社会人相撲の稽古見学

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】



◆大相撲九月場所が始まりました。
51歳で会社を早期退職して、自遊人になり、希望に夢を膨らませた頃にテニスをやっている学生時代の友人がテニスの練習に四股を取り入れたいので社会人相撲の見学に付き合ってくれと言われ、横浜の高校での稽古に同行しました。

◆そうしましたら、北の湖部屋の宮丸という力士の指導者と遭遇し、宮丸さんの話で盛り上がりました。
そして四股、テッポウをする羽目に。
挙げ句の果ては、友人が稽古に加わる為に社会人相撲に入るので、付き合ってくれと。

◆私は四股、テッポウだけでもぐったりとして閉口した上にあの廻しを付けるのが嫌で恥ずかしい。
とはいえ、社会人相撲の方からも部員の確保から期待され、逃げられない雰囲気となりました。
参ったなと思っていましたら、数日して友人から連絡があり、テニスの練習中にアキレス腱を切って入院したとの連絡が。内心ほっ。(スミマセン)

◆小学生時代に相撲取りになって親孝行したいと卒業の際に録音テープに吹き込む程、相撲も強かったのにプロの稽古では3日も持たなくて脱走していたなと思います。(笑)
そういえば、以前、北稜山という最高位が三段目の力士がいて、180cm、180.3kgの体格に北の湖の再来と惚れ込み、ご両親と一緒に国技館で早い時間から応援していたのに、急に見なくなり、ある日、北の湖親方に聞いたら、大阪場所中に脱走し、今は自動車教習所に通っているようだと。
流石に親方も手の打ちようがなかったと。
(学22期 Y・Y)(会社法、永倉ゼミ)


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小さい秋 見つけた

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】

学37期 上野啓

◆東京青梅の御岳溪谷にある、空き家となっていた妻の実家をリフォームして4回目の夏を迎えた。

築50年を超える古家であるが、母屋の横には、囲炉裏も備えた離れがあり、古民家の佇まいがある。

今年で結婚30年、当時大阪に勤務し、福岡の出身の私に嫁ぐ事に反対する義父に会いに行ったり、娘が生まれてからは、孫の顔を見せに行ったりした場所ではあるが、その頃は何かいつも遠慮がちに訪れていた様に思い、寛ぐ場所ではなかった。

妻にとっては、生まれ育った場所ではあるが、義父の晩年は、自宅介護の場所でもあったので、子供の頃に楽しんだ奥多摩の自然や、気候を感じる余裕さえなかったのかもしれない。

◆信じられないかもしれないが、今年の夏も、夜はエアコンなしで過ごす事がでた。

山から吹く風が多摩川の清流で冷やされて、窓を開けると天然のエアコンとなる。

自宅からも車で1時間あまり、比較的近いこともあり金曜日の夜からの週末をここで過ごすことが定着しつつある。

ここ数年の災害級の猛暑の夏から避難するには最適な場所である。

◆夏の涼しさに加え、四季折々の御岳渓谷の景色や野鳥の囀り、徒歩圏内には、美味しい蕎麦屋や蔵元の小澤酒造、そして最近はカフェやジェラートなどのお店もオープンして、自然の中で素材を生かした味覚が一年を通して楽しめる。

また、趣味で昨年から始めた低山登山向けの山も、あちこちにあり、日帰り登山も週末の楽しみとなった。

登山は一日で1500カロリーは消費するので、そのおかげか、体重や体脂肪も減少、還暦手前でメタボ予備軍から脱出した。

◆9月に入っても続く猛暑であるが、夜には、秋の虫の合唱が始まり、山では栗の実が少しずつ大きくなってきた。

さてそろそろ、衣替えの準備を始めるか。

学37期 上野啓

11/29 長州歴史ウオークを開催

 第6回長州歴史ウオークを開催します。

今回のテーマは「神々の森を巡る」。

開催要領は以下のとおりです。

開催要領

【日時】

令和7年11月29日(土)午前10時

【集合場所】

 明治神宮鳥居前広場(地下鉄・明治神宮前駅、JR・原宿駅下車)

【行程】

明治神宮鳥居➡社殿➡明治神宮の森➡東郷神社➡原宿(昼食休憩)

表参道➡地下鉄表参道駅➡地下鉄乃木坂駅➡旧乃木邸➡乃木神社(午後3時ごろ、現地解散)

【参加費】

無料

【申し込み方法】

鳳陽会東京支部HPの「連絡・問い合わせ」から申し込んでください。

【締め切り日】

令和7年11月25日

奮ってご参加ください。

(事務局)

