ネット証券セキュリティ強化のログイン追加認証

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

(学22期 Y・Y)


◆私が取引しているネット証券のR証券では著名個人投資家テスタさんが、証券口座に何者かに不正に侵入され、売買されるという被害に遭い、大きく報道されました。
これを機に6月1日(日)から実施のセキュリティ強化の追加認証(多要素認証)となりました。

◆この為、私の場合はメールアドレスの登録が旧いままで、追加認証の為には新しいメールアドレスへの変更等が必須となりました。
こういった操作が苦手で、理解力にも欠ける私は5月末迄にやらなければやらないというので、平日の遅番の日の出勤前にスマホでR証券のカスタマーサービスセンターに連絡を入れるも、問い合わせが殺到していて、なかなか繋がらず、2度程漸く繋がって遣り取りしても要領を得ず、お手上げ状態。
結局、締め切りの5月末までには出来ず、翌週に持ち越されましたが、矢張り、次の猶予期間の6月6日(金)迄も目処が立たず焦りました。

◆6月3日(月)夜、神奈川県大和市在住の横浜勤務時代のMさんが確かネット取引をしていたのを思い出し、急遽、メールを入れるとスマホに連絡があり、ネット取引はR証券で、自分は所定の手続きを済ませたという。
流石、IT関係の仕事をしていた技術者である。
翌日、私の仕事が終わって、大田区蒲田迄出向いて呉れるという。
蒲田の喫茶店で再会し、1時間45分奮闘して貰い、追加認証の手続きを完了した。
新バージョンの取引画面も観れるようになりました。
迷路に舞い込み、途中で、これはもう無理だと私は諦めたが、本人は粘り勝ちだったと仰る。

◆古稀過ぎて、後期高齢者となりますが、年齢から来る衰えも加わり、日常生活にも不便を感じることが多くなりました。
持つべき者は友達、体調を崩されているというのに駆けつけて呉れたMさんに助けられ、感謝感激です。
先日、鳳陽会の同窓会のじゃんけん大会で戴いた「獺祭」を渡しました。
広島のみっちゃん総本店のお好み焼きの冷凍ギフトセットも宅配便で送って貰おう。

追記)
写真1枚目は昨年初参加の第64回日本寮歌祭
写真2枚目23年余り前に横浜のスナックで撮ったMさんとのツーショット
(学22期 Y・Y)(会社法、永倉ゼミ)


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随筆 横目で眺めた経済学 ⑦ヒックス登場

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

◆限界効用説

経済学の体験、そして先生方との出合い

前稿で述べた労働価値説に対抗して限界効用学派が出てくる。

労働価値説は商品の価格を生産面から観察するのに対し、効用学説は「効用」を消費の側面、すなわち消費価値から観測するものだ。

しかし、この限界効用も計測することはできない。

その効用がどれだけなのか。

どのくらいの大きさなのか。

これが目に見える形で計量的にわからないのだ。

ここで苦労する。

そこでどうなったか。

◆ヒックス登場

ここで出てきたのがワルラスの弟子パレートの限界代替率(限界効用の比)の概念が出てくる。

すなわち二つの財の交換比率で、価値の測定はできるのだ。

相対的な形ではあるのだが。

ここで大事な人物が出てくる。後にIS-LM分析でノーベル賞を取ったJ・ヒックスだ。

ヒックスは限界効用の代わりにパレートの限界代替率を用いて、効用の相対的価値を測定することに成功した。

限界効用を限界代替率で置き換え、効用を可視化したのがヒックスだ。

こうして効用は計測可能のものとなり、効用関数を作ることが可能となった。

これによって消費者の需要関数が世の中に生まれることとなり、同様に企業側では消費財の供給関数ができ、消費財市場の均方程式ができ、経済学が精緻に発達していく起爆剤となった。

これによって消費者の効用関数が書け、効用を最大化する図が書けることになったからだ。

また、生産者は利潤を最大化させる生産関数を書ける。

これによって需要と供給が均衡する一般均衡理論が求められる。

近代経済学は、価格は需要と供給から決まることを所与として、そこから先の分析に注力しているのだ。

◆若い時にオックスフォード大で学んだKDさん(元中銀ガヴァナー)は、ヒック教授の金融論のゼミで、中央銀行の金融政策に対するコミットメントの重要性を学んだとされる。

