やまぐちHappinessフェスタ おいでませ ふくの国、山口

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年10月 トピックス】

◆10月5日(土)の東京は生憎の雨で肌寒い一日した。
こうした中、東急大井町線、田園都市線を乗り継いで三軒茶屋ふれあい広場で5日、6日と2日間開催の掲記イベントに昨年に続き2回目の参加でした。

◆13:50に到着し、まずは応援をされている山口七夕会の関 周幹事長にご挨拶。
すぐ近くで出店中のベアーズコーポレーションの中嶋唯雄社長にご挨拶。
しばし、雑談しました。
瓦そばを注文しました。
瓦そばは以前一度、福の花 茅場町店で戴いたことはありますが、上品な一品でした。

◆次に湯田温泉の温泉ミスト化粧水ゆだうるるを購入。
味噌汁を試飲し、美味しかったのでとくぢ麦すり味噌を購入。
関 周さんのお薦めもあり、御堀堂の生外郎を購入。
生外郎なるもの初めて知りました。
2、3日しか日持ちしないとか。

◆次にお茶のコーナーに。
店主と思われる女性に薦められ試飲をしていると店員で昨年お会いし、共通点があり盛り上がった女性に声を掛けられ吃驚。
店の雰囲気が昨年とがらりと変わり、他の店かと勘違いしていました。
山口市徳地の薬草お茶のコーナーでした。
クロモジ茶とカワラケツメイ茶の2種類を購入しました。

◆最後は山口市の日本酒の山頭火を購入し、帰途に就きました。
滞在時間は1時間で学生時代にタイムスリップし、第二の故郷山口に東京の地から思いを馳せました。
(学22期 Y・Y)

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能吏・小栗上野介忠順 ①

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年10月 トピックス】

幕末ものを読んでいると、幕臣・小栗忠順(ただまさ)の名前をよく目にする。

岸谷五郎が主役の小栗役を演じたテレビ放映もあった。

放映したのはNHK。20年前の話だ。

小栗が着手した事業は多岐にわたり、日本の夜明けに貢献した優秀な幕臣であった。

大隈重信が述べた「我々の行っている近代化は小栗上野介の模倣に過ぎない」とする小栗への賛辞は有名で、司馬遼太郎にも「明治の父の一人」と呼ばせた人物だ。

こうした小栗も、しばらく陽の目を見ることがなかった。

明治新政府へ徹底抗戦・主戦論を唱えたために「反政府の逆賊」とされ、GHQからは「横須賀軍港を作った軍国主義者」とのレッテルを貼られたのだ。

小栗が認知され始めたのは、第二次大戦の敗戦によって明治以来の教育が途絶え、それまでの歴史観の見直しが進んだことによるのだろう。

◆渡米

遺る写真をみると、小柄で貧弱そうな身体つきだ。

しかし、若い頃は文武両道に抜きん出ていたという。

小栗を一躍有名にしたのは井伊直弼に認められて日米修好通商条約の批准で遣米使節の目付役に抜擢、「万延遣米使節団」としてポーハタン号でサンフランシスコに向かった時だ。

当時33歳。

この時随行した練習船・咸臨丸の艦長が同い年の勝海舟だ。

米国では金の海外流出を阻止するため、金銀交換比率を変更する通貨交渉を、論理に基づいて粘り強く行い、是正することに成功する。

現地紙の小栗評は「小柄だが、生き生きとした、表情豊かな紳士である。威厳と、知性と、信念と、そして情愛の深さとが、不思議にまざりあっている。・・・(小栗は)使節団の中心である。なにごとも、彼の同意がなければ決定できない。彼のからだのすみずみに、秋霜の厳しさがみなぎっている」としている。

◆能吏

小栗は米国での要務を終え、大西洋周りで世界一周し日本に戻る。

戻った小栗は外国、勘定、江戸町、歩兵、陸軍、軍艦、海軍の各奉行に任ぜられ、幕府の要職にあった8年間は遣米使節時の見聞を活かして、横須賀造船所の建設、滝野川反射炉での大砲製造、郵便制度導入、鉄道建設、新聞発行、ガス灯の設置など、多方面に活躍した。

