「幻の九蓮宝燈成る!!」

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

【2023年3月トピックス】

話は、私が新入社員の頃ですから48年余り前の昭和49年のことです。
本社での4ヶ月に及ぶ新入社員導入教育を経て、8月に故郷の広島に配属されたのですが、ある日、ひょっこり、当時の支社長が独身寮に来られて、卓を囲むことに。
新入社員の私からすると当時200人余りの部下を率いる雲の上の存在の人で緊張もしたものです。
結構、旧き良き時代の人でいい意味で個性的でワンマンな人でした。

そしたら、その支社長がいきなり「九蓮宝燈」をやってしまったのです。
九蓮宝燈は一生に一回あがれるかどうかといわれる役マンで、この役をあがると、あまりにも運を使い過ぎてしまい、死ぬと言う噂があるほどの幻の役マンなのです。
何しろ9面待ちの純正9蓮であがったのですから。
支社長は大喜びでした。

そうこうしているうちに、これは休み明けに支社のメンバーに報告しないといけないという雰囲気になり、私が、掲示用の壁新聞を作ることに。
その時の見出しが、「T支社長、幻の九蓮宝燈成る!!」でした。
聴牌のカタチを絵にも描きました。
支社長のお墨付きをもらっているので、何も恐いものはありません。
誰も文句を言う人はいませんでした。
私もサラリーマン時代のヨイショはこの時が最初で最後で性に合わず続きませんでした。
結果は見ての通りの超スロー出世ぶりでした。(笑)

この支社長は麻雀は好きでしたが、あまり上手ではなく、通常は部下の人が手加減をするので、そこそこ成績はいいのですが、麻雀大会となるといつも駄目でした。(笑)
皆が賞を狙って、ガチンコ勝負で必死に打つからです。
この支社長、既に鬼籍に入られていますが、元気だった頃は昔のメンバーで支社長を囲む会があると決まって自慢のタネとなっていたそうです。


(学22期 Y・Y)
※コメントを宜しくお願いします。
①トピックス末尾の「コメントを残す」欄から。
あるいは
②私のメールアドレスへ 0rb6672r388367t@ezweb.ne.jp

山口大学経済学部同窓会 鳳陽会東京支部

★SNSに登録していただき、フォローをお願い致します。

コメントを残す