KDさんはもともと理系。数学にも明るい。

留学中には経済紙ロンドン・エコノミストに投稿されたという。

また、留学先のオックスフォードの学寮にR・ハロッド卿が突然訪ねて来られ、経済学の論議をしたという話を日経の「私の履歴書」で披露されている。

◆KDさんは茶目っ気がある。

アルコールもちょい飲み派。ビールと「柿の種」がお好みだ。

軽妙に会話をされ、短時間のうちに、少年のように何度も大笑いをされ、サッと帰宅される。

そういえば、神奈川のゴルフ場で2度ほどラウンドさせて頂いた。

(学23期kz)

J.ヒックス卿

ゴルフ 何でそうなるの! 「ミスター」追悼・特別編

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

◆パットの出来

パットは難しい。

世界最高のプロゴルファーが集うメジャーの選手権大会。

出場選手はみんなストロークが見事だし、トラブルショットやバンカーショットも巧み、それにアプローチも完璧だ。

では何がスコアの良し悪しを決めるのか。

パットだと思う。

パー72として、パット規定打数は36打。

すなわち規定打数の半分、36ストロークがパットに当たる。

このため、その日のパットの出来・不出来で、スコアは驚くほど違う。

プロでもそうだ。

テレビでは、プロでも10インチ(25センチ)ほどを外す場面を何度も見たことがある。

トッププロにして、それだ。

そうかと思えば、10ヤードや15ヤードのラインを次々と決めてくる選手もいる。

すなわちスコアはパットの出来が決め手となる。

◆パットの鍛錬

多摩川沿いのゴルフ練習場。

そこで黙々とパットの練習をしていた来場者がいた。

「爺や」と思しき年配者が置いた球をパターで無心に転がしていた初老の紳士。

脳梗塞を起こす数年前の「ミスター」だった。

400球も500球も。

ボールを置いていたのは「爺や」ではなく、専属のレッスンプロだったのかもしれない。

近く参加するラウンドに備えて、パットの練習ではなく、パットの「鍛錬」あるいは「修行」に集中していた様子だった。

ミスターがパットを打つ間、私は「背中で」ミスターを観察していたが、ミスターは一言も無駄口を発することはなかった。

◆脳梗塞

2003年に脳梗塞を発症し、右半身の自由が利かなかったミスター。

リハビリに取り組んでも思わしい回復は見られなかったようにみえる。

20年以上も身体不自由が続いたミスター。

さぞや辛かっただろう。

脳梗塞は冬の病気と思いきや、夏にも発症する。

冬の脳梗塞は心臓を原因とするものが多く、夏は夏で、動脈硬化を原因とする脳梗塞が増えるとされる。

これから暑くなるこの季節。

ミスターのような脳梗塞を避けるには、水分を多めにとって脱水状態を避けることがよいとされる。

酒はどうか。

酒そのものよりも、酒のつまみが悪いという。

酒につれて、つまみが進むと、つまみに含まれる塩分によって血圧が上がりやすくなり、脱水状態にもなりやすくなる。

かといって塩気のないつまみは、旨くない。

実に旨くない。

つまみの塩気を和らげる妙案はないか。

水分が必要なら・・・酒も水分には違いない。

そこで酒を飲み足したくなる気もするが・・・・・叱られるに決まっているな。

アルコールはアルコールで血管への負担が増えるからだ。

ミスターも、ひょっとして・・・ということはないのだろうが・・・

(学23期kz)

出展:時事通信

形になっている。巧そうだ!

ゴルフ 何でそうなるの! ⑫アイク

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

ゴルフ好きの米大統領

ゴルフは米国人の国民的スポーツと言えるかも知れない。


◆ドワイト・D・アイゼンハワー

通称アイク。
第34代米国大統領(在任期間1953年~1961年)
大のゴルフ好きとして知られる。
8年の大統領在任中、800ラウンド回ったという。
1年間で100ラウンド。1年は52週なので、週2回のペースでラウンドした勘定になる。
スコアは80台後半が多く、時には70台を出したようだ。
彼は心臓病を抱えており、健康増進のため、激務でのストレス発散のためにゴルフに励んだのかもしれない。

かなりお好きだったようで、地下にゴルフ練習場を作っていたようで、オーヴァルオフィス(大統領執務室)の床はスパイクの跡で穴だらけだったという。

その甲斐あってか、スコアは80代後半。

時には70台を出したという。

◆アイゼンハワーはマスターズが行われるオーガスタ・ナショナルGC(ジョージア州)をこよなく愛した。

文末の写真は10番ティーグラウンド脇にある、いわゆる「アイゼンハワーコテージ」。

アイクは夫人とオーガスタを50回近く訪れ、このコテージを別荘として使ったという。

今ではクラブハウスとして使われている。

◆オーガスタ17番の名物 アイクの木(アイゼンハワーツリー)

