“あの人に会いたい”・・・上條恒彦氏

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆1.24今朝放映された“あの人に会いたい”は上條恒彦さん。
バリトン歌手、声優、そして、渋めの役者さんだ。

歌では、”旅立ちの歌”、”誰かが風のなかで”(木枯し紋次郎のテーマ)とくれば、ある年代の人ならつい口ずさんでしまう(笑)

ミュージカルでは、屋根の上のバイオリン弾き、ラ・マンチャの男
役者としては、金八先生、秀吉とくれば、あの存在感のある名脇役だ。

◆若干2歳にして父を亡くすと言う境遇にあっても、その家庭は歌好きの家族で、歌声が絶える事がなかったという。

役者を目指し、上京するも3食が食えない生活…
根っからの大声を生かして、当時流行っていた歌声喫茶の店の呼び込みで生計をたてていた…

ある人のアドバイスがある。
“役者で3年勉強しても食えるとは言えないが、歌を真剣に3年勉強すると食える様になるぞ…”

◆そのアドバイスを生かして生まれたのが”旅立ちの歌”♪
歌詞には”さぁ~今、銀河の向こ〜うに、飛んでいけ〜”とある。上條恒彦さんの中の銀河を飛び越えたのだ。
そして、その歌は今音楽の教科書にも載る合唱曲の名曲♪

“歌”の世界が”ミュージカルの世界”を開き、元々志しにあった”役者の仕事”も生業とする。
上條さんの人生に回り道はあっても無駄な経験はない。

あるインタビューで語っている言葉も良い♪
「失敗したことを何時までも考えるのでなく、あしたのことを思って生きること、それがいいんじゃないかな…」と。
低音バリトンの野太い声で強く生きた人である。

(岡山B)

親爺の俄(にわか)料理

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆定年後の脳活も含め、男性向けの料理教室も結構繁盛している

昨日スーパーに立ち寄ったら、”金目鯛”が待っている
よし、よし、我が家に連れて帰ってあげるよ!

親爺好みの親爺による”俄”料理教室の始まり始まり

◆肴特有の臭み取りに熱茶をかけると尾びれが生きているが如く跳ねる

煮汁の仕込みには酒だくをベースに濃口醤油に砂糖味醂生姜で味を整えると、あとは金目鯛さんには申し訳ないが煮汁にダイブして貰おう…
煮立った煮汁に金目鯛さんが馴染んでいく 旨みを増すには長葱しかない


白身と青身の葱に金目鯛の旨みを移し、また反対に金目鯛にその香と甘みをのせる
本当は木製の落し蓋でさらに金目鯛の身に味を馴染ませたいところだが、そこは親爺料理…アルミ箔を纏い、代役を果たして貰う
細かな泡がふつふつと…その箔の内で仕事が進む

煮崩れに気を配りながら、えぃやぁ~と一気に天·地返しだ(笑)
弱火で炊き上がるのを待ちながら、呑むのも良い!
さぁ~て、出来上がりは如何に?

めしあがれ!

◆加味)
我が家ではほぼ40年前、人体実験に近い状態から始まったカミさんの料理…
飼いならされたか、”様々な意”でその軍門に下ったかは知らないが、いいかげんだったのが、良い加減に進化していく!(笑)

親爺が厨房に入る、また厨房に立つ日が来るとは…想像していなかった
これからの平均余命を考えるとまだまだ”様々な意”の修行が続く…


◆追記

名古屋にいる中学生の時からの親友は既にリタイアしていて、料理にも精をだしている
彼に言わせると”天地返しは邪道だぁ〜!(笑)煮汁をかけ続け、仕上げていくのが”仕事”になる”と言う
 
つい時間を惜しんでしまい、天地返しに頼ってしまうようでは、まだまだ初心者だ…

(岡山B)

