問をしても、社長の受け答えが驚くほどしっかりしていました。
エイベックスは依田社長の時で、その後、騒動があったが、説明は丁寧でわかり易く、株主に対するもてなしの姿勢という面で非常にいい印象を持ちました。
浜崎あゆみ、BOA等の所属のアーティストによる株主の為のライブは素晴らしい。

最後に、私が言いたかったのは、株主総会に出席してみると意外とその会社の経営者の姿勢や会社のことがわかるということです。

写真は場立ち時代の昔の東京証券取引所

(学22期 Y・Y)
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