オーガスタの17番(440ヤード、パー4)。

220ヤード地点左サイドに、オーガスタ名物の樹齢100年の松の木があり、フェアウェイ中央にせり出していた。

ここでパーをセーブするにはティーショットでかなりのドローボールを打つか、この巨木の上を越えるショットが要求されることになる。

アイクもこの木にずいぶんと手こずったようで、クラブの競技委員会にこの木を伐採するよう要求を出したが受け入れられなかったという。

このアイクの木は、2014年のマスターズが開催される2か月前、暴風雪で枝がほとんど落ちるほどの大きなダメージを受け、結局伐採された。

この木が伐採される前に天に召されたアイク。

このニュースを聞いた時、アイクはどんなセリフを残したのだろう。

気の利いたセリフに違いない。

(学23期kz)

オーガスタナショナルGC 10番ティーグラウンド脇のアイゼンハワーコテージ
17番 2013年当時のコースレイアウト

210ヤード地点左側にアイゼンハワーツリーがあり、フェアウェイが狭くなっている。

左手に見えるのが倒れる前、当時のアイゼンハワーツリー(アイクの木)。
テーダ松の木で、樹齢100年、高さ約20メートル。

私と競馬

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

今年の日本ダービーは6月1日(日)でしたが、
最近、馬術で広島国体準優勝などされた元騎手の女性と知り合いになりましたので、投稿させて頂きます。

初めて競馬に興味をもったのは京都で下宿して(嵐山近くの右京区常盤下田町)昼も夜も働いていた頃です。
寺町京極近くの夜の水商売の職場は競馬好きが多く、八坂神社近くの場外馬券売場にパシリで馬券を買いに行かされました。

その後、復学する為に山口に帰りましたが、山口には競馬場もなく、競馬に興味を持っている人は殆どいなかった。
競馬に興味を持った私は山口信用金庫本店近くにあったリーバーサイドという喫茶店で、テレビ西日本の競馬中継を毎週楽しみにし、京都の友人に馬券を買って貰った。
1972年の日本ダービーのロングエース、ランドプリンス、タイテイムの最後の直線での叩き合いや翌年のタケホープ(騎乗は武邦彦)は今でも忘れられません。
その後はハイセイコーが現れ、日本国中が夢中になった。
田舎の学生が背伸びして競馬好きを自慢していた。
田舎から休みを利用して川崎の兄の所に寝泊まりし、府中の東京競馬場に遠征したものです。

就活時期となり、金融関係(銀行、証券)志望の私は会社説明会後の面接で競馬好きを公言する程であった。
S都市銀行の面接では担当官と競馬談義で盛り上がったが、品行方正でない私は次のステップに進むことなく、しっかりと落とされた。
(趣味は競馬ではなく、乗馬とすべきでした。)

社会人となり、重賞レースだけは賭けたり、テレビ観戦は欠かしませんでしたが、次第に遠ざかり、最近はテレビ観戦すら忘れていることが多いです。
中でも映画「優駿」(1988年東宝映画)のモデルとなったメリーナイスやトウカイテイオーは忘れられないダービー馬です。

永倉ゼミのコンパでは競馬の実況中継をしたことがありますが、先生から競馬をするお金があるとは凄いですねと貧乏学生なのに感心されました。
卒論は「株式の名義書き換えと所有権の移転」だったと記憶しています。
ゼミはジュリストが教材で、当番ゼミでは八幡製鉄事件(現在の日本製鉄)を発表した記憶があります。

訪れた競馬場)
東京競馬場
小倉競馬場
中津競馬場
中京競馬場
中山競馬場

写真はJR品川駅構内(2018-5-26撮影)
(学22期 Y・Y)(会社法、永倉ゼミ)


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今日のお菓子

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

今日のお菓子
【瀬戸内ポルボロン ノワール】
製造者 島の四季梱包 岡田 依里
(小豆島で手作り)

学22期 Y・Yさんの投稿


先日、広尾での野村慶太郎さんホスト役の「思いつき昼飲み会」で知り合った岡田 依里さんが、新宿の小田急ハルクで5月27日迄出店されているとのことで、5月25日(日)横浜桜木町散策の会の後に京浜東北線、りんかい線を乗り継いで、夕方、駆けつけました。