健康指導の“ 待ち人”さま

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆年末に職場の仲間と人間ドックに入港…

30代から始めた人間ドック、偶々父が早逝していたのでその享年を先ず越えるのが目標だった。

(佐田啓二の息子、中井貴一も思いを込めてつくづく語っていた)
あわよくば、その倍と望んでも傘寿におさまる。

加齢とともに、診断書摘要の注意書き、行数は加速度的に増となる。その内に、先ずは”再検”要請が一つ二つ…それから”健康指導”と内容はより密になっていく。
嘗ての栄養指導が初歩段階とすると積年の内に毎年”恒例の健康指導”に至る。

◆生活習慣病…

胴囲が85cmを超えると候補に先ずはリストアップされる。さらなる他の係数が数件該当すると、健康指導当確となる。
これはきっと悲しむべき事項なのだろう。
一方、古希を数年後に控える様になると看護師さんの健康指導さえ、嬉しい、”待ち人”になるから可笑しい。

隔年の脳ドックまで追加検査に入れる御仁から、追加料金の要らない費用重視の御仁まで幅があっても、余り大差が無いのも、いと”おかし”なのである。

◆待ち人まで昇華した御仁は、健康指導の時の次に連絡する日まで記憶に刻んでいて、連絡に遅れがあると「連絡あった?」と…
無頓着のべらぼうは ”あぁ…そう言えば…” のレベルだ。

しかし、予想もしていなかった待ち人からの電話はそこはかとなく嬉しい(笑)
やはり、古希だ。そして、喜寿に向かう。

経験から健康指導の待ち人に脈を探ったら、どうも本命は”僕の様”…
健康指導の効果測定をやってみたい、それだけやり甲斐のあるモルモット?なのか…(嘆息)

丙午スタート ~平和な時代を心から祈る~

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

(学37期 上野 啓)

◆今年は60年に一度の丙午。(ひのえうま)

前回の丙午、昭和41年はまさに私の学年。

丙午に生まれた女性は、気が強く家庭を滅ぼすという、全く科学的根拠のない迷信から、昭和41年生まれは新生児がその前後と比べて20%以上少なかった。

(同級生の女性は穏やかで優しい人揃いです)

その恩恵で、高校入試、大学入試の倍率は低く、福岡の県立高校受験は1.1倍、山口大経済も1.8倍という倍率であった。さらに就職はバブル世代のど真ん中、体育会でもなく、英語もできず、バイトと飲み会に明け暮れ、優が2つしかない私でも大手企業からたくさんの内定をもらえた。(ラッキー人生)

◆こうした競争する環境のない学年で育った事もあってか、丙午の同期の絆は、中学、高校、大学、社会人を通して、思いの外強い。 

その仲間達と、今年は還暦祝いのイベントがたくさん企画される(企画する)事になりそうだ。

還暦イベント第一弾は、福岡の高校の同級生で北海道エスコンフィールドに集い、日ハムvs ソフトバンク戦を観戦しながら、還暦祝いをしようという企画。同級生が日ハムの役員になったこともあり、早々にチケットを手配してくれた。

ソフトバンク戦という事もあり、福岡はもちろん全国から家族帯同で北海道に観戦する同級生も多くすでに30余名の参加表面があった。

敵地北海道エスコンフィールドで博多弁が飛び交うのを今から楽しみにしている。

◆いわゆるジョブホッパー(転職を重ねる)の私であるが、キャリアをスタートとした日系化学メーカーの同期メンバーとの繋がりは今も深い。(わたしの在籍はわずか3年)

 38年前の入社式での社長訓示は100名を超える新入社員を前に「ここにいる全員が30年後は社長になれる。これから我が社は子会社を300社作る」と豪語していた。

その後、その会社は合併や事業売却で残念ながら入社式の社長訓示を実現できた者は誰もいない(笑)

理不尽なことに耐え、酸いも甘いも嫌と言うほど経験したバブル全盛期の同期と、サザンやユーミンのBGMが流れる中での還暦イベントはお互いの慰労とセカンドキャリアを語る場になるであろう。