また、国の形として、藩を廃止し、郡を設け、その下に県を置くとし、県を集めた道州制の下での中央集権国家の青写真も描いていた。

◆ネジ一本

米国ではワシントン近郊で海軍の造船所を視察している。ここでは造船所とはいえ、大砲、銃、帆船用ロープまで船に必要なものはすべて「自前」で生産しており、鉄も切断、圧延、屈曲、切などの作業を蒸気機関の工作機を用い、わずか少人数で効率的に作業する様子を目の当たりにした。そこで作っていたネジを持ち帰っている。

小栗にとっては日本も今後工業近代化を成し遂げるシンボリックな糸口に映ったのだろう。

【文末の写真参照】

◆技術はフランスから

小栗は開国しつつ国力を付けて外国列強と伍すべきとの考えを持っていた。

しかし手元には、近代技術を身に着けた技術者がいない。

そこで、幼少からの気の合う友人で幕末きっての国際派で外国奉行の栗本鋤雲(じょうん)に相談する。

栗本は対フランスの外交官として活躍していたフランス通だ。

そこで小栗は栗本から技術的な指南を仰ぐことのできる相手を見つける。

栗本はフランスの駐日公使・ロッシュと近い。

こうして薩長に近づくイギリスに対抗するように、幕府側ではフランスのロッシュとの間でフランス語学校の創設、フランス式軍隊の導入を決め、また、横須賀造船所にはフランス人のヴェルニー氏を責任者に据えた横須賀製鉄所の建設に向かう。

横須賀造船所は明治以降も日本の富国強兵に大いに貢献することとなった。

◆東郷平八郎の礼

東郷平八郎は横須賀製鉄所で船の修復をして海戦に臨み、日露戦争に勝った。

その東郷は日露戦7年後の明治45年(1912年)に、小栗家の親族に対し戦勝の礼を述べている。

またその横須賀造船所に近代的な就業規則や年功給与体系などを導入している。

このように小栗はハード面、ソフト面で近代化を進めたのであり、確かに「日本の近代化の基を作った」優秀な能吏であった。

(学23期kz)

小栗が米国から持ち帰ったネジ 群馬・高崎市東善寺保管

羽田空港倫理法人会モーニングセミナーに参加(莫 邦富氏講師)

羽田空港倫理法人会モーニングセミナーに参加(莫 邦富氏講師)

◆10月4日(金)7時00分~8時00分に京急天空橋駅近くの羽田イノベーションシティで知日派ジャーナリストの莫 邦富氏講師の「歴史的な転換点に来ている日中関係と中国経済をどう見る?」と題するセミナーに参加しました(25名参加)
最近、「台湾を知る」5講座を受講しましたが、中国に関する講話があると知り、朝5時30分に起きて早速、聴講しました。

◆限られた時間(実質40分位)の中での講話の為、講師の方のこれまで携われた仕事の紹介が中心でしたが、代表作の著書を購入し、少し時間を掛けて、勉強してみたいと思います。
講話後は莫氏を囲んでのシェア会があり、食事をしながらの30分でした。

◆私は非会員ですが、倫理法人会主催のイベントにはこれまで、読売巨人軍→中日ドラゴンズ他で投手として活躍された西本聖氏の「わがプロ野球人生」と題する講演会や力道山夫人の田中啓子さんの「夫・力道山の教え」と題する講演会に参加したことがあります。(いずれも既投稿)

また、倫理法人会にはFacebookの友人も多く、知り合いの10名位の方の講話会にも参加したことがあります。
これからも興味あるテーマの時は仕事前の朝活に参加したいと思います。
(学22期 Y・Y)

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「日本人論」の欠片 その6 

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年 10月トピックス】  

◆PDCAの実施段階(D)