明治神宮鳥居
明治神宮
明治神宮の森
東郷神社

山口Happinessフェスタ2025

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】



◆9月13日(土)、14日(日)10時〜17時に 三軒茶屋ふれあい広場で開催された掲記フェスタに最終日の14日(日)10時のオープンに合わせて行って来ました。
本日の東京は雲の多い一日でしたが、最高気温32℃で空調ウェア着用でした。



◆東急大井町線で、二子玉川乗り換えの田園都市線で三軒茶屋までの片道1時間20分でした。
田園都市線はサラリーマン最後の1年7ヶ月が桜新町で、住まいは同じ田園都市線の梶が谷からバスで20分の野川の社宅でした。
今回、体調を崩しており、帽子にマスク姿での参加となりました。



◆先ずは福の花さんの実演販売の下関名物の瓦そばを頂きました。
おいでませ山口館コーナーにも寄り、新商品の瑠璃光寺の檜の香りの小袋、柳井の山吹味噌や御堀堂の外郎や防府の白銀を購入しました。
今回で3回目の参加ですが、今回、山口市徳地の健康茶が出店されていなくて、知り合いの女性陣に再会出来なくて残念でした。
滞在時間は丁度1時間でしたが、しばし山口に思いを馳せ、会場を後にしました。



◆先の投稿で紹介しました「地球の歩き方 山口市」は今年の10月9日販売予定ですが、先の山口七夕会に参加した会員には10冊購入した場合は当日特典として定価2千円の20%引きとのことで、1冊1,600円となりますが、私の方で10冊纏め買いの予約をしておりますので、まだ予定数に達しておりませんので一報頂ければ実費でお分けします。


(学22期 Y・Y)(会社法、永倉ゼミ)
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岡山 落語まつり

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆8月30日、31日と二日間にわたり、岡山の天神山プラザで「岡山 落語まつり」という初めてのイベントがあった。

初日は社会人、二日目は各地の大学生が参加する。

両日とも観客数は180人を優に超え、満員御礼、大盛況であったという。

初日は岡山大学の落研OBが中心になって開催されたもので、かなり本格的なものだ。

岡山大学は昔から、兵庫、大阪など上方の人の往来、また文化の交流も深い。それが影響してか、落語も上方落語を得意としているようだ。

◆会場となった建物「天神山プラザ」がある場所は、昭和20年の岡山空襲前までは、県庁の所在地であって、県にとっては由緒あるところだ。その建物はモダニズム建築で有名な前川國士が1962年に建てた旧称岡山県総合文化センターという事だから、その開催

には相応しい。

現役の岡山県庁の建築も前川國士による。偶々だが前川さんの誕生は1905年、今年は生誕120年と言う。(山口大経済学部建物にある”1905~”と同い年だ)

◆当日の出演者の中には、50年前、この会場で”卒業落語”をした人も出演されていた。

話のプロ・・・現役の地元のアナウンサー、公務員、半ば本業でやっている人もいる。

関西地区から岡山で学び、その後岡山で就職した人、また卒業以来、岡山を離れ、中四国の各地から来岡され、高座に上がっている。

おろした噺のネタも所謂新作あり古典あり。

演目の中では、落とし噺は勿論、人情噺も含まれている。

古典としては「壺算」「人情八百屋」「まめだ」「七度狐」など。

寄席で落語や講談以外に上演される様々な演芸ものを総称で色物という。

「南京玉すだれ」などもあった。

笑いの波紋が広がる。笑いの雰囲気は浅草演芸ホールやら上野広小

路亭にも負けない!

(ただ、公的な施設なので、まずは綺麗、そして、食べ物や飲み物を戴きながらの視聴とはいかない。あの演芸ホールや何々亭の独特の雰囲気が好きだ。いや、あの雑踏のなかにこそ演芸の華が咲く気もする。)

◆寄席の番組進行がスムーズに行くようにサポート、その潤滑油になるような役目の高座返しを担当するお茶子さん。その役割は現役の大学生の方が応援出場。(座布団を返し、四隅の房をぴんと伸ばす、お茶の入れ替え、見台の出し入れ、演目を書いた演題の見出し

(名ビラ)をめくる仕事。その所作はおっとりしていて丁寧)

学生当時高座へ共に上がっていた友・・・今は亡き友もあり、その人を明るく語り、またその持ちネタの小話なども披露していく姿もあった。筆者の年代になると、その状況には会場の笑いよりも別の思いも抱く年代となった。

◆ところで山大の落研(落語研究会)はどうだろうかとネットで検索してみる。

何やら10月18日、14時から木戸銭無料(カンパ制)。重要文化財の山門もある水の上町の洞春寺で開催されるという情報を見つけた。

そして、”今最も勢いのある落研の一つと言われている。

座布団置ける場所ならば どこへでも落語しにいきます。 365日・24時間ご依頼募集中‼”と紹介がある。

(学業は大丈夫か!?老婆心ながら・・・進級の塀の淵を歩いていたかもしれない筆者に心配される筋合いではない(笑)、もちろん!)