◆翻って世の中は、新年早々あちこちで分断と対立が顕在化している。

力(軍事力と資金力)があれば倫理(Ethics)は関係ないという世界観が蔓延してきた。

私の母方の祖母は1906年の丙午生まれ。

戦前に満州に渡り、そこで終戦を迎え、私のお袋(当時13歳)と乳飲み児の叔母(当時1歳)を含め4名の子供と命からがら引き揚げ船で仙崎に帰国した。

その後も続く食料不足の飢餓の日々を生き抜いた。

私の親父(16歳で海軍予科練に入隊、人間魚雷回天の搭乗直前で終戦)もまた戦争の悲惨な時代を軍隊の中で生き抜き、戦争のない世の中を心底望んでいた。

◆そして今年、甥夫婦に生まれる子供も丙午。

私の祖母から5世代を超えて引き継がれる丙午生まれである。

日の出山(東京、奥多摩)から拝んだ初日の出のご来光に「男の子でも女の子でも、生まれくる赤子にとって本当に穏やかで平和な日々が続きますように」と切に願った。

丙午還暦イヤーのスタートです。

写真は 今年の初日の出と北海道エスコンフィールド

明治神宮 ③神宮造営に向けて

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆明治天皇を記念するもの・・・東京での造営・・・

この動きを推し進めたのは、すでに述べたように、渋沢栄一、東京市長の阪谷芳郎、日本橋区会議長の柿沼谷蔵、東京商業会議所会頭の中野武営たちだ。

ここをもう少し詳しく見てみよう。

◆明治天皇の崩御が明治45(1912)年7月30日だった。

いち早くアクションを起こしたのが7月に市長になったばかりの阪谷芳郎・東京市長だ。

阪谷芳郎(さかたによしろう)

備中(岡山)出身。

大蔵省入省、主計局長から大蔵次官へ。

退官後まもなく政界に転じ、第一次西園寺内閣で大蔵大臣に就任。

明治45(1912)年7月に東京市長になった人物だ。

渋沢栄一の次女を娶ったことは既述したとおり。

◆関東の候補地

明治天皇を記念する造営物をどこに建てるか。

全国から候補地の名前が挙がっていく。

東京では代々木御料地、青山練兵場のほかに都心では陸軍戸山学校敷地、駿河台、目白台、小石川植物園、芝三光坂付近、都下では井の頭公園、多摩川上流、御嶽山(青梅)など多くの候補地が挙がった。

他方、東京の近隣県では埼玉では大宮、朝日山など4か所、茨城が筑波山など2か所、神奈川が横浜、箱根の2か所、千葉が国府台、静岡が富士山など、候補地が少なかった。

このため、関東に造るなら東京、明治天皇の住まいのあった東京ということになっていった。

また、なぜ東京・青山か。

青山の練兵場であり、大喪の会場となったところで、大喪の会場の保存も兼ねてそのまま神社にしようというものだった。

そして早くも崩御(明治45年7月30日)の2週間後、8月12日には東京商用会議所で造営の骨格を決めている。

・内苑は代々木御料地で国費、外苑は青山練兵場で、献金で賄う

・外苑には記念の諸施設を建造

伊勢神宮に匹敵するような「雄大、荘厳」のような施設がイメージされていた。

(学23期kz)

阪谷芳郎 子爵

ノーベル賞考 その② 多様性

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

ノーベル賞は独創的な研究で人類の進歩に貢献した者に授与される。

平和賞や文学賞は別にして自然科学3賞(物理学、化学、医学/生理学)についてみると、研究が類を見ない独創的なものであっても、独りで孤独に研究を続けた結果として実を結んだものではない。

大学、企業あるいは研究機関の中で、研究仲間と議論し、意見を戦わせることで、研究の欠陥に気づいて研究方針転換し、逆に自信を深めることもでき、ノーベル賞受賞者は、研究仲間がいかに大切ということを一様に表明している。