各種改革の実施段階(D)で、改革段階に比べ改革に移される件数は少なく、実施の程度も本腰が入っていないものが多いように思う。

これには以下の要因があると思われる。

・実施段階で初めて事の深刻さを知る。

具体的には、既得権益が削がれる、所属する部局が消滅する羽目になる、給料が下がる、リストラされる、こうした実害が降りかかってくることを始めて実感する。

こうした反対派のパワーは改革派のパワーを大きく上回るため、実施に移される程度は大きく減じられる。

それでも形式上は改革を改革を行った形にしたいので、猶予期間が設けられたり、お茶を濁したような取り組みで収まったり、実施されなくても目をつぶるようになる。

改革の実施段階では猛烈な反対がある。

なぜ、計画の段階で問題にしなかったのか。

計画段階では真剣に議論しないのだ。

なぜか。

喧嘩をしたくないからだ。

改革を断行すべき最高責任者になることが多い現役社長の対応は歯切れが悪い。

「改革は必要。それは認めるが、私の代ではなく、後の世代がやってくれ」と。

◆最後の最後で緩むならまだしも、最初から緩んでいるのではないか。

「先送り」という言葉があるが、国の成長が続いている時には余裕もあり、有効でもあった時機もあった。

それに比べて欧米諸国、特に我々と同じ大戦で敗戦国でありながら、見事な戦後復興を果たし、日本に似た技術大国、モノづくり大国、貿易大国であるドイツ。

ルールや決まり事には厳しいドイツの国民性。

他人にも厳しいが、己にも厳しい。

真夜中、車も通らず人気もない横断歩道。

そこでも愚直にルールを守るドイツ人。

彼らは決まった「計画」を実行に移すのだ。

しかも愚直に。

計画を愚直に実行に移す。

勝手に手加減しながらではなく、愚直に。

ここが日本人の調整力の高さをしめしている要因でもあり、欠点のように思われる。

(学23期kz)

11/30 第5回長州歴史ウォーク開催

開催地は上野、開催要領は以下のとおりです。

【日時】

令和6年11月30日(土)午前10時集合

【集合場所】

上野恩賜公園西郷隆盛銅像前(上野駅下車)

【行程】

西郷隆盛銅像→黒門跡→清水観音堂→寛永寺→徳川慶喜墓所→三崎坂→団子坂下

(昼食休憩)

森鷗外旧居跡→夏目漱石旧居跡→東京大学赤門→無縁坂→不忍池→上野駅

(午後3時ごろ、現地解散)

【参加費】

無料

【申し込み方法】

鳳陽会東京支部HPの「連絡・問い合わせ」から申請。

または会報に同封したはがきに必要事項を記入の上、切手を貼って投函。

【申し込み締め切り日】

令和6年11月25日

上野寛永寺
徳川慶喜墓所

10月19日 山口ヒストリア講演会「大内氏と菊池氏」パネラーに澁谷龍氏(鳳陽会東京支部)登壇

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2024年10月 トピックス】 

◆10月19日(土)、山口市・山口県教育会館で山口ヒストリア講演会「大内氏と菊池氏」が開催されます。パネラーとして山口大学経済学部同窓生の澁谷龍氏(鳳陽会東京支部)が登壇します。

 菊池一族は熊本を本拠地とする豪族でした。鎌倉時代、蒙古軍が北九州に襲来したおり、奮戦しています。南北朝時代には武将として活躍しました。

◆澁谷氏は菊池一族の末裔です。菊池一族の歴史、家系に強い関心を抱き、研究。「探求 菊池一族」を出版しています。【文末写真参照】

昭和27年、熊本県出身。熊本県立玉名高校、山口大学経済学部卒業。学生時代は、フォークバンドを結成して活躍。大学卒業後はイベント事業などを担当。海と島の博覧会ひろしま、ジャパンエキスポ富山などに携わりました。全国菊池の会常務理事。

◆講演会は第1部午後1時40分、鳥取県立博物館の山本隆一朗学芸員が「中世西国における菊池氏」をテーマに講演する。

第2部午後2時55分、パネルディスカッション。澁谷氏らが研究の成果を語る。

聴講無料。先着500人。事前申し込み不要。

問い合わせは山口市文化交流課

083・934・4155