何やらコンビニのような様子で、お客さんに寄り添う形の高座が設けられているのかもしれない。大いにその内容に期待が寄せられる!

◆当時を振り返ってみて、学生時代、落研の存在自身を知っていたとしても決して足を運ぶ自分ではなかったような気がする。

その後社会人になって、10年ぐらいして自分は変わった。出張の飛行機の中で視聴するのは先ず「落語」となった。

地元で開催される寄席にも、東京出張時の土日を挟むときは浅草演芸ホールや上野広小路亭にも足を運んだ。

「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」童門 冬二 (著)の本がある。

全てとまでは言い切れないが、経験の中で、学びが多いことを知っている。

時間とお暇のある方は、先ずは10月18日、14時、洞春寺にお運びあれ!!

そして、来年山大の落研(落語研究会)の方がこの会に参加されるようであれば、勿論最前列で熱烈歓迎だ!

(岡山B)

「食の履歴書」擬きに挑戦!

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆日経新聞に「食の履歴書」と言う掲載がある。日曜日版の一つの楽しみである。

1956年より連載が始まった「私の履歴書」。その内容は、栄をなし、功をなした人の半自伝記だ。どの方の文章もよく文体が練れられていると感じられる。本人自身が全筆振るわれている方もいるかもしれない。一方、日経側で、一部最終編成、校正をしていることによるのかもしれない。

「私の履歴書」が、少し敷居が高いと感じられる方は、「食の履歴書」は取っ掛かりやすい。

ならば、一介の初老が「食の履歴書」擬きに挑戦することは出来そうだ。早速、やってみよう!

◆80年代初の赴任地は博多であった。多少の偏見はあるかもしれないが、転勤族の人気の高い場所として、札幌、仙台、金沢、新潟、広島、博多がある。

その博多!

九州には後掲の様、老舗の百貨店が各県にある。赴任した博多の天神には岩田屋、呉服町にはエレデ博多寿屋(大型スーパー:旧博多大丸跡利用)があった。

◆自分の社会人としての「食の履歴書」に、次の2行を書き落とすことはできない。

1.事務所のあった呉服町、そこには福岡うどんで有名な”三宅うどん”、その近隣の”ふじまつ”(蕎麦屋)がその最初の行だ。経理の仕事が最初であったが、事務机には電卓と算盤が並んで机の上に準備されていた時代だ。

仕事は全くのデスクワークで、腹は減らない、しかし、何か腹に収めないといけない。毎日毎日、昼食には蕎麦の生活、3年間続いた。昼の定番は「冷たい田舎蕎麦(ぶっかけ)」。

蕎麦を茹でた後、冷水できっちり〆られた冷えた蕎麦に、多量の刻みネギ、もみじおろし、と盛られた良質の鰹節、そして、練わさび。

箸でよそい、一気に器の中をかき混ぜて、口へかき込んで戴くやつだ。

前触れもなく、事務所の職場の先輩が「今日は飲みに行くぞ!」って声がかかった時に備えておくために、昼は軽めが鉄則。(受験時代に例えると寺田文行の数学の鉄則にも通じる(笑))

2.二行目は天神の百貨店岩田屋の別館にあったお鮨屋さんの「鮨活」。実はこれも、「今日は飲みに行くぞ!」の号令で連れて行ってもらった先輩の数々あるお店の中の御贔屓の一つ。

確か9階にあったと思うが、直行のエレベーターに乗り、辿り着くとすぐ横にあった。

カウンター席に座り、つきだしの小鉢をつまんでいるうちに、板長さんに握ってもらうお鮨を選び、注文をする。一端のサラーリーマン体。

「食の博多!」鮮度が良く、ネタも上質な鮨。安いネタは150円くらいからの設定であった。

ちょっと軽く小腹を膨らませて、夜の街に繰り出すにはちょうど良い。

せっかくの良いお店だから、自分自身でも大切にしたお店であった。自分より少し遅れて博多に赴任してきた大学の同期とも先ず歓迎の意味を込めて店を紹介し、利用した。

その後所帯を持つこととなった上さんとも何度となく通った。焙った穴子に煮詰めたツメを塗って、一口で口の中に放り込む。上さんの大好物となった。また、ツメを塗らず、軽く焙り塩を振って戴く白焼きの握りも旨い。