◆研究仲間との論議では、優秀な研究者が集まる中で、異なるバックグラウンド、異なる研究経路、異なる視点・発想が出合い、ぶつかり合い、溶け合うことによって、気付かされ、また「ひらめき」が生まれて、独創的かつ先進的な研究成果が発芽するようだ。

◆自滅する米国

これまでは各国から優秀な頭脳が集まっていた米国。

米国では異才たちがを置く世界最高の大学や研究機関を有しながら、トランプ大統領は彼の思想信条に合わない行動をとる教員や研究者、また学生までもビザを制限し、研究費を削減し最先端の研究の流れを断ち切っている。

これは米国に限らず、世界にとって大きな損失をもたらすものだ。

誰かが止めなければならないが、その役を担う者がいない。

◆米国を離れる研究者

米国に集っていた研究者や学生は、研究拠点や生活拠点米国以外に変えている動きが出ていることが報じられている

行先はカナダであり、欧州であり、日本だ。

この先米国からは徐々にノーベル賞受賞が減っていくことだろう。

ノーベル賞受賞に直結する可能性が高いトップ10%の引用論文数では、すでに中国に大負けしている(別稿で述べる)

こうした中での研究者の米国流入の厳格化、大学・研究機関への資金配分削減は、中国と最先端技術の覇権を競っているはずの米国の自殺行為にならないか。

トランプ大統領が任期を終えて次の大統領にバンス副大統領がなってもこうした流れは変わらないだろう。

では民主党が政権をとれば、流れが一気に変わるのか。

そのように主張する識者を寡聞にして聞かない。

混迷を深める米国、ここに在り。

「同盟国」であるはずの我が国。

米国との付き合い方も、従来のままではよろしくないのだろう。

(学23期kz)

第1回 鳳陽会東京支部温泉ツアーのご案内

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】


◆寒さが身にしみる今日この頃、温泉活動を始動すべく、第1回の温泉ツアーを企画しました。

まだまだ手探りな部分は多いのですが、参加者の皆さまのご意見をお聞きしながら今後の活動継続への参考としたいと思います。

詳細は下記のとおりです。

◆開催日:1月31日(土)
集合時刻:10時45分
集合場所:都営三田線志村坂上駅A-2出口寄りの改札
施設名:前野原温泉さやの湯処(源泉掛け流し)

https://www.sayanoyudokoro.co.jp/

◆企画の概要:1時間程度入浴後、飲食。

飲食場所は施設内あるいは近隣にはファミレスのサイゼリアもあります。

2次会はなりゆきまかせですが、志村坂上駅周辺に昼飲みできる店はあります。

また、「呑兵衛の聖地」赤羽までは約3km。

◆参加希望者

参加を希望される方は、以下の鳳陽会東京支部連絡フォームから申し込んでください。

連絡・相談・問合せ – 鳳陽会東京支部

なお、今回は初の試みのため参加人数を絞り、先着15名とさせて頂きます。

皆さまのご参加をお待ちしています。

【鳳陽会東京支部の温泉担当・吉岡(38期)】

映画「国宝」に 600人の観客、万雷の拍手

 

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

今話題の映画「国宝」を先日観ました。

人間がもつ「業」を見事に描いています。

落語家立川談志が語った「業(ごう)」とは、「人間とは、業を背負った どうしようもない存在だが、それを否定せず肯定する」。そして、「落語とは、人間の業の肯定である」 という。

映画「国宝」の中で展開される歌舞伎役者のそれぞれの「業」。

それについてのストーリは実映を楽しんでいただく事として、そこに提示された問題を追ってみよう。 

  「  」内は台詞

・氏より育ち・・・問題 (宗家の血なのか?養子の芸なのか?) 

