総会に参加して

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年5月 トピックス】

◆以前、総会の会場として使っていた日立の和疆館が使えなくなって、最近はアルカディア市ヶ谷(私学会館)が会場として行われるようになった。

交通の便が良い市ヶ谷駅から近く、アクセスが楽だ。

今回の参加人員は100名程度と小ぶりな総会になった。

配られた名簿をみると、参加者の大所は20期台だ。私もこの世代に入る。

以前は一桁台の先輩、10期台の先輩も多くおられた気がするが、参加する先輩方も徐々に減ってきた感があるのは致し方ない。

ご本人の体調もさることながら、奥方の状況によっても参加できない場合も増えてこよう。

そういう私も近く、膝の手術を受ける。

以前から気になっていたが30期以降の参加者が少ない。

また、社会人になって間もない若者と言葉を交わしたと思うのだが、何とか友達同士誘い合って来てくれないものか。

しかし、そういうわしも以前は私も今の若者と同様で、同窓会組織の鳳陽会との距離は遠かった。

私が鳳陽会を割と強く意識し始めたのは退職がきっかけだったように思う。

会社時代の人間関係が薄れ、むかし懐かしい人間関係、むかしの仲間との付き合いが一番落ち着く。

何も己を身を護る「防御服」を着て臨む必要はなく、筋肉を緩めたままの気楽な付き合いでよく、それが心地よい。

◆総会

総会の司会は大加瀬さん。49期の方だ。

会場が華やぐ。

支部総会では財務状況の説明があったが、台所は苦しいようだ。

事務局の手当削減、寄付金によっても、赤字体質は解消されておらず、家賃の安い事務所への移転も検討に入るとの話があった。

東京首都圏にある山大の同窓会組織で、事務所を構えているのは鳳陽会だけのようだ。

そろそろ経済学部の東京鳳陽会単体で事務所を持つ時代は無理が来ているのかもしれない。

この際、どうだ、理事長から話も出たように、経済学部単体から、学部を超えた同窓会事務所として運営するのも手かもしれない。

山大には総合大学として、学部の数が多いという強みがある。今回の参加者名後の来賓にも掲載されていたのは人文学部(鴻文会)、理学部(鴻理会)、医学部(霜仁会)、工学部(常盤会)の名前があったが、東京首都圏には他にも、教育学部、農学部、新しい国際総合科学部もある。

(経済学部出身のご主人を持つ教育学部出身の方も結構多い)

こうした合同の事務所として装いを新たに再出発するのも良い。

ゴルフコンペにしてもそうだ。

春と秋には鳳陽会のコンペがあるが、このコンペも現在「経済­=鳳陽会」単独で、2~3組ほどのゴルフ会だ。

他学部の同窓会にも声を掛け、合同コンペや各学部で対抗戦をやるのも面白い。

毎年秋に開催されている歴史散策・長州歴史ウォークでは他学部のほか、長崎大(瓊林会)や小樽商大(緑丘会)からも参加があるようだ。このように、各部を超えて、山大の枠を超えてというのもアリだ。

あるいは、鳳陽会の事務所に大学の東京事務所機能を兼ねることも考えてはどうか。

山口大学本体の東京事務所は10年ほど前、田町の東京工大の施設にあった。そこに他の地方国立大20校ほどと一緒に、東京の出先として事務所を構えていたが、再開発で退去して久しい。