◆岩田屋の当時の勢いは大変なものだった。九州各地に出店。熊本の鶴屋さんとも競争、そして切磋琢磨されていた時期かもしれない。

”今度熊本に出店するんだ”

天神のお店の話で聞いていた話。熊本に行った時、出店されていた「鮨活」にお邪魔した。そこの板長は天神のお店でも板場に立っていた人で、つきだしの一鉢をサービスしてもらった記憶がある。

何年かたって、「鮨活」のあった場所に再来しても、天神には店はなかった。ただ、久留米岩田屋には今も店があるというので、出張と言う機会ではないが、何らか理由をつけて再訪したいものだ。

◆「食の履歴書」にある、一行目の”ふじまつ”(蕎麦屋)は40年前と変わらず昔の所在地に今もある。そして、変わらぬ味の「冷たい田舎蕎麦(ぶっかけ)」がある。

今は年齢も少し大きくなったから、体にも優しい「あったかい田舎蕎麦(ぶっかけ)」でもいいかもしれない。

当時の店の大将が熱心に活躍されていた博多山笠の追い山「東流れの取締役」雰囲気たっぷりの店から少し趣が変わったように感じた。これも筆者自身の加齢がそう感じさせたのかもしれない。

80年代から90年代における九州の老舗の百貨店…

福岡県には、博多に岩田屋、小倉に井筒屋、佐賀県の玉屋、大分県にはトキワデパート、熊本県には鶴屋、長崎県の浜屋、鹿児島県(宮崎県)の山形屋。

筆者が知っている限りの鳳陽会関係者で言うと、会長、社長の重責を歴任されたのは、岩田屋、井筒屋、トキワデパートとなる。他の百貨店でも重責を担われていた方もいた。

(岡山B)

随筆 横目で眺めた経済学 ⑯財政赤字

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年9月 トピックス】

◆最近では何かと財源が足りなくなるといえば、国債を発行すればいいじゃないかという話になる。

庶民の懐が痛まないために多用される傾向がある。

◆MMT

最近はやりのMMT(現代貨幣理論)は、国債を大量に発行しても経済にほとんど影響を与えないとする。

そのいい例が日本だというのだ。

しかし、そんなことはない。

財政赤字が拡大すれば国債の格付けが下がる。

2022年に英国が財源の裏付けのない大型減税を公表した際、英国国債が急落した(金利急騰)トラスショックから、S&Pの格付けで英国債は最上位から3番目のダブルAになった。

また、米国でも然り。

今年(2025年)5月にはムーディーズ社が大型減税により財政状況が悪化するとして米国債の格付けを一段階引き下げた。

このため国債金利が上昇する一方で、ドルは主要通貨に対して全面安とマーケットが混乱し、トランプ政権での関税を使ってのディールをしている場合ではないとの騒ぎになり、トランプ関税の引き上げは一時延期となった。

◆日本の国債の格付け

周知のように30年前のようにトリプルAではない。

それどころか主要格付け会社による日本国債の格付けはシングルAクラス。

最上位のトリプルAから数えて4~5格下のレーティングだ。

さすがに「投機的水準」の一つ上位であるトリプルBクラスのイタリアよりも少しばかり上だが、政府債務のGDP比ではイタリアの約140%に比べ、日本は250%を超えておりイタリアより悪い。

◆財政赤字の実害

・国債価格は下がり、国債金利が上がることに伴い政府の利払い費がさらに増える。我が国の利払い費は現在、予算の4分の1を占めるに至っている。つまり、家計でいえば毎月の給料の25%が借金の返済に消えていくという悲しい話だ。

(この借金の返済25%には・・・利払い費だけで元本の返済は含まれていないという異常な状態にある)

・民間企業は発行する社債の格付けも下がり、資金調達が難しくなる。

・国債を多く保有する金融機関では債権の評価額が下がるため、含み損が発生する。

・政府の方では、国債を発行して資金調達しようにも、国債の消化に支障を来しかねないという問題も発生する。

◆財政赤字のコントロール

長年にわたって積み上がった財政赤字を一気に解消することは極めて困難だ。

このため、せめて国債金利負担を増やさないようにするにはプライマリーバランスを黒字にする必要がある。

そうしながら、GDPに占める金利の比率が上昇して財政赤字が発散しないよう、金利水準を上回る名目経済成長率を生み出す経済運営が必要となる。

しかしこうした経済運営の実現は厳しい。

というのも、人口減と高齢化の進展で、日本の潜在成長率は落ち続けているからだ。

こうした厳しい経済・財政運営が続いている中、短絡的・一時的な財政赤字拡大の容認や安易な国債発行依存には厳に注意が必要だ。

間違っても、金利や為替に突然の変調が生じないように・・・

(学23期kz)

