山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年6月 トピックス】
岡山支部 岡山Bさんの投稿
『6.26』…はどんな日?
と言う問いに右手を高く掲げて答えようとされる御仁がいたら、その道のかなりの通である。
その心は、”ろく-てん-ふろ”とも読め、『露天風呂の日』となる。
ある大学では温泉学と言った講座も開設されているようだ。
その日に講義があれば、さぞかし湯気が立ち昇る熱い講義になるだろう。
さて、前振りはここまで…
露天風呂の日を制定してこれを町興しに活用している町がある。
昔から岡山県北を「美作の国」と呼び、その地にある温泉地を総称して「美作三湯」と呼ばれているようだ。
湯原、湯郷、奥津とあり、その頭の湯原がその『露天風呂の日』を制定した温泉町だ。
当日は6:26に始まる早乙女による早朝の源泉からの湯の汲み取り、木桶による湯床への注ぎ入れ。
地元の神社の禰宜も招いてのこととなるから、念が入ったしっかりした儀式だ。
また来訪者へのご褒美は湯原ダム下の砂湯の露天風呂は勿論、各旅館の露天風呂も時間限定ではあるが無料入浴が出来る仕掛けである。
経営には儀式の大切さを指摘した「シンボリックマネージャー」なる本もあるくらいだから、儀式は大切だ。
これが古より伝承されてきたものを引き継いだものではない。
『露天風呂の日』を提唱し、町興しに!と決意した時に考案され、継続して実施されてきている。
その話を耳にするとなお、新しい文化の萌芽を感じる。
そして、今全国の温泉地では「温泉」を世界文化遺産制定への活動をしているというから、つい応援したくなる。
吉幾三の「おら、東京さ行くだ」の歌詞にある意味、無い無い尽くし田舎町かも知れない。
しかし、そこに住む、そして生業を営む人のこころに「魂」があれば、町興しの胎動は始まる。温泉につかる前からなんか、ほっこり♨
写真はある雑誌が割付を行った東西温泉番付表!
ここまではある意味冷静であった…
番付を縦に横に、そして斜めに読んでも「湯田温泉」の名が無い…湯本温泉の名も…
年寄(行事役)欄に弘法大師、行基聖人の名が連なるとそうやすやすと異は唱えられないかも知れないが、山口愛を自認する小生からすると熱く”物言い”を唱えたい!(笑)
(岡山B)