 容姿端麗で女形を演じる養子の背中に、任侠であった実父にもあった刺青がある。 

 ミミズクがニシキヘビを鋭い爪でつかむ墨。

 養子「生まれながらの役者の子や、(あんた(宗嫡)は)”血”が守ってくれる。」

 宗嫡「稽古休んだことないやろ。(あんた(養子)は)”芸”が守ってくれる。」

・歌舞伎役者の芸への追求(飽くなき芸への日々の精進)  

 養子「日本一の歌舞伎役者にしてくださいと悪魔と取引してたんや、日本一にしてくれるんやったら他はなんもいらんと・・・」

 

・人間国宝、名代継承問題(大きな伝統的な名代につきたい願望)

  宗家「この世界は親がないのは首がないのと同じや。 

     (あんたには宗家ではない)けど本当の “芸” は刀や鉄砲よりも強い」   

宗家の名代を継承させたのは稽古の芸、養子を選ぶ、しかし、今生の別れとなった際に

  口にしたのは”宗嫡の名”…

・そして、宗家嫡子と養子との芸を通じての友情

 養子「生まれながらの役者の子や、”血”が守ってくれる。」

 宗嫡「稽古休んだことないやろ。”芸”が守ってくれる」

     舞台の袖で、互いのおでこに指ピンをして、二人にとって初の大舞台に臨む。

 宗嫡「泥棒と一緒や。人のもん勝手に取って。いきってるんちゃうぞ!」

     とっかかりながら、「…と怒った方がおもろいやろ」

 養子「結局、歌舞伎は血や。芸なんか関係あるか。血筋や!」

    「…てな感じで怒った方がおもろいんやろうな」」
    と

芸に対し火花を散らすが、互いの友情がそれぞれの存在を敬う。

全体を追ってみると、見事な対句の手法で台詞を詰めている。

類似かその反対か、その2つの句を同じような形式、同じようなリズムで並べ、印象を強める

修辞技法を見事に使っている。(漢文に用いられる手法)

そして、後になって気づく映画の中には何層にも仕掛けられた仕掛けがある。少し穿った見方(本質をついた見方(正)、ひねくれた見方(誤用として)の両方の意)かもしれませんが在日韓国人3世と言われている監督だからこそ描けたのかもしれない。

(韓国の”家”の概念、少し誇張すると”国”への概念)歌舞伎界を題材に通してではあるが、我々に様々な”業”について問うているのかも知れません。


あっと言う間の三時間、観客を決して飽きさせません。
蛇足)取引先出張時、和歌山の業者さんが日高町にある道成寺をご案内してくださった。もとより安珍清姫の悲恋物語など知らない。能楽や歌舞伎の演目「道成寺もの」に出会うことになるのはずっと後日となる。しかし、その導きはあの出張にあった。

(岡山B)

日本人論の欠片 ⑱分断、対立を超えて・・・

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆レヴィ・ストロースの気付き

ベルギー生まれでパリ育ち、サルトルの実存主義を超えたともされる構造主義の泰斗で文化人類学者のレヴィ・ストロース。

レヴィ・ストロースは世界中の神話を読み解き、その中で日本の文化を、精緻で美しく、矛盾を抱きながらも調和を保ち続け、最も謎めいた、世界の美しい例外と位置付けた。

◆日本の特徴・・・

外国から文化や、思想・宗教が入ってきたとき、どうなるか。

通常は排外的な態度をとるか、あるいは逆に自国の文化や思想宗教を捨て去ることになる。

しかし、レヴィ・ストロースは、日本は例外だとした。

日本では外来の論理的なものも、非論理的なものも、そのままの形ではなく、自分の中で咀嚼、また自己流に解釈し直し、異なるものを己の中に取り込むという柔軟性がある。このために、むやみな対立をもたらさず、異質なものを調和的に取り込む。これが日本人の「知恵」だとした。

