山口大学経済学部同窓会
鳳陽会東京支部
【2026年10月 トピックス】
(事務局記)
◆毎年秋には日本寮歌祭が日暮里のホテルで開催されている。
今年は11月29日(日)に開催。
午前中から始まり、昼食をはさんで午後の3時過ぎまでの長丁場だ。
北の北大からスタートし、各校の校歌・寮歌を登壇し、肩を組んで歌う。
2校目に歌うのが旧小樽高商だ。
♪「琅玕融くる緑丘の 春曙を逍遥えば 浪漫の靄に街沈み 風悠久の言葉あり・・・」
小樽高商の「若人逍遥の歌」だ。
◆我々鳳陽会は小樽商大や長崎大・経済とは旧高商つながりで、年に数回、意見交換をし、杯を傾ける。
その繋がりで、寮歌祭では、小樽商大や長崎大の番になると、一緒に登壇し、歌う。
小樽商大は北海道で経済の分野では北大・経済と覇を競っており、我々総合大学では経済学部を率いるのは経済学部長であるが、単科大学の小樽商大では「学長」となる。
◆先生と、学生と、同窓生
先生、学生、同窓生が一丸になって活動している大学は強い。
こうした一体型の活動を展開している学校は無きにしもあらずで、私立大学に多い。
しかし旧国立大学で、一丸になって活動しているとことは滅多にお目にかかれない。
大学の中をみると、教職員と学生から成る。
このため先生と生徒は繋がりが強いのは当たり前だ。
次に、我々同窓生と先生はどうか。
学生時代に先生から授業を受けたのは、はるか昔。
先生との関係は我々が卒業し、OB/OGとなった途端、急速に薄れる。
では、三つ目。もう一つの塊である現役学生とOB/OGとはどうか。
この二つの塊を繋ぐパイプはなかなか見当たらない。
これでは学生諸君からOB/OGを頼ってもらうことができず、また我々OB/OGとしても日ごろから社会人の先輩として積み上げた知見を後輩の学生諸君に伝える機会が損なわれている。
もったいない!
現役学生とOB/OG。
何とか両者を有機的に繋ぐことはできないか?
◆小樽商大の「緑輝星」に学ぶ
他校をみるとOB/OGと繫がることを目的とした現役学生の「クラブ活動」組織がある。
その例が小樽商大の「緑輝星」というクラブ活動だ。
テニス部やワンゲル部、マンドリンクラブなどと同様、学校公認の「部活」組織であり、
この部活には他の部活と同様に、顧問の先生が付いている。
◆緑輝星の成り立ち
学生のクラブ組織「緑輝星」の成り立ちをみてみよう。
現学長が副学長当時、「学生と同窓生OB/OGを繋ぐパイプ役としてのサークルがあれば!」というアイデアを出した。
これが発端で、副学長のゼミ生、同窓会支部長との協力を得て「緑輝星」ができたという。
これには大学側や同窓生組織の危機意識が底流にあったという。
その危機意識とは何か。
もともと大学や同窓会組織・「緑丘会」が抱えていた問題として「若手卒業生の同窓会入会数の減少、若手会員不足」があり、学生の同窓会組織への認識を高める必要があるとの危機意識があったという。
これが契機となり、「緑輝星」が2023年1月に発足した。
歴史は古くはなく、数年前のことだ。
◆「緑輝星」の活動
緑輝星は、大学からと同窓会・緑丘の両サイドから支援を受けており、緑輝星は同窓会・緑丘会の「在校生支部」という位置づけになっているという。
緑輝星は自らメンバー募集を含む日常活動や各種イベントを自律的に行っているが、必要な時はその都度、サークル顧問教員や全国のOB/OGネットワークからアドバイスを受けることができる体制もできているようだ。
緑輝星としては、メンバーが卒業し、世代が替わる際に、毎年しっかり活動が引き継がれていくことを最重要目標に置いており、学生サークルではあるが、他サークルとは異なる団体であることをメンバーが理解し、大学、同窓会・緑丘会と一丸となって活動を続けていくことを心掛けているという。
◆学生と同窓生との交流
ホームカミングパーティーは母校・山大でもやっており、山大では大学・鳳陽会の共催になっているようだが、小樽商大では緑輝星が主催する。
こうしたイベントを通じた交流で何が変わるのか。
学生諸君にとっては、現役学生時代からのOB/OGとの触れ合いによって生きた社会勉強ができ、やがて迎える最大のイベントである「就活」について、自分の進むべき道を探り、社会人になるにあたっての心構えが身に付く。
他方、OB/OGの側でも、学生諸君の考えていることや、将来の希望を聞くことで、学生への支援の在り方について具体的な方策が見えてくるという。
また、大学側でも一枚嚙んでくれて、新春の名刺交換会で、優秀な成績、活躍した緑輝星の何名かを招待しており、
このほかにも、学長も交えた緑輝星とOB/OGとの懇親会も年一回行われているという。
大学と学生、そしてOB/OGの同窓生。
この三つ巴一体となって動いている大学は活力があり、強い。
是非とも、見習いたいものだ。
(kz)


