ある時、突然の就職指導教官の来訪

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年6月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆今の基準でいくと就職活動における「6月1日」は、政府や経団連が定める「採用選考活動(面接・試験)の解禁日」だ。だから、今は佳境を呈しているかもしれない。

ある時勤務先に就職指導教官の方がご挨拶に訪れた。まだ新人だった頃、目の前のハエを追うのにも一生懸命の段階。先生が帰る間際になってそのことに気が付いた。

事務所フロアーのエレベータの前で、深々と何度も頭を下げられ、丁寧には丁寧を重ねられた。そして、やっと踵を返された、ある就職指導教官の先生の姿を目にした。

◆別件、ある時鳳陽会の先輩で、かつ高校の同窓の方の紹介でその仲間と杯を囲む席に参加したことがある。その席には大手生命保険会社で取締役も経験された方がいた。その方は法学部出身、法律系の科目取得に困難を極めた自分は問うた。

「法学を学ばれて良かったことは何ですか?」と。その先輩は答えて曰く「いろいろ厳密な定義を持って考えるようになった。そして、議論としては比較的緻密な議論が出来るようになった」と。

勤務先をご訪問戴いた就職指導教官は法律系の教官。

自分が学生時代知っている先生は学者の中の学者という気高い雰囲気さえ持ていた方だった。その去り際の所作はある意味驚きがあった。

就職間もない卒業生の為に、そして、今後お世話になる学生の為に頭を八重に下げられていたのだ。

◆僕が就職した翌年、会社訪問することとなった一期後輩の就職希望の学生は大変優秀だった。

二人とも会社としては内定を出したが、就職には至らなかった。

”文武両道”の経済学部、”文”の彼は大学教授になり、”武”の彼は、地元の電力会社で営業の世界でタフガイとして活躍をされた。

就職には至らなかったにもかかわらず、その二人のおかげで、採用実績もほとんどなかった企業でも翌年には新たに「指定校」の採用枠を獲得した。さらに今までは嘴の青いひな鳥が一匹で帰っていたのが、翌年のリクルーティングにはその地域の事務部門の総括、業務部長と同行して、母校を訪問することとなった。

◆そんな新たな時代、新たな一歩を築いた、恩師(就職指導教官を中心に)、学生がいたことを是非今の学生さんにも知ってもらいたい。

古典が常に古いから古典であるのでなく、今に生きる価値があるから輝きを失わない古典となりうるのだ。

働く場において、社会において、 士魂商才の校訓の精神を如何なく発揮し続けてほしいと願うアラシックス(60代)です。

(岡山 B)

コメントを残す