他の私大では東京駅の前に東京事務所を持つ大学も多い。学生諸君の就職活動の立ち寄り先として使っても良い。

収支改善のための会費値上げの話は出なかった。

会費はかなりの間据え置きが続いているため、会費の値上げも収支改善の選択肢のひとつにはなる。

しかし会費の値上げは最後の最後だろう。

会費意を上げて退会者がドッと出ては元も子もない。

◆鳳陽先生のご子孫

今年の総会の特別ゲストは上田鳳陽先生のご子息だ。

これまで上田鳳陽先生のご子孫については、明らかになっていなかった。

鳳陽先生といえば山口大学建学の祖。顔写真や似顔絵も残っていなければ、広く知られた本もなく、このため鳳陽先生の研究者もほとんどいない。

鳳陽会の会報には毎年鳳陽先生の命日12月8日に学長以下、山大関係者で乗福寺にある鳳陽先生の墓石にお参りに行かれる記事が掲載される。

鳳陽先生の法要だ。

ゲストの誠一さん(上田家第8代)のスピーチでは、松山の住人となった誠一氏の曾祖父の方が、「山口からお声がかかり、たびたび山口に行っていた」との話が聞かれた。

おそらく山口高商からの声掛けだったのだろう。

大学からの来賓である谷村学長や有村学部長も上田家との交流の復活を喜んでおられた。

・七村さんのスピーチは若者向け起業と社会貢献の話で、若者に聞いてほしいスピーチだった。

起業をし、大きく儲け、大きな社会貢献をしてほしい旨。

具体的には母校山大基金への寄付を呼び掛けるものだ。

また、長期にわたる寄付講座を担当するタナベコンサルティングの大裏氏のプレゼンに次に、岡山からは内藤幹事さん。

内藤さんは以前から東京支部のホームページにも投稿がある。

経済学、経営学に始まり、投稿の題材は幅広い。

また、学生時代当時のことを良く覚えておられるのが感心だ。

・若手でスピーチをしたのは64期・青年実業家の窪井君と安平君。

彼は七村さんを目標に掲げている。

会場では七村さんと名刺交換し、話し込んでいる姿が目にはいった。

また、この春新社会人となった大学院・修了の王さん、新人男性二人(東芝、三菱UFJ)が続いてスピーチ。

◆余興

東京支部の余興の名物となったじゃんけん大会。

山口の銘酒が景品となっている。

最近、山口の酒は評判が良く、獺祭、東洋美人、貴、天美など、ブランドとなった銘柄も多い。

じゃんけんで勝っての銘酒のゲット。

会費の半分を取り戻した方もいるだろう。

山大発の酒といえば、長州学舎。

私も山大生との仲間内の飲み会では山大のオリジナル銘酒「長州学舎」を持参することがあるが、この酒は一般の酒屋では手に入らない。

山大の生協を通じてしか手に入れることができない。

山口のアンテナショップ「おいでませ山口館」にも置いていない。

長州学舎も並べてほしいものだ。

また、宮城の内ケ崎酒造が作っている、そのものズバリ「鳳陽」という酒がある。

この酒もあれば、じゃんけん大会がさらに面白くなりそうだ。

私が欲しいくらいだ。

◆校歌・寮歌

学長・学部長も法被姿で登壇の上、高唱。

山大、山大と連呼する山大学生歌

朗らかなメロディーの鳳陽寮寮歌

春を弔う落英か・・・で始まる山都逍遙歌

壇上からフロアーまで肩組見合っての大合唱となった。

鳳陽寮寮歌の際には、支部長さんが檄を発し、寮歌の後はエールで締めた。

手慣れたものだ。

寮歌といえば秋の日本寮歌祭がある。

寮歌祭には時々はテレビも入る。

今年の秋の日本寮歌祭も是非若者にも参加してほしいものだ。

寮歌祭へ参加したことがあるが、我々と交流のある長崎大・経済が大軍団で乗り込んできたことがあった。小樽商大も昨年に初参加。

寮歌祭には補助が出て格安で参加できた印象がある。

若者にも参加してほしい。

長崎大にも応援団出身者がいた。

小樽商大の後援会事務局長も応援団出身だ。

声の出し方、身振り・手ぶり、堂に入ったものだ。

鳳陽会にも応援団出身者が欲しいところだ。

毎年袴姿で校歌・寮歌のリーダーだった木村進先輩(学11期)が昨年の総会の一月後にお亡くなりになっている。

残念な話だ。

◆次は大阪

次回開催地は大阪。

東京から大阪へ支部長同士が握手。

今年の懇親会は夕方5時に始まり、終わったのは19時。

遠くから参加された来賓や各支部幹部の方にとっては、帰りの飛行機はなく、新幹線も乏しくなった頃にあたる。

2次会は会場から至近、昨年と同じ居酒屋だ。

あいにく外は雨。

しかし、明日は日曜だ。

遠方からの参加者や、受け付けを担当された若手の方々、約30名が集った二次会。

来賓の大学関係者、鳳陽会の重鎮などVIPの姿もあった。

また女性の皆さんの姿もあった。

肩ぐるしい総会の懇親会とは違い、笑いのこぼれる和気藹々とした交流が続いた。

(1975年卒 榎田悦朗)

万歳三唱!

お疲れ様でした。

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