補欠入学は 伸び代の塊だ!

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年11月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿


世の中には時々稀有な経歴を持つ人がいる
第5代統合幕僚長の河野克俊はその一人だ

父が戦前の海軍、戦後は海上自衛隊Aに、5人兄弟の内、男子は3人
“男なら、男なら…”と歌いながら、子供達に船乗りになれとは言わなかったはずだが、一人は!と懇願される
三男坊の克俊はその最後の砦
ほぼ防衛大学校専願で受験するも“櫻散る…”の電報

翌年受験に備え、予備校の手配、入学金も納付済

4月2日 ある電報が配達される
その電文は「4月4日迄に着校されたし」とくる
父一人は直ぐに電文を理解し、大いに歓ぶ…
意味するところは補欠合格(補欠入学)
4月1日入学を前提に横須賀の防衛大学校に合格者を参集するも辞退者は何人か出る
その補充用の一人となったのだ
急遽身支度を整え、大阪を後にする

一発合格者は4月1日着校より健康診断、そして既に挨拶等の練習、規律訓練に入って4日目
そこに、のこのこと着校…するのが補欠合格の面々

すぐさま健康診断などをして、入学の準備と思っていたら、健康診断の尿検査で問題が…
入学から卒業まで過酷な訓練、勉学が続く中で入り口で健康に問題あり…
これは痛い!

防衛大学校も虎の子の一人も逃すまいと自己責任で頑張る旨の”宣誓書”に署名捺印…させる
いわば、ドベ入学…

しかし、世の中は判らないものだ
防衛大学校(機械工学科)を首席卒業、 江田島の海上自衛隊幹部候補生学校も首席で卒業とくる
昔の海兵学校でもハンモックナンバーと言われる学業の成績順は大切の様だ
職務にあたっては、精励、しかし、人事の綾で順風満帆とは言えない時期、またある事件では責任を問われ、沈みそうな太陽ともなる
最終は38年勤続で海上自衛隊の最高位である「海将」および「統合幕僚長」にまで上りの詰める

入学してから読んだ司馬遼太郎「坂の上の雲」に触発され、頑張る、そして頑張れる自分を見つける

もし、………だったら、ってな事はある
70,80,90年代の少し猛者とも言われる就職活動にも何社も内定を貰う輩もいた
先行逃げ切り型が多い中で“もさもさ活動するのろま”もいる

自分も就職活動については要領が悪く、訪問した企業さんでは最終選考が終わっている会社もあった
ただ、どの世界でも捨てる神あれば、拾う神あり
ある大阪の繊維会社の人事の人は「もし欠員が出たら、連絡するかも知れない」と言ってくれた
手形で言えば、決済期日がほぼ無い“台風手形”の様なものだ
しかし、律儀にその企業さんは10月1日に下宿先に連絡を入れていてくれた
後になって判る事だが全国で30人位採用の中に同期がいて、4月にはその会社に就職
もし、…………その会社に二人で入っていれば…?
僕はこれも滑り込みセーフで入った東京の会社に就職した

ドベからのスタート、決して捨てたもんじゃない
伸び代の塊となる
これほど愉快なものはない
入ってしまってからは、頑張る自分、頑張れる自分を見つける事が肝要だ
就職戦線で苦汁を舐め、辛酸を窮めている人がいても、大丈夫、大丈夫、だいじょうぶだぁ~♪

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