日本酒等のアルコールもお付き合い程度には飲みますが、子供の頃から大の甘党です。
でも、焼菓子のポルボロンは知りませんでした。
ロッテのラミーやバッカスチョコ、鎌倉の鳩サブレー、もみじ饅頭、八天堂くりーむパン、六花亭マルセイバターサンド、モスバーガーのバニラシェイクMは好んで食します。

岡田 依里さんは元騎手の方で、学生時代に北海新冠の牧場で住み込みのバイトをされ、馬術で広島国体準優勝等をされ、ダービー馬のメリーナイスやオグリキャップと写真を撮られたこともあるとか。
今年の日本ダービーは6月1日(日)でした。


(学22期 Y・Y)(会社法、永倉ゼミ)
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トランプ劇場に思う その⑤米国の社会構造変化

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年6月 トピックス】

◆世論調査によると、トランプの政策に反対する者は50%を超えたが、トランプ政策を支持する者が40%前後。

驚くのはトランプ支持者がまだ40%前後もいるという事実だ。

誰がトランプを支持しているのか。

米国の中で何が起きているのか。

◆トランプ支持層

先ずラストベルトの「負け組」といわれているグループだ。

だから「製造業」復活の看板を掲げることになる。

かつては製造業労働者をはじめとする労組・ヒスパニック層は伝統的に民主党が取り込み、共和党はむしろ経営者層、金持ち層というのが通り相場だったが、どうも模様が変わってきているようだ。

反対に民主党の支持基盤となっているのは、最近ではむしろ知識人、エリート・高所得層であり、こうした高所得、金持ちに対する反発がトランプ支持の基盤にあるともされる。

◆大学の内なる変化

大学はどうか。

ここにきて、米国の有名大学では「左傾化」が予想以上に進んでいるとの論調が多く聞かれるようになった。

つい最近、旧帝大の、とある名誉教授が新聞紙上で紹介していたのは、米大学の中でリベラ(左派)が多くなっており、リベラ(左派)と保守との割合は経済学の分野で4対1の割合になっているとしている。

経済学の分野はまだ良い方で、人文・社会科学の分野全体でみると、左と右の比率が10対1にまでなっており、教授より、若手教員、教員より大学院生で左傾化が進んでいるとのことだ。

◆創造性とリベラは親和的

もともと、保守派が知識を保存・継続することを重視するのに対し、学問の世界では創造性、新機軸、新たな発見をすることが価値ある貢献と位置付けられているため、保守志向ではなく、自ずと「革新(左派)」志向となるのかもしれない。

しかし、こうした状況は、学問の自由を守り、多様な主義主張を認めるというような懐かしい牧歌的な状況をはるかに超えているという。

特に若い先生、若い学生、大学院生に多いというから、今後ますますこうした傾向が進むことは間違いない。

単に某有名大の親パレスチナ・反イスラエルの学内の運動という問題ではないようだ。

こうしたことも嫌って、トランプ大統領が大学に切り込んだというのが実情のようだ。

米国でこうした変化が進行していたことは知らなかった。

支持率が急激に落ちないことも故無き事ではないようだ。

(学23期kz)

