山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2025年2月 トピックス】
岡山支部 岡山Bさんからの投稿
ある週の朝のテレビ番組「演芸図鑑」。演芸を二本やった後、ゲストと月替りの落語家の司会者との10分間の対談…の番組
前振りで司会役の林家正蔵が語った。
落語協会が100年目を迎えた、そして、毎年”謝落会”ってな会が盛況に催されている。
ある年、炎天下もあって、水が欲しくなったので若手の前座(修行中の落語家)連中に「水を持ってきてよっ」と声掛けのつもりで言ったそうです。
「あいよぉっ!」って言いながら、冷たい水を差し出してくれたのは、落語協会の会長柳家さん喬師匠だった…
「あんなに冷たい水はなかった」… との事。
背筋が凍る?(笑)
会社生活に例えるならば、会社の上部の管理者になった時、ちょっとした用事を若手にお願いをする。普通によくある光景…
しかし、その場に居合わせた代表取締役がフットワークよく、その用事をやってくれた…(こんな人徳者がいる、いる)
組織人なら普通やってはいけない事が暗黙の内にある!
組織内の役職は今の時代なら年齢の上下でなく、その任を果たす役者の役回り!
主役は主役、脇役は脇役、そして、大部屋役者は大部屋役者の意だと思う。
しかし、 大きな仕事なら、上司や上の人をどれだけ上手く使えるのかはサラリーマン自身の一つの能力とも言われる。(”使える”とか不遜な言葉が出る事自身が間違いの可能性がある)
拙い社会人経験から言うと、所謂出来るサラリーマンは上司を上手く使う。
そして、成果は個人のものでなく、組織の成果にしていた。上司もそんな部下を少し弄りながら、可愛がり、育てる文化がかつてはあった。
(今でも脈々と継承されている組織体があるとすると”昭和の時代の良き日本的経営”がそこにはある。しかし、時代の潮流は激しく、また速く…)
少し懐かしさ、憧れも含めて…
禅僧の世界では不浄と言われる東守(トイレ)の掃除は高僧が進んですると言われている。みんなが使用し、みんなが少し嫌がる勤めを自ら率先垂範… そして、言葉で語る事なかれ!背中が語る、その大切さ。
大学時代の下宿のトイレは農家の納屋にあったボッチャン-トイレ。鍵も木鍵を横に移動する奴。今風で言えば、なんちゃっての”鍵”(笑)(下宿生同士はある意味”模擬家族”だったかも)
高学年になってからは、時にブラシ片手に水桶をって
きっと、背中で教えられた事を恩返しの意味も含め、少しは背中で語ろうとしていたかも知れない。
若き日の”社会人としての夜明け前”。
(岡山 B)