◆矛盾を矛盾のままに

こうした「日本流」は、鋭い論理的一貫性、矛盾のない直線的で統一的な解釈、他を威圧する態度、自身に満ちた正義とは相いれない。

むしろこれとは逆だ。

すなわち曖昧さ、情緒的な非論理性、控え目な態度、「場の空気を読む」態度などが溢れている。

こうした日本人の態度や性格は言葉になって現れる。

「日本語」だ。

すなわち動詞が最後に来る日本語の構造。

論理性よりも相手に配意したレトリックの多さ。

直線的ではなく婉曲的な表現の巧みさ。

こうした日本語の表現は、他者との争いを回避し、調和的な併存を目指すことに役立っているとは言えないか。

これが矛盾を矛盾のまま己の中に調和的に取り込み、そうすることで「争いを最小限に抑える」効果があるようだ。

◆戦後80年、冷戦終結後30有余年

1990年に東西冷戦が終わった。

民主主義勢力が勝利し、一直線で民主主義が開花、真に平和な時代が到来するかと思いきや、「東側」の権威主義国が生き残り軍事的な圧迫を強める一方で、民主主義国の代表選手だった米国が変質し、むしろ世界で紛争が増えている。

また、その米国内では、政府自ら多様性(DE&I)の否定にも向かっている。

◆世界が日本に求め、日本が貢献できるもの

戦後80年。

日本が世界から注目されることがあるとすれば、レヴィ・ストロースが気付いた日本の文化的、思想的な面かもしれない。

すなわち、異質なものも排除せず、咀嚼し、解釈し直して己の中で調和的に取り入れること。

相手を殺さず、自分も否定せず、共生の道を模索する。

分断、差別、対立を招くことなく、争いを避ける途。

白・黒の明確な勝ち負けることなく、優劣をつけることなく、ファジーで曖昧だが一段階高い次元で、互いを尊重し、互いと共生する在り方。

西や東の諸国から日本を訪れるインバウンドのみなさん、ここに注目してほしい。

日本の「食」や「匠の技」、品質に優れ、アイデア豊富な「モノ」も結構だけど・・・

(学23期kz)

賽銭箱のわきにはクリスマスツリーが

鳳陽会東京支部 2026始動

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2026年1月 トピックス】

◆三役員初会合

1/10土曜、午前10時半から支部長、事務局長、監事の三者で財務問題に焦点を当てた初会合を行った。

中尾監事の発案で、過去5年間の収支状況を振り返り、この先5年間を展望。

収入が徐々に細る中、最大の固定費である事務所家賃の負担が大きなウェイトを占め、家賃の縮無くして今後の収支赤字問題は解決できないとして、これまでの事務所機能を維持しながらも、家賃を大幅に圧縮すべく事務所移転に向けて早急に着手することとした。

◆若手を交えてのささやかな新年会

昼には若手の会員に鳳陽会の役員が加わった、恒例の新年会を開催。

若手では69期のATさん、70期のⅠTさん、新卒73期のOG女史が参加。

 

飲食物は各自、自分のものを購入して持ち寄る方式だが、年末年始に故郷・小野田に帰省したY常任幹事(38期)から山口産のちくわ、かまぼこに加え日本酒の差し入れがあった。

またY常任幹事は都内スーパー銭湯&会食会の実施リーダーで、プロジェクトの詳細が近く発表される予定だ。

経済卒で医学部に入り直し、筑●大学で研究しているドクターIZさん(50期)からも焼き鳥の差し入れがあった・・・となるはずだったが・・・

来る途中、電車の網棚に大量の「焼き鳥」を置き忘れたとのこと・・・ああ、もったいない・・・

「焼き鳥を片手に乾杯!」は幻に終わった。

それでも、手ぶらで参加することはなく、海老などの高級つまみを差し入れてくれた。さすがだ。

新卒のOG女史からも高級洋菓子が振舞われた。散財をお掛けしたが、最近の新卒社員は初任給がジャンプしているようで、高級洋菓子の差し入れも財布にはほとんど響かないのかもしれない。

本年も同窓会活動を盛り上げていこう! と乾杯してお開きに。

(事務局)