虎ノ門の皿うどん 長崎飯店

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年5月 トピックス】

虎ノ門交差点近くの小さな長崎飯店。

ここの味は、食通も納得させるようだ。

もっとましな店がいくらでもあるのだが、なぜかここに足が向かう。

席数も少なく、決して綺麗とはいえない店で、昼間はかなりの列ができる。

夜は出前。

注文する時間がまばらな時が多く、出前のお兄さんが、3回、4回と数人分の出前を届ける

我々職員一同、よく食べた。そして残業をした。

◆店には中華のメニューがあるにはあるが、客の目当ては「ちゃんぽん」か、チャーメン(炒麺)に具が乗った「皿うどん」。

皿うどんのメニューにはチャーメンの皿うどんと、柔らか太麺の「やわ皿」がある。

また、麺にかける具も、具の大盛、というのもあり、「具(のみ)と餃子」を注文する者もいる。

いつも選択に迷う。ちゃんぽんか、皿うどんか。

どちらも食べたてみたい。

その昔、調子がいい時には両方食べた時もあった。

しかし、いつの頃からか「皿うどんセット」というのができた。

100円増しで、ちゃんぽんと同じスープが付く。

これなら両方味わえる。

◆近くにはちゃんぽんや皿うどんを出す同業店「ながさき」という店もあったが、いつの間にか閉店してしまった。

コロナの時かもしれない。

コロナの時といえば、虎ノ門ヒルズ・ビジネスタワーの竣工が2020年。

この時には、長崎飯店を出たちょうど真正面に、高層ビルと高層ビルのわずかな隙間から、聳え立つ「新名所」虎ノ門ヒルズを拝むことができた。

周りの店が姿を消す中で、コロナを経ても「長崎飯店」は生き残った。

◆しかし、東京夏季オリンピック2020をきっかけに始まった虎ノ門再開発。

その一角にあった長崎飯店も昨年店を畳んだ。

移転先はしばらく判明しなかったが、驚くことに、私がよく使うパスタ屋のすぐ裏手に移転したことが最近判明した。

近くに寄った際は、どちらに行くか迷う。

パスタ屋か長崎飯店か。

どちらも食べたい。

昔、元気な頃は「ハシゴ」という無茶をやったが、最近では無茶を控えるようになってしまった。

(学23期kz)

虎ノ門の交差点 虎の像

「らくたん」に伴う「天国と地獄」

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年5月 トピックス】

岡山Bさんの投稿

「らくたん」と文字を打ち、デジタル機器に文字の変換を求めると…
学生さんにとっては、”天国と地獄”の世界を平気な顔をして、すらっと提示してくる
「楽単と落単」、昔風に言えば、「楽勝、楽勝」と「鬼」となるかも知れない

教養部時代は顕著に、そして間違いなく「天国と地獄」が存在していた

今の講義は一般的に時間一杯の講義、レジメやらパワポってな事前の資料も充実しているらしい(先生によっては、着座し、自ら手書きしたノートを延々と喋り、学生にはその筆記を求める様な先生の方が稀かも知れない)
昔の先生には、紳士協定の様なものが暗黙に存在し、少し遅れてくるか、早めに切り上げるか、そんな先生は自ずと人気が・・・

他方、ぎっちり密度の濃い内容で構成された講義にも人気があった

普通1年経つと経済学部の専門に属する事になる

 しかし、先ずは教養部時代に必要な単位数が各学群にあった

英語でも”参鬼”と言われていたS.M、もうひとかたの名前が出てこない…が3人の鬼がいた
ここで立ち止まっていたら、「SM」…もっとややこしい事になるので次を急ぐ


1年の時のクラス担当は稲田先生で、若き講師

我々学生に近い存在、そんな無碍な事はされてはいなかっただろう
2年になった時、鬼の一角、S助教授が担当する事に… 所謂、リーダー読本なら少し頑張れば、何とかなりそうだか、その年は、英作文を内容とすると言う半ば、当初から自分の成佛を願い、お経を覚えた方が良い状況…
しかし、”鬼の目にも涙”で死屍累々とされる様な無碍もこちらの先生もされなかった

意外や意外、一番の鬼門となったのは、第二外国語の中国語!
第二外国語では是非に選択すべし、そして楽勝、楽勝と先輩からもすすめられた『中国語』(ここからは二重括弧)
小川先生と言う好々爺は落単させる様な事は先ずない···伝説の好々爺。 そう信じて、中国語を希望した当時の経済学部の学生は多かった(概数だが7割位か?)
あまりの希望者に学籍簿か何かで半分に分けないときっと授業が成立しなかったのであろうか?
そこに現れし”荒武者”は教授に成り立てだったか、やけにやる気のあるY先生…
端っから楽勝で選択した第二外国語としての中国語、これが『中国語』になろうとは…

試験の結果は前期の落単者、記憶の限りでは半数近くが半期にして『落ち武者』としての『中国語』と付き合う事となる
後期はみんな真剣!

教養部の少し緩めの第二外国語では既になくなっていた
貴方はどう? はい!勿論、『落ち武者』です(笑)
望むと望まずとも1年半にも及ぶ『中国語』との付き合いに…

あぁ…天国と地獄…語学においても、専門の学部においても、それは待っていた

学部の中での外書購読、学科選考、ゼミ選考… 大河の流れ(人気のある道)を意識した訳ではないが、度重なる抽選漏れ…

ここでも、ある意味、落ち武者 しかし、”万事塞翁が馬”ってな展開も待っているから学生生活は捨てたもんじゃない!

本題の落単に戻そう
落単を機会かどうかは定かではないが、『中国語』を第一外国語として選択する猛者を生んだ
英作文もそんな真剣な取り組みはしなかった
あの時に帰って、「もし」が存在するなら、もっと英作文を、そして、第一外国語として、中国語を真剣に学んでいたならば…

「人生に2つの道が用意されていた時、若い時代は躊躇なく安易な道だけでなく、敢えて困難な道を選ぶ選択もある」
と言う事を知ったのは、社会人になって、かなりの年数が経ってであった…

(岡山B)