以下の資料の出典:「債権管理レポート2025」財務省


横国大同窓会と意見交換

◆昨日、三田の事務所に近い横浜国立大学「富丘会」(経済・経営学部同窓会)を訪問、意見交換を行いました。

意見交換会には瓊林会(長崎大経済学部同窓会)の東京支部幹部も列席。

お互いの活動状況を報告し合い、会員獲得、財務運営、イベント開催の在り方などについて意見を交換。アイデアも出し合うことで、今後の活動に有益なヒントを得ることができました。

◆横浜国大経済・経営学部の前身は1923年創立の横浜高等商業学校。

同じ在京の官立高商グループとして、この先連携を深めていこうということになりました。

◆当方からは11月23日(日)の日本寮歌祭(於、日暮里・ホテルラングウッド)、11月29日(土)長州歴史ウォーク(於、明治神宮ほか)への参加を呼びかけました。

(鳳陽会東京支部 事務局)

富丘会事務所にて意見交換

人生の恋人は? その2

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年8月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

◆山の写真(文末)に“人“がいます。
山の“うぉーりー君“がいる。 探せ!(笑)
山に木を植林する前の地揃え作業をしている。刈払い作業で雑草を除去してくださっている。

「伐って、使って、植えて、育てる」森林の循環利用だ。
何か可怪しい?と違和感を持った人には拍手!
「植えて、育てて、伐って(きる)、使う」では?

木の成長過程からいくとこれが正しい。

◆しかし、戦後直後は禿山だらけの日本…
木材利用、また治山治水の為にも急がれた植林事業…
林野会計と言う特別な財政制度、山の公共事業としての意味合いの植林事業も嘗てはあった。

地域、樹種により標準伐期齢(伐採するのに最適な時期)が違う。戦後からある程度国力が増強された1970年代から本格的に始まった植林事業。
ほぼ植林から50年経過した今は、“伐り時“なのだ。森林の循環の始まりが“伐って“となった解である。

◆公共の建造物に積極的に木材を利活用しようとしているのは、この流れの出口を先ず作ろうとしているためだ。公共の建造物で始まった動きは一般の建造物でも木材利用が進みつつある。
柱材、板材の利用から大型の構造材としての集成材、CLTとか使用する木材の量(材積)を拡大する施策が林野庁を中心に進められている。
オリンピック会場となった代々木体育館(隈研吾さんの木材による建造物)、大阪万博の木の廻廊(リング)もその流れだ。

(岡山)

人生の恋人は?

山口大学経済学部同窓会

鳳陽会東京支部

【2025年8月 トピックス】

岡山支部 岡山Bさんからの投稿

日中はまだ酷暑が続く。

朝夕は少し過ごしやすくなり、虫の声中に、秋の到来待ちの声を聞く。

「山は海の恋人」と提唱したのは、宮城県の牡蠣養殖業者の畠山さんだ。
三代にわたる家業の異変に気付いたのは高度成長期…以前普通にいたハゼ、ウナギを見る事が少なくなった。

一方1日に200Lの水を吸う牡蠣にも異変が…

牡蠣の本番フランスを訪問する機会を得た。ワイマール川から注がれる海に注がれる水…それは牡蠣にとって栄養豊富な滋養の水であった。その源泉は豊かな広葉樹がもたらした水である事を知る。

宮城に帰り、海から川、川から山に。辿り着いた山、そこには“禿山“の山…



海を救うには広葉樹の山の再生に、その解決の糸口があるのではないか? そこから始まった地道な広葉樹の植林事業…
秋になると、落葉が始まり、それが年数を重ね、積み重なって腐葉土となる。そして天の恵みの雨水が腐葉土を通し、伏流水、湧き水となり、川に注ぎ、海に辿り着く。
牡蠣養殖のゆりかごがやっとできる。そして、豊かさを取り戻した海になる。

壮大な計画も一本の広葉樹の植樹から始まる。(結果5万本の植樹)
山-川-海と繋ぎ、とどのつまり“人の心に植林できたのではないか“と回想する話を伺うとガッテン、ガッテンとなる。



ふと思う、自分の“人生(生きるうえで)の恋人“は誰だっけ?(勿論、男女を問わない)
自問自答した。その答えの言の葉は、そっと心奥深くに納めておこう。(“耳順“過ぎの齢だから)

つづく

岡山B